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映画の終了後には、テーマ曲に乗って、エンドロールが延々と流れるというのが、邦画でも洋画でも定番になっています。
しかし、クラシックの映画をみると、たいていは、オーケストラがジャジャーンと盛り上がり、エンドマークで幕というのが多いですよね。
そこで気になり始めたのが、一番最初にエンドロールのラストを採用した映画はなんだったかということ。
おそらく、1960年代後半から、1970年代の映画だろうと踏んでいるのですが、邦画と洋画それぞれで、最初にエンドロールのラストを採用した映画をご存知の方、いらっしゃいますか。

A 回答 (5件)

こんにちは、私は某大手系列の美術会社にて美術(セット)製作管理業務をしています。


私が最初にこの業界に入った昭和50年頃、大手の自社生産の映画作品はその製作スタッフ中八割は製作会社の社員でした、残りはメイク・結髪衣装などの会社外注ですからエンドロールの必要もなく映画が成立していたのだと思っています。
やはり日本映画でエンドロールが肥大化していった陰に、各スタッフがフリーランス化して、製作会社の名前だけでは責任の所在がはっきりしないと云うことにあるのではないでしょうか。
エンドロール以前は監督・脚本・制作の三本柱とメインスタッフだけというのが主流でした。
おっしゃる様に1960後半あたりから日本の映画もATGなどの小粒ながらしっかりとした映画が生まれる様になりスタッフロールも幾ばくかは長くなったようですが、
やはり角川映画など製作部に社員を抱えず作品契約で、規模の大きい映画製作をする会社が増える様になって、徐々に、助手もチーフまで名前が出る時代を経て、現場製作スタッフ全員の名前が出る様になり、最近ではセットの製作職人や各関係協力会社の名前などが載るような、いまに至っているのだと思います。ただ日本の場合まだ別に何も書かれなくても、契約の不履行になるわけではありませんので、制作者サイドの自由裁量と云ったところでしょう。この辺がアメリカなどとは大きく違うんではないでしょうか、コッポラはかつて地獄の黙示録でエンドロールを抜きユニオンと不仲になってその後の創作活動に苦労しているようですし・・・
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この回答へのお礼

貴重な情報ありがとうございました。
エンドロールが、やたらと長くなってきた背景は、なんとなく見えてまいりました。
角川映画の第一作の「犬神家の一族」あたりは、確認してみたいところですね。
1970年代初期のATG作品も、我が家にあるDVDは確認してみることにします。
「地獄の黙示録」は、確かにエンドロールどころか、タイトルさえ出てて来ませんよね。すべてが規格外の映画でした。

お礼日時:2008/09/16 17:35

ハリウッド映画ですが、1950年代くらいまでは、最後に配役表が2枚くらい出て終わったと思います。

当時はどの役を誰がやったかを知らせるのが目的だったかと(メインタイトルには配役は出ないので)。
ハリウッド映画は50年代くらいまではスタッフもキャストも映画会社の社員だったり契約している人だったりしましたが、その後、製作がしだいにプロダクション単位になり、スタッフもキャストも作品ごとに集められるようになりました。そのため、社員から自由業になり、やがて、組合がかかわった人すべて名前出すようにと要求するようになり、長いエンドロールになったと記憶しています。
エンドロールも、60年代にはすでにあったと思いますが、最初は今のように長くなかったです。すーっと流れて終わってしまうくらいでした。
そんなわけで、何が最初かを知るのは無理でしょう。こういうのは少しずつ少しずつできあがっていって、今の形になるので、はっきり最初があるわけではないからです。エンドロールもしだいに長くなっていったので、どこからが長くてどこからが短いかを言うこと自体が無理だと思います。短いエンドロールなら、それこそ、大昔でもあったと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
エンドロールが、長くなる理由は、やはり映画の製作背景が変ってきたという事情が大きいようですね。
昔の映画を見るのが好きなので、そのあたりの事情を頭に入れながら、エンドマークの後も楽しませてもらうことにします。

お礼日時:2008/09/17 14:17

No.2です。

再びの登場お許しを。。

まず、スターウォーズのエンドロールが長い理由が判ったのですが。
結局のところ、今までのタイトルロールのスタイルではなく、
全てをエンドロールへ持って行ったから、も、あるらしいです。
この確認はしていませんが、記事にあって。↓なので、どなたか
わかる方は反応して下さるとよいのですが。

あと、やはり70年代になってから今のようなスタイルになったけれど
昔もエンドロールはあったようで、同じ記事↓に48年と2005年の
オリバーツイストの話が出てきます。(初回は主役級のみと)
モダンタイムスにしてもカサブランカにしても、劇場でご覧になっての
お答えなら・・何とも申し上げられないですが。でももしDVDで、
となると、劇場で見るのとやはり違うのではないでしょうか・・・?
地上波でのエンドロールカットは論外ですが、ま、どこかで
カットされたのかも知れませんし。
それも今では不思議ではないように思うのです・・。

今後オリジナルを劇場で見ることは、殆ど不可能でしょうから
真偽のほどはわかりませんが、謎は謎としてではなく、いつか又
劇場で本物を見られる機会が来たらその時は!と、この一件から
新たな楽しみが増えたと言うことで、、、
私はそろそろ引き上げます。では・・。

参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Closing_credits
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

DVDを所持しているいくつかの作品について、確認してみました。

まず、「カサブランカ」「モダンタイムス」は、やはり僕の記憶どおりでした。
「卒業」は、エンドマークはありませんでしたが、フェイドアウトした後で、主な出演者のみのテロップ。
「イージー・ライダー」は、あの衝撃的なラストの後、出演者と、挿入曲のみのエンドロール。
「犬神家の一族」は、まずまちがいなく、ロングエンドロールと踏んだのですが、意外にもエンドマークであっさり終了でした。
エンドロールですと、確かにジャッジが微妙ですよね。
今度は、エンドロールではなく、エンドマークで終わる映画は何が最後だったかなんて、興味がわいてきました。
レポートはまたなにかの機会に。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/17 22:00

映画が好きで小さい頃から見てますが、エンドロールに関しては


近所で見ていた映画館での記憶があって(5歳~10歳←半世紀前)
確認の為に、今こんなのを↓見つけてきました。
http://blog-imgs-21.fc2.com/s/n/n/snnantn/080605 …
(大きくしないと何だか判らないです)
無声映画からトーキーへの切り替わりには既にあったということに。

スターウォーズの第一作目から長いということは、確かに
低予算での映画では、そこでお礼するよりなかったのでしょうね。
しかし、ロード・オブ・ザ・リングは長い!。。

邦画はあまり記憶にはないですが、五社協定後(50年代)には
あったのでは?と思いますが、確認出来ないですね。。
黒澤監督の羅生門が、ヴェネチア国際映画祭グランプリ
受賞してるのが51年ですから。。
よく見ていた裕次郎さんの映画でも、見たように思うのですが、
加山雄三さんだったか。。どちらにしても記憶の彼方です。
忘れてください。。

83年に公開された大林宣彦監督の「時をかける少女」のエンドロールから
長くなったと言う人もいるようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
チャップリンの「モダンタイムス」は、チャップリンとポーレット・ゴダードが、腕を組んで歩いていく後姿でエンドマーク。
「カサブランカ」は、ボギーとクロード・レインズが、霧の中を歩いていく後姿でエンドマーク。
エンドロールまでは、なかったような記憶です。
もしあったとしても、今のように延々と続くエンドロールではなかっと思います。
「卒業」あたりは微妙ですね。DVDがあるので調べてみます。

おっしゃられるように、低予算映画が、協力してくれた方へのギャラの変りに、クレジットをサービスしはじめたというのは案外正解かもしれませんね。
映画が、娯楽の王様として、その権威を失ってくるにつれて、関係者にも低姿勢になってきたというところでしょうか。
そうなると、エンドロールが現れ始めた時期と、合致しますよね。

お礼日時:2008/09/16 09:57

それなりにエンドロールが出始めたのはどこからかわかりませんが



マットペインターやモデルクリエーター、果ては弁当屋だの監督の秘書あたりまで出すようになったのはスターウォーズ(シリーズ化決定前の第一作で、オープニングをはじめ幾つかのシーンが現在視聴可能な物とは違い、ブートレッグ以外で確認は不可能)だとされていたと思います。まあ、GafferやBestboyあたりはこれ以前でも出ていたかもしれません。

この回答への補足

僕が確認できているところで、エンドロール採用の一番古い映画は、洋画の部では「ゴッドファザー」の1作目。これが1971年。
邦画の部ですと、「野生の証明」。これが、1978年。
「人間の証明」もそうだったような記憶なんですが、確認できません。
邦画は、もっと古いのありそうですね。
「砂の器」は、DVDがありましたので確認してみましたが、これはハンセン氏病の説明の後、「終」のマークで幕でした。この映画が1974年です。

補足日時:2008/09/16 00:22
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