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この実験の試薬としてExtraction Buffer中には尿素とドデシル硫酸ナトリウム、Lysis Solution中にはジチオスレイトール、Enzyme Solution中にはプロテアーゼKが主成分として含まれているんですけど、この各成分の役割はなんなんでしょうか?どなたか詳しい方,大変申し訳ありませんが回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

#1ですが、これら試薬はDNAには作用するのとは違うと思います。

DNAを取ってくるために他の細胞成分に作用させています。尿素は強力なタンパク質変性剤でSDSは界面活性剤ですので、サンプルのタンパク質を変性させる(酵素なら失活させます)とともに生体膜を破壊します。DTTは還元剤ですので、サンプルが必要以上に酸化されることを防いでいます。プロテイナーゼKは各種酵素(核酸分解酵素など)を含むタンパク質を分解します。つまり、このキットを用いて抽出すると、細胞構成成分のほとんどが不活性化され分解されます。そして、残ったDNAが取れてくる、という感じではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
100%理解したか分かりませんが、
この方法についてかなりの知識を得ることができました。
詳しい説明本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/12/02 19:35

まず、それら試薬はタイトルの「PCR法について」とは関係ないと思います。

尿素とSDSは変性剤ですし、DTTは還元剤、プロテイナーゼKは文字通りタンパク質分解酵素です。サンプル作成用の試薬でしょうね。これら試薬を使って細胞を壊してDNA(多分ゲノムDNA)を取ってきて、それをPCRするのでしょうね。
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この回答へのお礼

なるほどそうなんですか。
ありがとうございます。
追加みたいな感じになって失礼なんですが、その変性剤、還元剤、たんぱく質分解酵素はそれぞれ何に作用するんでしょうか?
やはり回答にあった通りにすべてDNAに作用するんでしょうか?

お礼日時:2008/12/01 17:25

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