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創作系同人誌(非版権モノ)の著作権は主張できるのでしょうか。また、著作権保護対象となる条件、出版社からの刊行物と同人誌の違いについて教えてください。
お願いします。

A 回答 (7件)

>> 大規模同人=出版社みたいなことにもなりそうですね。



編集者に育てられるという面もあるにはありますが、同人は出版社に敵わない最大の理由が書籍流通です。
本は初版1万部でヒットに入りますが、全国に書店は5万点弱あります。ここに、宅配便みたいな仕組みで配送しては、コストがかかりすぎるので、東販、日販などの書籍流通会社を大手出版社の共同出資で作ったのが始まりで、今では、この2社で寡占状態となっていて、出版社を振り回しています。この流通の仕掛けは、世界で最も安価で大規模な流通ということで知られています。
出版者からの卸値を決めるのはこの販社で、大手出版社で7掛前後、小出版社には5掛前後となっているようです。1000円の本を作ると、大手では、販社と書店で300円を取り、出版社には700円となります。小出版社では500円ということですね。この中から本を作るお金を出すということになります。
同人のほとんどは、この流通からはじかれています。同人をまとめて、代行して利益を得ている、自分では出版をしないという出版社もありますよ。

それと、ほとんどの書店は、本を買って並べているわけではなく、出版社から借りて並べています。なので、出版社にお金が入るのは、書店で本が売れてから2か月から半年後です。

この2つがネックになって、書店に同人誌はほとんど並ばないんです。
その結果、コミケとかネット販売に頼ることになりますが、どちらも極めて高い流通費となってしまいます。

基本的に、「紙の本」には、同人の未来はないと思います。他の方法で著作権を確保する方法を考えるのが良いかと。最も、インターネット自体は、パソコン通信で著作権を尊重しようとした動きを全否定した形で登場したものなんで、ネット配信も今のままだとなかなか個人使うには難しいですが。
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この回答へのお礼

有難う御座います。
出版社と日販、トーハンとの関係がわかりました。
紙媒体、ネット双方とも難しい現状・・・
無料の情報が氾濫している現状では、有償の情報、娯楽を創出するのは困難ですね・・・
その辺はやはり今のトコロ、既存の大手メディアの介在を期待するしかなさそうですね。
同人作家の活動に最適な方法、媒体の創出が同人作家の急務ですね。

お礼日時:2008/12/04 01:27

出版社はほとんどの場合、著作権は持てませんよ。

著作権を持てるのは、著作者か、著作者から譲られた誰かだけです。
その意味合いでは出版社が著作権を主張してどうこう、というケースはほとんどありません。出版権(版権)を争うかケースがほとんどです。
新聞や週刊誌などは記者が業務の範囲で記事を記事を書くケースが多いので、出版社が矢面に立ちますが。

日本の場合、著作権は、執筆した時点で発生しますが、係争時には、その時期を証明する必要があります。そのため、文化庁への登録が可能になっています。アメリカなど、海外では登録制のところもあります。日本は特許は登録制ですね。アメリカと逆になっています。

http://www.bunka.go.jp/chosakuken/touroku_seido/ …

作家たちの集まりが、ココです。
http://www.bungeika.or.jp/top.htm

出版社と同人の違いは、第三者が出版するか、作家本人が出版するかですね。
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この回答へのお礼

有難う御座います。
上記のサイト閲覧させて頂きます。
専業作家になるメリットって現在では極めて少ない、という感想を持ちました。
作家が出版社に依存するメリットが無いような感すら・・・
作家が出版社を運営するような事例の方がこれから増えそうな感もします。
大規模同人=出版社みたいなことにもなりそうですね。

お礼日時:2008/12/03 23:38

> その主張をするにもお金がかかるのですね。


> 法律は素人には冷たく出来ているようで、少し残念です。

 素人に冷たいというのは、誤解ではないでしょうか。
出版社の庇護を受けていない一介の同人作家であっても、
人気プロマンガ家と同様に著作権を主張できるんですよ。

 むしろ法律は、万人に等しく適用されるという点で、
素人に対して優しいのではないでしょうか? さらに
言えば、権利を主張するにもお金がかかるというのも
おかしいですね。裁判を起こすなら弁護士への着手料は
必要かもしれませんが、勝てばいいんですよ。

 出版社とは言えお金がふんだんにあるわけではなく、
裁判を起こすためにお金が必要となると、それなりの
稟議書を通さなければなりません。編集者や作家個人の
判断で進められない分、素人のほうが気楽かもしれません。
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この回答へのお礼

有難う御座います。
そう考えれば光明も大きく感じられます。
且つ、出版社に束縛されるより、生業を持ちつつ好きに執筆し光明が差すのを待つ方が気が楽なようにも思えます。
タレント本や「チームバチスタ」のようにあくまでも副業、或いは趣味として執筆し、生業における知識が作品に生かされれば幸いですね。
専業執筆家を目指すより実力のある同人作家を目指す方が現実的な選択かもしれませんね。
経済が落ち込んでゆくこの先、芸事だけで生きていくのは難しいですよね。

お礼日時:2008/12/03 21:08

 著作権は、あらゆる著作物に発生します。

同人作家が描いたマンガで、
まだ世の中に出ていない作品にも、著作権は発生しています。

 ただ、著作権が発生していることと、著作権を根拠に権利を主張する
ことは微妙に異なります。たとえば、オリジナルで未発表の同人マンガに
そっくりな作品が発表された場合、偶然にも同じ作風だったということに
なり、盗作を主張するのは難しいです。

 いっぽうで出版社が発行しているマンガであれば、どんなマイナーな
作品であっても一度は世に出ているので、まったく知らずに同じような
マンガを創作したとはいいづらいですね。

 なお、既存マンガをモチーフにした同人マンガにも著作権は発生します。
ただ、他人の著作権を侵害しているので、著作権に伴う財産権を主張する
ことはできません。たとえば涼宮ハルヒのエロ同人マンガを描いたとして、
そのマンガ自体に著作権は発生しています。しかし、その著作物で収益を
得るとなると、同人作家のほうが逆に訴えられます。収益に関係なく著作権
侵害で訴えられる可能性もあります。

 ただし、そのエロ同人マンガを同人作家○○さんが描いたという著作者
人格権は失われません。もっとも、その著作者人格権は何の役にも立た
ないのですが。著作権はあくまで権利であり、実益ではないのです。

> 著作権保護対象となる条件

 そういった条件はありません。著作権は権利であり、法律でその権利を
規定しているだけです。権利の保護は、著作者が主張することであって、
法律で自動的に保護されるわけではないのです。
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この回答へのお礼

有難う御座います。
権利はあっても主張しないと、発動しないのですね。
その主張をするにもお金がかかるのですね。
法律は素人には冷たく出来ているようで、少し残念です。

お礼日時:2008/12/03 18:40

著作権は、創作性が認められれば、同人だろうと出版社だろうと関係なく主張できます(勿論個人でも)。


主張は出来るけど、著作権と言うのは親告権利(自らが主張しないと認められない権利)なんで、同人の場合は保護対象を管理しきれないだけの話。出版社はそれ用の部署(法務部等)があります。
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この回答へのお礼

有難う御座います。
お抱え弁護士・・・著作権の主張って大変なんですね。

お礼日時:2008/12/03 18:31

日本の法律ではパロディー物の同人誌も含め


創作性のあるものであれば著作物と認められ
著作権が発生するようになっています。

ただし、同人誌のように個人単位で出版するものは
当然著作物やそれに係る権利等の管理も
個人レベルで行わなければならず
その負担は大きなものとなります。
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この回答へのお礼

有難う御座います。
法知識に精通していなければ、自身の出版物の権利の管理、維持は難しいのですね。
管理、維持費にかかる経費に比して、著作物の生み出す収益が少なければ著作権の行使は経済的にマイナスになることもありそうですね。

お礼日時:2008/12/03 18:27

著作権は「全ての著作物」にありますので、それを出版社が出しているとか同人だからといってあるないが分かれたりしません。

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この回答へのお礼

有難う御座います。
同人誌の著作権も認められる、保護されるということですね。
多くの同人作家の朗報です。
第二のアフロ・サムライを目指します。

お礼日時:2008/12/03 18:19

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