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試料:卵白希釈液
酵素液:トリプシン溶液
試薬:(1)10mMリン酸緩衝液(pH7.6)
   (2)10%トリクロロ酢酸溶液
   (3)アルカリ性銅試薬
   (4)フェノール試薬(2倍希釈)

1.試薬のそれぞれに卵白希釈液2.0mlとる。
2.(1)、(2)の試験管は100℃で15分加熱する。
3. (1)、(3)にはトリプシン1.0mlを、(2)、(4)にはリン酸緩衝液1.0mlを  加え、4本全てを37℃で20分間加温する。
4.冷却した後、冷トリクロロ酢酸溶液1.5mlを加え、よく混合する。
5.4本の試験管を100℃で15分加熱する。室温まで冷却した後、遠心分  離(2500rpm、10分)する。

この条件で遠心分離を行った場合、試験管の遠心分離後の沈殿量を見ると、沈殿量が多いほど、タンパク質を分解する液による卵白の消化・分解が少ないことを意味している、といえますか?または、多いことを示すことになるのですか?混合して、自分は少ないと思うのですが気になったので質問しました。教えて下さい。お願いします。

A 回答 (2件)

#1ですが、系が統一されていないことが問題です。



(1)…リン酸buffer 変性→消化→変性
(2)…TCA 変性→変性
(3)…アルカリ性銅 消化→変性
(4)…フェノール試薬 変性のみ

となっていて、おそらく見たいのは変性前後の消化の差だけだと思うんですが、これだと違うbufferのファクターが出てきてしまいます。

つまり、(1)と(2)を比較するなら、初めからリン酸かTCAで系を統一しないと厳密な議論(変性前後の消化の違いをみる)をすることが出来ないというわけです。まあ、実質的には同じ結果になると思いますが
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2008/12/22 19:20

変性前と変性後の卵白タンパクの消化の違いを見ているとお見受けいたしましたが、それでよろしいですか?




加熱変性後のタンパクの沈殿量を見ているので、おそらく
沈殿多い→より消化されていない
と見ていいと思います(消化されたペプチドは熱変性の影響を受けない 不溶なペプチド断片もあるが、トリクロロ酢酸を加えているのでそこまで影響はない)。あと、Lowry法で上清中の色の変化を見れば(色が濃いほど上清中のペプチド断片が多い)、問題ないと思います。


しかし、まさか試薬番号と試験管の番号って一致しているんですか?それだとかなり問題な気が…
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この回答へのお礼

詳しい回答、ありがとうございます。
しかし、まさか試薬番号と試験管の番号って一致しているんですか?それだとかなり問題な気が…
についてですが、試薬の数字と試験管の数字は一致しています。どんな問題があるのか、詳しく教えて下さい。

お礼日時:2008/12/14 08:34

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