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大学生です。化学が苦手なため、頑張っている最中です。

実験説明を先生から受けている途中、
「スリ付きナス型フラスコのスリの部分に試薬をつけないように」
と指示されました。
実験内容は、『サリチル酸メチルの合成』でサリチル酸をビーカーでメタノールに溶かしたあと、問題のスリ付きナス型フラスコに流し込むという時点で注意を受けました。

何故なんでしょう?
スリの部分についてしまって、固着させてしまうような物質ではないと思うのですが…。
化学が得意な方、素朴な質問にお答えいただけると嬉しいです。

A 回答 (4件)

shukoukinさん、こんにちは。



この実験に限らず、スリ付きのガラス器具を扱う際には、なるべくスリに試薬を付けないようにします。
その理由としては、例えば次のような点が考えられるでしょう。


1.試薬をロスするから。
 ナスフラなどに試薬を仕込む場合、重量や体積をもとに量を測って入れると思いますが、
 スリに付着した分の試薬は明らかに反応に参加しないため、ロスとなり、
 実験精度を落とす要因になります。
 付着してしまったら、少量の溶媒でなるべく洗い流すなどしますが(溶媒の量に関して
 それほど厳密でなくてもよい場合の話ですが)、あまり大量の溶媒を加えるわけにも
 いかないので、できるだけ付着を避けます。

2.shukoukinさんのご指摘のとおり、固まってしまうおそれがあります。
 何度も使えるように大切に扱うならば、できるだけ付着させないことが望ましいです。
 もっとも、私は大学時代、ガラス器具を壊しまくった気もしますが…^^;
 ちなみに、特に何かを付着させたということがなくても、スリはよく固まります。
 熱したりして外したりしますが、それでも駄目な場合は、半分壊す覚悟で
 力技(叩くなど)に頼ることもあります。


理由を考えることは大事だと思います。
ただ、これは化学実験における基本的な注意事項の一つですから、とりあえず身に付けてください。
ご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

そういうことだったのですか…。
大変参考になりましたm(__)m スリ付きの器具という物は、けっこう扱いの難しい器具なんですね。化学が苦手とは言え、以後実験中には気をつけて行いたいと思います。
今回は回答を与えてくださり、ありがとうございます。
また何かしら疑問に思うことが出てくるかもしれません。そのときはまたよろしくお願いいたします。

お礼日時:2006/05/21 23:39

とりあえず、固着に関しては実験後にいろいろな手段で


対処することが可能です。
なので、ここでスリに溶液をつけるのを避ける大きな理由は、
「合成反応の真っ最中に、気密性が損なわれる原因になる」
ことだと思います。

固着しなくても、固体がスリの上に載った状態では、
やはり気密性は落ちますから・・・。
(グリスなしなら特に)
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説明は既に出ているとおりだと思いますが、1つ追加します。



>固着させてしまうような物質ではないと思うのですが…。
サリチル酸は固体です。操作の過程でサリチル酸を溶かしているメタノールが揮発すれば固着します。もちろん、サリチル酸の量にも依存しますし、必ず固着するというわけではありません。
しかし、そういったリスクを避ける意味でも、習慣として「スリの部分に試薬を付けないようにする」ことは重要です。
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>スリの部分についてしまって、固着させてしまうような物質ではないと思うのですが…。



スリの部分についてしまって、固着してしまうような物質も反応もあります。
大学の学生実験では正しい実験操作の基本を学んでいる最中だとお考えください。
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