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現在、モノクローナル抗体の作成を計画しています。
抗原としてリコンビナントタンパクを使うやり方をよく見るのですが、なぜリコンビナントタンパクを用いるのでしょうか??
基本的なことですみませんが、教えて下さい。

A 回答 (3件)

では、質問者様は何を抗原にした方がいいとお思いですか?



仮に、抗原にしたい生物内のタンパク質そのものを抗原に抗体を作るとします。抗体を作るためにはどのくらいの量のタンパク質が必要と思いますか?

その量のタンパク質を精製してくるのは大変です。そもそも生物体内で量は少ないですし、精製の方法もめちゃくちゃ難しいです。

リコンビナントタンパク質は、量を確保しやすい、精製の方法もタグを就ければある程度容易です。

抗体を作るためには、まず抗原になるタンパク質がある程度の量が必要であるのです。

他に、何か質問者様が想定することがあるのでしょうか?
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質問の主旨がよくわからないのですが、簡単にいうとモノクロをとりたいからリコンビナントを使うということだと思います。

ハイブリドーマのスクリーニングもELISAでできますし。目的タンパク由来の合成ペプチドを抗原とする場合はポリクロのほうが応用範囲が広いです。簡単にいうと大きな抗原(たんぱく質)にはモノクロ、小さな抗原(ペプチド)にはポリクロです。勿論、細胞表面に発現しているたんぱく質ならば細胞自体を免疫源として使えます。

リコンビナントは大腸菌で作成するのですか?もしそうならば、免疫に用いるリコンビナントの標本に外毒素(エンドトキシン)が入っていないことを前もって確認してください。もしそれが含まれているとマウスはエンドトキシンショックを起こして免疫期間中に死んでしまいますので。

経験上、ハイブリドーマのスクリーニングの方法が一番大事です。簡便で一度で沢山のサンプルを処理することができ、かつ定量性のあるアッセイシステムを確立してください。モノクロをとるのは膨大な時間と試薬を要しますので、実験を始める前に指導教官とは充分すぎるぐらいの時間を使って議論してください。
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抗原にはリコンビナントタンパクだけでなく、合成ペプチドやDNA、細胞など色々あります。

欲しい抗体の用途によって変わってくると思います。ウエスタンブロットに使いたいにか、フローサイトメーターに使いたいのか、免疫染色に使いたいのかなどなど。リコンビナントタンパクがもともとあってそれを使うのか、わざわざ合成する必要があるのか、指導教官等に確認する必要があると思います。
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