島崎藤村の「破戒」を読んでいるのですが、
文中に「黄なーー」という表現が度々出てきます。
おそらく色以外の意味で「ーー」の部分に
かかっているのだと思うのですが、
どうも意味がわかりません。読みもわかりません。

前後の文脈は以下のようなものです。

「やがて顔に流れる膏(あぶら)汗を拭いた。
筵(むしろ)の上の籾は黄な山を成している。」

この「黄なーー」というのはどういう意味なのでしょうか?

A 回答 (2件)

あかい、あおい、しろい、くろい、はありますが「きい」「みどりい」は無くて黄色い、黄色の、緑のになりますよね?


これは元々日本語に黄色と緑色を表す言葉が無くてあとから漢字と一緒に入ってきたからだといわれています。
それ以前には黄はあか、緑はあおで一緒に表現されていたと言われています。
1の人と同じでこの「黄な」は「黄色い」「黄色の」と同じ意味と思います。「緑の」と似ています。

気分を表す言葉ではありませんね。黄色から連想としてそういうなにかたそがれた意味を感じ取る、くみ取るのはとても面白いと思いますが。
読んでみると藤村は「黄色い」も使っていて意識的に「黄な」「黄に」を使い分けているようですね。(確かに空気とか雰囲気をかもすために意図的に色の表現を多く使っているように思います)

この回答への補足

お礼を書いた後ですが、
読み進んだ先で下記の一文もあったので引用しておきます。
主人公の父親を死なせた牛を、屠殺場に送った、
感慨深い場面です。

種牛の片股は未だ釣るされたままで、
黄な膏(あぶら)と白い脂肪とが日の光を帯びていた。

「白い脂肪」との言い分けが、不思議ですね。
そしてまた日の光が…。

「黄なーー」はずっと気になりそうです。

補足日時:2009/01/30 17:43
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この回答へのお礼

なるほど、気分を表す言葉では無いんですね。
確かに「顔を赤くする」「顔を青くする」はあっても
「黄色」は聞いたことがありませんよね。

また、「黄な」がひっかかったのは、
そういった日本語の歴史にも関係していたということですか。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/30 14:05

「黄な」(きな)→もともと「黄なる」(きなる)『黄色の』


という意味ではないでしょうか?
ちなみに
「黄な粉」(きなこ)も 「黄なる粉」の意味です。

この回答への補足

もう少し探してみたところ、「黄にーー」「黄のーー」という表現もありました。
文脈からするに、夕時の場合が多い気がします。

「黄昏」っていう言葉に「黄」という色が入りますよね。
ひょっとしたら、そういう日が暮れるような気分を、
「黄なーー」と表現するのでしょうかね…。

補足日時:2009/01/29 10:47
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