
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
あかい、あおい、しろい、くろい、はありますが「きい」「みどりい」は無くて黄色い、黄色の、緑のになりますよね?
これは元々日本語に黄色と緑色を表す言葉が無くてあとから漢字と一緒に入ってきたからだといわれています。
それ以前には黄はあか、緑はあおで一緒に表現されていたと言われています。
1の人と同じでこの「黄な」は「黄色い」「黄色の」と同じ意味と思います。「緑の」と似ています。
気分を表す言葉ではありませんね。黄色から連想としてそういうなにかたそがれた意味を感じ取る、くみ取るのはとても面白いと思いますが。
読んでみると藤村は「黄色い」も使っていて意識的に「黄な」「黄に」を使い分けているようですね。(確かに空気とか雰囲気をかもすために意図的に色の表現を多く使っているように思います)
この回答への補足
お礼を書いた後ですが、
読み進んだ先で下記の一文もあったので引用しておきます。
主人公の父親を死なせた牛を、場に送った、
感慨深い場面です。
種牛の片股は未だ釣るされたままで、
黄な膏(あぶら)と白い脂肪とが日の光を帯びていた。
「白い脂肪」との言い分けが、不思議ですね。
そしてまた日の光が…。
「黄なーー」はずっと気になりそうです。
なるほど、気分を表す言葉では無いんですね。
確かに「顔を赤くする」「顔を青くする」はあっても
「黄色」は聞いたことがありませんよね。
また、「黄な」がひっかかったのは、
そういった日本語の歴史にも関係していたということですか。
ありがとうございます。
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