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仕事で高温高湿試験に携わる機会があったのですが、
樹脂が大きく変形してしまいます。

高温により、残留応力が開放され樹脂が変形する理屈は解るのですが、
湿度は変形に対しどのように作用するのでしょうか?

ご教示願います。

A 回答 (2件)

高温下で、残留応力によって変形してしまうのは、温度上昇によって、


分子の動きが活発となり、その結果、分子間で「ずれ」やすく(粘度低下)なるからだと思います。
残留応力によって、変形しようとする力に耐えているのは、その高分子の粘度が高いからです。

高温多湿(高温高湿よりも、日本語的には高温多湿の方が正しいと思います。)では、
加水分解や吸湿による膨張が起こります。
材質にも寄りますが、私としては加水分解よりも吸収した水分が可塑剤として働き、
粘度低下、変形のしやすさにつながっている効果の方が大きいと思います。

高温多湿下では、高分子に水分が吸収され、吸収された水分が高分子分子鎖間で可塑剤として働き、
高分子間をずれやすく(つまり粘度を下げて)してしまうため、乾燥状態に比べ、変形しやすくなる。
ということだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

やはり高温だけでなく高湿下では樹脂が変形しやすいようですね。

勉強になりました。

お礼日時:2009/02/28 19:20

高温高湿の場合、分子同士のが結合の穴が広がり、膨潤したり、加水分解を起こすことが有りませんか。

 高湿で塩水噴霧した状態で
過酷テストすると、白くなったり、クラックを起こす、樹脂の柔軟性が
無くなるという事例もあります。
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この回答へのお礼

過酷なテストによる白色化やクラックも
なぜそうなるのか興味深いですね!!

回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/28 19:21

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