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大昔にちょっとだけ経理をやった者です。
改めて、簿記二級の勉強を始めたところですが、
社債の償還の問題で、社債利息と社債が取ってつけたように、計上される部分の理屈がよくわかりません。

(問題)某会社(年1回9月末決算)は、平成18年9月30日に、社債額面¥4,000,000を¥100につき¥98で買入償還し、代金は小切手を振り出して支払った。この社債は、平成15年10月1日に、¥100につき¥93、償還期間5年で発行したものであり、償却原価法(定額法)を採用している。

(解答)
借方
社債利息    56,000
社債   3,888,000
社債償還損   32,000

貸方 
社債      56,000
当座預金 3,920,000
となっています。

質問ですが、
(1)社債が借方3,888,000
    貸方   56,000
 と両建てになっていますが、借方だけに、
 前期末(当期首)の3,822,000としてはだめですか?

(2)社債利息も含めた金額88,000で社債償還損とはできないでしょうか?

(3)そもそも、社債利息56,000を計上するために、
 貸方に(強引に?)社債56,000を計上しているような感じがしますが、この理屈がよくわかりません。

シロートの事ですので、会計基準等があるとしても、何も知らないので、無茶苦茶な事を言ってるかもしれませんが、よく理解できませんので、どなたか、ご指導いがだけますか?

A 回答 (1件)

最終的に精算表を作れば両建ての部分は相殺されますのでおっしゃることもわからなくはないですが、相殺された回答を見て、どうしてそうなるのか理解でるでしょうか。

(理解できるのであればその部分は勉強不要でしょう)
参考書というのは経過を示すことも必要ですから、そういった書き方がされているのだと思います。
ちなみに、私の持っている参考書では相殺後の回答も別解として掲載しています。

本問のばあい、まず決算整理として当該年度の社債償還の仕訳を行い、その後に買入償還の仕訳を行うという整理になりますから、まず

社債利息 56,000 / 社債 56,000

という仕訳が実施されます。

当該社債は発行から3年が経過することになりますので、そのまま決算を終えれば貸借対照表上は貸方に3,888,000円が計上されます。本問ではこれを期末に100円当たり98円で償還していますので支払額は3,920,000円であり、貸借対照表の社債額との差額32,000円が社債償還損ということになります。これを仕訳すれば

社債    3,888,000 / 当座預金 3,920,000
社債償還損    32,000

となり、これが問題集に載っている回答となります

以上よりご質問についてお答えすることとなると、
(1)別解として正解にはなると思いますが、どうしてそうなるのかを明確に示していません。お金の流れを理解する意味でも問題集の解答を覚えていただくほうがよろしいでしょう。試験で解答欄が足りなくなってから相殺しても間に合います。
また、社債金額が3,888,000円になるのは「当期末」ですので間違えないようにしてください。(当期首ではまだ3,832,000円が社債額です。期末に利息を支払って初めて3,888,000円になります)
(2)償還損は利息とは異なりますから(しいて言えば有価証券売却損といえるでしょう)、同じ「費用」に属する項目ではありますが、まとめては不都合があると思います。(うろ覚えですが、社債利息は営業外費用であり、社債償還損は特別損失ではなかったかと思います)
(3)社債の利息計上は期末(期中に償還すればそのとき)に行いますから、社債利息56,000円を計上するのは通常の決算整理です。利息は期間中を通じて徐々に発生すると考えられますから、強引でも何もありません。

ご質問を見ていますと社債利息が期首に発生すると勘違いされているのではないかと思われます。もしくは社債発行からの経過期間を誤っておられるのでしょうか。もう一度問題をよく読み返してみることをお勧めします。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
今一度、読み直して見ます。

お礼日時:2009/03/29 16:17

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