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東洋経済のネット記事読んだのですが、
EB債ってふつうにみんな買っている商品なんですか?
2つ大きな罠があってやばいみたいなんですけど、
これからも被害でますかね?
(´・ω・`)

https://toyokeizai.net/articles/-/658695

胴元が多くを中抜き
仕組債の代表的な類型である他社株転換債(EB債)について

EB債の価値は、商品ごとに決められた特定の企業の株価などにヒモ付けられている。
EB債を購入した後は、参照先の株価の動き方によって3通りの結末がある。

1つ目、
株価などがあらかじめ定めた上限に達して自動的に現金化され、
利息分の収益を得る「ノックアウト」。

2つ目、
反対に指数が下限に達し、多くの場合に元本を棄損する「ノックイン」。

3つ目、
株価が一定範囲内に収まり満期償還を迎えるパターン。

これのどこに問題があるのか。理解しやすいように、話をサイコロゲームになぞらえて、
極端に単純化してみる。

仮にサイコロを振って「1」「2」「3」「4」「5」の目が出れば、
投資家は元本に対して数%の利益を得られるとしよう。
この状況が「ノックアウト」にあたる。

しかし「6」が出ると、元本の数割程度の損失が発生するとする。
この状況を「ノックイン」という。

金融庁はこうした仕組みに、重大な問題点が2つあると見ている。
不透明かつ不当に重たいコストと、リスクとリターンの不均衡だ。

実は「サイコロゲーム」の参加者は、
サイコロを振るたびに(つまり仕組債を購入するたびに)、
参加料(コスト)を支払っている。証券界は長らく「仕組債にコストは存在しない」との建前を
貫いていたが、金融庁は2022年、仕組債の隠れた実質的なコストが年率換算で
「8~10%程度」に上るとの試算を公表。庁内では
「なかには実質コストが20%超に上る悪質な商品も存在する」(中堅職員)との見立てもある。

投資家はゲームに勝利して利益を得ているのに、
実際には多額のコストを支払っているというのは一見、
矛盾しているように思えるかもしれない。

この「サイコロゲーム」には、外側から見えにくい“仕掛け”がある。
「1」~「5」の目が出る(つまり購入した仕組債がノックアウトする)場合に
発生する賞金(オプションプレミアム)は、ゲームの参加者である投資家が
総取りしているわけではない。

実際には、胴元(金融機関)と投資家が分け合うことになっている。
そしてコスト構造の不透明さをよいことに、胴元側がオプションプレミアムの
大部分を中抜きしているケースが珍しくないのだ。これが隠れた実質コストになっている。

当局が購入意義を否定
一方で、ゲームとしての仕組みを理解すると、「面白い金融商品ではないか」と
思う人も中にはいるかもしれない。「『6』の目が出ない限り損はしないのだから、
『1』~『5』の目に賭けてみたい」というニーズ自体は、おかしなことではない。

ここで大切なのは投資効率、つまりリスクとリターンの関係がゲームとして
フェアなバランスとなっているかだ。

金融庁はノックアウト、ノックイン、満期償還を含む仕組債全体の運用実績を合算して分析。
その結果、投資効率は株式や債券など一般的な商品類型よりも劣っている事実が明らかになった。

要するに、ノックアウトで稼ぐことができる利率に比して、ノックイン時の損失が
大きすぎるということだ。金融庁は2022年公表資料「資産運用業高度化プログレスレポート」で、
株式の代替として「EB債を購入する意義はほとんどない」と厳しく断じた。

「仕組債の商品設計は多少複雑だが、金融機関がしつこく顧客に勧める理由はいたってシンプル」と
金融庁職員は語る。「ノックアウトのたびに同種の仕組債を繰り返し売りつける『回転売買』の
ような営業慣行によって、手数料を荒稼ぎできる」ためだ。

参加者にサイコロを振らせ、「1」から「5」の目が出る(ノックアウトする)と
参加者が一定の利益を得る。味をしめた参加者に対し、胴元はより多くの「賭け金」を
詰み上げさせる。こうしてサイコロを繰り返し振り続けさせ、
「6」の目が出る(ノックインが発生する)までの間、
顧客に過大なリスクを背負わせたままゲーム参加料(オプションプレミアムの中抜き)という
甘い汁を吸いつくすのだ。

A 回答 (4件)

EB債はハイリスク・ローリターンの商品であることは間違いありませんが、



・回転売買にはなりません。営業が解約を勧めるものではなく、自分で解約もできない商品だからです。いつ償還されるかなんて誰にもわかりません。

・胴元総取りでもありません。投資家には通常よりも高い金利があります。総取りは言い過ぎです、本来得られるであろう利益のおよそ40%を取られるです。損失はもちろん投資家の責任です。


EB債を買う人の中には早く償還されるだろうと考え投資する人もいます。早期償還されれば短期で通常よりは高い利回りを得られます。オプション投資ができない人向けです。オプションを使えば自分で現物と合成してEB債のコピーを作れますから。


仕組債にもEB債とは異なり単純なものがありすぐに完売します。例えばコーラブル社債。発行体が倒産しなければ損失はありません。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bond/foreignbo …

いま募集しているコーラブル社債だとクレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク 2028年3月28日満期 早期償還条項付 固定利付円建社債
https://www.aozorabank.co.jp/bank/products/toush …
市場金利が5年間上がらないと見れば国債を買うよりいいです。逆に金利が下がると思うのであれば短期で償還されるのでいい利回りです。この商品の金融機関の取り分は2.405%です。1年でみると投資家が0.70%で金融機関が0.481%となります。だいぶ持っていかれますがそれでも固定5の国債0.18%よりも有利です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
(*´ω`*)

お礼日時:2023/03/21 17:05

>EB債ってふつうにみんな買っている商品なんですか?



2000年頃から、手を変え品を変え生き残っている商品ですね。最初はデュアルカレンシー債。それで被害が多発したら、次は日経平均連動債。その後、EB債あるいは仕組み債と言われるようになった。全てに共通していることは、利益は限定的だけど損失は青天井と言う点です。その代わりに損益分岐点を偏らせているので、一見すると有利な賭けに見えるが期待値では損をしている。まあ解説に書かれている通りです。ただ、設定がやはり上手いと言うか、私が見ても思わず計算してみたくなるほどのそそらせる商品を出してくる。さすがはプロだわ。少し投資を齧ったレベルのお年寄りは騙されるでしょうなあ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
(*´ω`*)

お礼日時:2023/03/21 17:04

●【東洋経済のネット記事読んだのですが、


EB債ってふつうにみんな買っている商品なんですか?
2つ大きな罠があってやばいみたいなんですけど、
これからも被害でますかね?】

⇒ふつう、それなりの知識をもった投資家は、まず購入しませんね。
わたくしも、仕組債のリスクについてはある程度承知しておりますので、全く購入しようとは思いません。

なので、銀行にせよ、証券会社にせよ、あまり知識がない個人投資家に狙いを定めて積極的に勧誘するんですよね。

したがって、これからも仕組債の特徴等をよく知らないため、積極的で強引な甘い勧誘にひっかかり購入してしまう【被害者】はでるんでしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
(*´ω`*)

お礼日時:2023/03/17 20:57

・投資について一定の知識がある人はまず売買対象とすることはありません。



・基本的に顧客にリスクを転嫁して、販売する側は法外な利益を得るという「とんでも」系の商品です。

・デリバティブを応用した商品を開発するのは、それはそれでいいとは思いますが、コストやリスクが明示さたものでないと、まあ広がりは難しいし、この商品と同様に批判をあびることになると思います。

・意味は少々違いますが、生保もコストの明示がされません。
とりわけ運用系の商品としては生保を利用するのはあまり適切とは思われないです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます(*´ω`*)

お礼日時:2023/03/17 20:57

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