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ハーモニカが軽快なボブ・ディランの「I want you」の歌詞に

 Well, I return to the queen of spades
 And talk with my chambermaid.
 She knows that Im not afraid to look at her.

という節があります。
和訳は訳者によってちょっとずつ違うみたいですが
おおむね下記のような感じです。

 さて、Queen of Spadesへ帰って
 ぼくの付き人と話でもするか。
 ぼくが恐れずに彼女を見つめることを、彼女は知っている。

この歌詞をより深く理解するには「Queen of Spades(スペードの女王)」の意味が重要な気がします。
これはいったいどのような意味で用いられているのでしょうか?
嫌われ者? 土地?

推論でも結構ですので、ご意見をお願いします!

なお引用した歌詞中の3行目に書かれる「She」は
「Queen of Spades」でも、2行目の「chambermaid(女中)」でもないかもしれません。

A 回答 (1件)

ボブ・ディランの詞については全く門外漢なので何の参考にもならないかも知れませんが…



「Queen of Spades(スペードの女王)」というキーワードで思いつくのが、ロシアの文豪、プーシキンの同名タイトルのゴシック・ホラー短編小説です。また、それをベース(実際には大分内容が違う様ですが)にチャイコフスキーの発表した同名のオペラも有名ですね。

プーシキンの原作では、スペードの女王のカードが主人公を破滅に導きます。この事から、スペードの女王には「男性の運命を狂わせる」と言った様なニュアンスが汲み取れます。所謂ファム・ファタール(運命の女)みたいな扱いでしょうか。

その後に続く歌詞も女性の事を歌っている様ですから、この場合のQueen of Spadesはやはり暗に(自分の運命を左右するかもしれない様な)女性の存在を示している様に感じました(破滅する/支配されるとわかっていても、その女性を求めずにはいられない、という様な…?)。

※実際に、"Queen of Spades"という名称の特定の場所(地名、店名、宿名等…)があるのかもしれませんが、それにひっかけてダブル・ミーニングにしている様な気もします。

ボブ・ディランのバックグラウンドも知らず、詞全体を見渡したわけでもない、まったくの私見です。悪しからずご了承下さい。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。
「Queen of Spades」の文化的な位置付けは、きっとその辺りですね。
ダブルミーニングもありそうですが、単に歌詞からそれは読み取れないんです。あるとすればすごくプライベートなことか、特定の地域などの人にだけ分かるものになりますね。でも、そうなのかもしれません。

また歌詞の全体(引用していない部分ですみません)から連想すると
主人公は“彼女”を求めるものの、得ることができないから、懇願するように「I want you」を連呼しているように見えます。
果たして問題の節のように、主人公が自主的に「Queen of Spades=彼女」の元へ帰ることができるのだろうか?という疑問が残ります。

ボブ・ディランの歌詞はものすごく婉曲的というか比喩的なので
彼自身の生活環境が見えていないと理解できないのかもしれません…。
(この歌のその他の部分も、相当に難解なんですよ!)

お礼日時:2009/04/15 14:02

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