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以前NHKBSのドキュメンタリー番組(海外のテレビ局が作成)で、サマーワ地域が湾岸戦争時の影響によりイラクで最も劣化ウラン弾による放射能被害が多い地域であることを報道していましたが(陸自派遣前の話のようです)、当該地域で活動していた陸自隊員の帰国後の健康被害などは表出しているのでしょうか?

A 回答 (1件)

劣化ウラン弾は「ウラン」という名前から放射性物質のイメージがあり、実際に放射性核種ではありますが、非常に弱いものです。

天然ウランから濃縮ウランを精製した残りが「劣化」ウランなので当然ですが、被曝線量は天然ウラン以下です。
劣化ウラン弾の着弾時に近くにいて燃焼・飛散した粉末を体内に吸引すれば内部被曝の恐れがありますが、その場合その前にまず生きていないでしょう。
劣化ウラン弾による健康被害についてはいろいろな噂がありますが、科学的に検証されたエビデンスは存在しません。陰謀論者が喜びそうなネタですが、純粋に科学的に検証しても劣化ウランで健康被害を生じるのは無理があると思います。
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