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音楽の理論をほんの少しだけ勉強してみたのですが、分からないことがあります。

ハ長調とイ短調は、ピアノであれば両方とも白鍵のみで弾ける調で、
「平行調」という関係にあることを知りました。

平行調は、同じ音を使う、乱暴な言い方をしてしまえば、
楽譜上は「同じ調」であると言えると思います。

では、平行調はどのようにして見分ければいいのでしょうか?
例えば「エリーゼのために」には調号がありませんから、
ハ長調もしくはイ短調であるはずです。
しかしながら、この曲は明らかに長調ではなく短調のような暗さを持っています。

一方、ハ長調の曲、例えが悪いですが「スーパーマリオのテーマソング」は明らかに長調に聞こえます。

両方とも「同じ音」で構成されてるはずなのに、何がこのような違いを生むのでしょうか?

「基本音の違い」と勉強したのですが、
その曲における基本音とは、一体どのようにして定まるのでしょうか?



さらに、もう一つあるのですが、
どんな調であっても、臨時記号を多用すれば、楽譜上は違う調で書くことができるはずです。
例えば全ての曲は、臨時記号を使ってハ長調の楽譜にあらわせると思います。

となると、臨時記号を楽譜で一度でも使った時点で、
その曲の調性というものが崩れてしまうような気がします。

何か曲を作曲したとき、その曲が偶然にも「臨時記号を使わない限り、いかなる調でも表せない曲」
だったとしたら、その曲の調性はどうなるのでしょうか?



長々と書きましたが、どうかよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

曲を聴いて「ド」を中心の音と感じればハ長調、「ラ」を中心の音と感じればイ短調ですね。



エリーゼのためにのミ・レ♯・ミというメロディの「レ♯」は刺繍音です。
臨時記号のついた音は調に影響を与える音と与えない音(飾り付けをする音)があります。これは音の使い方によりますが、刺繍音は調に影響を与えません。刺繍音以外にもいくつかあります。
たくさん臨時記号があっても調には影響がないというようなメロディもけっこうありますね。

参考URL:http://www.e-nita.net/hiwasei.htm
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上の質問は他の人に譲るとして、下の質問について。



>どんな調であっても、臨時記号を多用すれば、楽譜上は違う調で書くことができるはずです。
はい、そのとおり。次の「コレルリ作曲、ヴァイオリンソナタニ短調」の楽譜(2ページ目)を見てみて下さい。
http://imslp.info/files/imglnks/usimg/b/b4/IMSLP …
調号上はイ短調ですね。でもよく見ると、ほとんどのシの音に臨時記号の♭が着いていて、実際はニ短調です。


調というのは、曲全体をさす場合と、もっと細かい部分部分をさす場合があります。曲のタイトルにつける「○○調」というのは、「全体として○○調にまとまっている」ということです。そもそも、タイトルに「○○調」と書いているのに、楽章によって調が違うなんていうこともありますよね。

「転調」というのは、ふつうは調号が途中で変わることを言いますが、もっと細かく言うと、和声的・旋律的短音階の臨時記号以外の臨時記号が出てきた時点で転調です。
たとえば有名なバッハの「小フーガト短調」の楽譜を見てみて下さい。
http://imslp.info/files/imglnks/usimg/d/dd/IMSLP …
出だしは「ソレシーラ」(ト短調)ですが、6小節目に追いかけて出てくるメロディは「レラファーミ」(ニ短調)で、同じメロディーなのに調が違いますね。これも「細かい転調」です。「ト短調」という曲名なのにニ短調にいきなり転調するなんて詐欺だ、と思われるかもしれませんが、曲の中で細かい転調をするのは極めて普通のことです。

>臨時記号を楽譜で一度でも使った時点で、その曲の調性というものが崩れてしまうような気がします。
はい。その調の変化を楽しむのも音楽です。和音(コード)が変わるのが「木」だとすると、細かく調が変わるのが「森」、調号ごと転調するのが「山」、それが連なって出来ている曲全体が「山脈」という感じでしょうか。

>何か曲を作曲したとき、その曲が偶然にも「臨時記号を使わない限り、いかなる調でも表せない曲」だったとしたら、その曲の調性はどうなるのでしょうか?
そういうのを追求したのがいわゆる無調音楽ですね。「偶然にも」ではなくわざとそうしているわけですが。私はそういうのは好きではありませんけどね。

参考URL:http://imslp.info/files/imglnks/usimg/b/b4/IMSLP …
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では、レベルアップして三つのキーワードを覚えましょう!


まずは短調の上位版でいつものマイナー(ラシドレミファソ)から発展したものと考えてください。
・和声的短音階(ハーモニックマイナー)
・旋律的短音階(メロディックマイナー)
・同主調

同主調に関しては解説します。
AmキーとAメジャーキーの関係を同主張といいます。
「Aキー」という根幹を考えたときに
メジャーバージョン ラシド#レミファ#ソ#
マイナーバージョン ラシドレミファソ
となり、親戚関係ということでAメジャーの曲中でもマイナーバージョンの音を借りてくるという考えがあります。

臨時記号で普段のドレミで考えられない音が現れた場合、当然「何者だ?コイツは?」となるわけですが、
同主調から出張してきたのか?と考えればほとんどが納得のいく考えになります。

さて、「エリーゼのために」は私自身譜面を知りませんが、#2氏の回答から察するにすでに説明をつけることができます。

>♪ミレ#ミレ#ミシレドラ
→これは正確にはミ♭と呼ぶべきで、ハ長調に乱入してきたミ♭はハ短調から出張してきた人です。今、さわりだけ弾いて見ましたが、ミで続く感じを出していることからコード面でも伏線がひかれています。

>EがドミナントでAmがトニックで解決してます。
ハ長調でE7(ミソ#シレ)です。先ほどの同主調の考え方ができない組み合わせです。ミはそのままだから、ハ短調から出張してきたわけではない・・・。
そこで登場するのが、冒頭のメロディックマイナーです。
Aのメロディックマイナー。実はAメジャーキーを用意してC#の音をCに変えるだけでできあがります。
Aのメロディックマイナーという観点で考えればE7はいて当然のコードなので、Aマイナーの中でもメロディックマイナーから出張してきたヤツだということになります。

このE7がAなんたらコードを決定します。「なんたら」と表記したのは、「メジャー」「マイナー」「ドミナントセブンス」がよく加わるためです。今回はマイナーになって、Amとしての足場を固める伏線になったわけです。

このメロディックマイナーを極めればこれから先の理論も次々と理解が深くなっていきます。正念場ですからひとつがんばってください。
最後の最後に理論は「なんでもあり」という結論にたどり着きます。
この結論まで到達すればひとまず理論は卒業です。
ジャズなどで見かける巨大なコードもほとんどは基本のコードに飾り付けられた音であり、解決に向かっていくべき音として動き回るもので、ジャズの面白さの一つにはこの「動き回る音」にあるというわけです。
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「エリーゼのために」の出だし,♪ミレ#ミレ#ミシレドラには,E->Amという和音がついています.EがドミナントでAmがトニックで解決してます.だからイ短調とされてるわけです.


もしこれに,C->Fというコードをつけて,Cがトニック,Fがサブドミナントと自分で言い張れば,ハ長調の曲とすることも出来ます.やってみてください.別の曲みたいで面白いですよ(^^)

ベートーベンがつけた和音がイ短調の構成和音なんで,楽譜を読んだ人が「イ短調」なんだなと思うというだけです.「短調のような暗さを持っている」というのは,その和音を聞いたあなたの感想で,メロディが本来持っているものではありません.
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 和声がある曲ならば,ドミソなどの長和音を主体にしているか,ラドミなどの短和音を主体にしているかで長調か短調かちがってくるでしょう。


 単旋律だとしても,終止の音がドなら長調,ラなら短調でしょう。
 調性のない曲は12音音楽といって,偶然でなくても存在します。
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