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日本は敗戦後、家族制度が廃止されて民主化しました。
しかし、家族制度的な考え方(男性が有利、ヒエラルヒーなど)が現代の企業にも浸透していると思います。
民主化したのに、なぜ企業は家父長制的な構造になったのでしょうか?

A 回答 (2件)

男女平等のタテマエにもかかわらず、企業が「家父長制的な構造」になったのは、それが経営上都合が良かったからです。

「男が働き妻子を養うべし」という規範の下では、男が家庭を持てば一時的にではあれ職を離れにくくなりますから、職場への定着率が上がり企業にとっても好都合です。極論すれば、女性は寿退社で家庭に入ってもらい、男を企業に縛り付けるための手かせ足かせとなることを求められていたというわけです。

こうした男女間の役割分担に対して、政府も1961年に税金の配偶者控除制度を設けるなどして後押しをしてきました。この辺りの事情はゼヒ関連書籍に当たって勉強してみてください。子供向けではありますが、以下の本はコンパクトに戦後日本が企業社会化していく過程を跡付けており、参考になると思います。

鹿野政直著『日本の現代―日本の歴史【9】』岩波ジュニア新書、2000年

また、最近岩波現代文庫で復刊された上野千鶴子氏の名著『家父長制と資本制』も、質問者さまの疑問を根源的なレベルから考えるには役立つと思います。ちょっと専門的すぎてとっつきにくいかもしれませんが。。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
また、具体的な関連書籍を教えて下さりありがとうございます!
参考にさせて頂きたいと思います!

お礼日時:2009/10/01 22:29

家族制度というより、村落共同体が都市で企業内に再構築されたと言われております。


社内運動会をするとか、社員の家族の葬式まで社員が仕切るとか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/10/01 22:27

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