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昔、テレビの時代劇を視聴していたところ、次ぎのようなシーンがありました。

犯罪者たちに協力していた幕府高官が奉行に同席していたが、突然、倒れこむ。奉行は、駆け寄って「かげばらを!?」と問う。高官の腹部に血が滲む。高官はムードを盛り上げるミュージックとともに何か言い残して数分後に死亡。

その当時は、「どこかに移動する意図を有しながら故意に自分の腹部を自分で刺傷させ、それを隠しながらそこに移動する=かげばら」程度に理解して、そのまま深く考えませんでした。しかし、最近、「かげばら」という単語があることに疑問を覚えました。

どこかで切腹してからそれを隠しつつ移動しなければならないことは滅多にないと思います。それにもかかわらず、「かげばら」という言葉が江戸時代にあったとすれば、どういう場合にすべきこととされていたのでしょうか?あるいは、後世に創作された単語なのでしょうか?それとも、かげばらを私が誤解しているのでしょうか?かげばらについて何かご存知の方、教えてください!

A 回答 (3件)

実際あったか知りませんが一般的には


人形浄瑠璃・歌舞伎の演出・演技ということです
現実にやってもメリットがあるとも思えないし
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
人形浄瑠璃や歌舞伎の演技だったのですね。

お礼日時:2009/12/03 18:50

こんばんわ。


私は、自称「歴史作家」です。

「陰腹」と書きますが・・・。

ただし、有名な話としては、もうご存知かもしれませんが・・・。

駿河大納言と呼ばれた「徳川忠長」(3代将軍家光の弟)が、駿府城内で、
「真剣による御前試合をする」
と言い出し、それを止めるために家老の鳥居成次が「陰腹」で登城し、
「御前試合の剣士になりかわり、それがしがお見せつかまつる」
と、言い、まわりで怯えながら見てる家臣たちをよそに、衣類を脱ぐと何重にも巻いた「さらし」の腹巻にはすでに血が滴るほどにじんでおり、それを動ずることなくほどき、
「真剣試合のもたらすものは、つまるところこのようなもの」
と、事前に陰腹で斬っておいた自らの内臓を取り出して見せる鳥居。

と、まあ、このような筋書きの本(著者は忘れました)もありましたが、皆さんのおっしゃるように「本当」には無かった、と思います。

また、真剣による御前試合は、南條範夫原作の時代小説。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A7%BF%E6%B2%B3% …

ただ、忠長の普段の素行が悪かった・・・と、言う「評判」から、このような「創作」が生まれたのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
現代の文芸作品にも用いられているのですね。あえて可能性を考えると、抜刀や帯刀が許されない場所で切腹を完了したい場合に行われたこともあったかもしれませんが、そういう切腹が「陰腹」という切腹の方法の1つとして武士達に認識されていたかどうかが気になります。

お礼日時:2009/12/03 19:09

歌舞伎で演技上の所作で、劇を盛り上げるためのものです。


実際にこんなことがあったとは、考えられません。
例えば、舌を噛み切って自害する話なんてありますが、舌を噛み切っても自害出来ません。
嘘だと思ったら、やって御覧なさい。
いや、失礼、これは失言です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
歌舞伎の演技上の所作だったのですね。納得です。

お礼日時:2009/12/03 18:51

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