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レースが多様化したため、
ダービーの価値が下がっていると言われることがありますが、
それに反するように、現在に近くなるほど、その世代での実力馬が
より多くダービーに出走するようになっているのは、なぜでしょうか。

「短距離やダートの路線が拡充されたため、ダービーに出たものの
中長距離の芝路線では日の当たらない実力馬に活躍の機会が出来たから」
という理由も考えられますが、近年の方が、後に中長距離路線で活躍する馬の
ダービー出走率が高いので、この説明では不十分だと思っています。

「外国産馬が出られるようになったから」という理由も考えられますが、
外国産馬のダービー勝利は現在まで全く無い上、近年になるほど、
外国産馬の出走自体が少なくなっているので、この説明も不適当だと思います。

A 回答 (6件)

推測してみました。



NHKマイルCの覇者ですが、創設からの優勝馬は以下の通りです。
96年…外国産馬
97年…外国産馬(牝馬)
98年…外国産馬
99年…外国産馬
00年…外国産馬
01年…外国産馬クロフネ、ダービー出走(開放元年)
02年…テレグノシス、ダービー出走
 NHKマイルC1番人気馬タニノギムレット(3着)もダービー出走
03年…ウインクリューガー(ダービー出走せず)
04年…キングカメハメハ、ダービー出走
05年…ラインクラフト(牝馬)
 NHKマイルC1番人気馬ペールギュントはダービー出走
06年…ロジック、ダービー出走
 NHKマイルC1番人気馬フサイチリシャールもダービー出走
07年…ピンクカメオ(牝馬)
 NHKマイルC1番人気馬ローレルゲレイロはダービー出走
08年…ディープスカイ、ダービー出走
09年…ジョーカプチーノ、ダービー出走
 NHKマイルC1番人気馬ブレイクランアウト(外国産馬)もダービー出走

賞金ボーダーは下記の通りです。ただし、集計ミスがあるかもしれません。
96年…1300万? 1350万?のフサイチコンコルド。新馬戦とOP各1勝。この年はバブルカムフェローの故障、シンザン記念、アーリントンカップ、毎日杯、京都4歳特別などでの外国産馬の勝ち星がありました。


01年…1350万円。外国産馬のダービー開放元年ですが、タガノテイオー、アグネスタキオン、アグネスゴールド、ミスキャストなど有力馬がダービー前に故障していましたのでそれほどボーダーは上がりませんでした。

02年…1750万円、藤沢厩舎クラシック参入。

そして過去6年間の賞金ボーダーは以下の通りです。
04年…2000万円
05年…1350万円
06年…1750万円で抽選
07年…2000万円
08年…2100万円
09年…2400万円

2005年はディープインパクトがクラシックを制した年ですが、NHKマイルCが牝馬のワンツーだったことや、ローゼンクロイツ・アドマイヤジャパン・ペールギュント・マイネルレコルトなどOPで2勝挙げたり重賞で2回以上賞金を加算する馬が多かったのも原因かもしれませんし、ヴァーミリアン・コメディアデラルテなど賞金では足りてても体調や故障面等から出走出来なかった馬もいます。

あとは2005年前後からマイラーの馬もとりあえず賞金が足りてればダービーに出走するケースが目立ってきています。2005年にNHKマイルC4着だったペールギュントも、休養に入ると思いきやダービー出走でしたし、2006年ロジック・2009年ジョーカプチーノもGI馬になったからにはダービーにも出走しなくてはいけないとばかりに出走してきています。

今年のダービーに関しては、リーチザクラウン・ロジユニヴァースという皐月賞上位人気馬が皐月賞で飛んで優先出走権が無かった上に故障馬がほぼ居なかったのが大きいでしょうね。外国産馬ブレイクランアウトも昔(クロフネの頃)でしたらNHKマイルCで惨敗したらダービーの出走権が無かったわけですが、賞金上位に変わってきていますから。

とりあえず結論は
【1】外国産馬が獲得していた賞金を内国産馬が取って行ってる。
【2】NHKマイルCから短距離路線に進むはずの馬がダービーに出走している。変則2冠というステータスも。
【3】クラブ馬が活躍しているため、ダービー回避がしにくい。
あたりの理由でどうでしょうか?

この回答への補足

回答ありがとうございます。

>【1】外国産馬が獲得していた賞金を内国産馬が取って行ってる。
>【2】NHKマイルCから短距離路線に進むはずの馬がダービーに
>   出走している。変則2冠というステータスも。
>【3】クラブ馬が活躍しているため、ダービー回避がしにくい。

質問を出しておいてから、このようなことを言うのは恐縮ですが、
近年のダービー出走馬レベルの向上というのは、僕自身の
思い過ごしの部分が多々あったと思います。

ただし、take-plusさんがおっしゃる理由により、
ダービーへの事前重賞勝利馬が多く出走するようになったのは
事実であり、それが僕に出走馬のレベル向上があるように
感じさせたのはありません。

貴重なご意見ありがとうございます。

補足日時:2009/12/06 17:43
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#4です。



せっかく補足していただいて申し訳ないのですが、あげていただいた事柄からは近年がレベルアップしていると納得できませんでした。
(なぜそう思わないかは、ご質問の本筋ではないので省略します)
仮に、40年前から5年単位で区切ったところ、確かにレベルが上がっているという結論になったとしたら、こんな理由が考えられないでしょうか?という感じで以下に書いてみました。

(1)サンデーの導入 (影響大)
1994年、サンデー産駒がデビューしました。
以降、日本の競走馬自体のレベルが一気に上がりました。
この要素はダービー出走馬だけに限らず日本の競走馬全体にとって無視できない要素です。
近15年では日本の競走馬のレベルが飛躍的に上がっていると思います。

(2)故障馬が激減 (影響大)
ダービー「後」に限らず、脚元に難点がある素質馬でも「競走馬」としてやっていける馬が増えたので、全体としてはダービー出走馬のレベルアップに繋がっていることはありそうです。
ご指摘の調教技術に限らず、装蹄技術の向上も忘れてはいけません。
爪に難点があったディープインパクトも、十年前の装蹄技術では「新馬を圧勝したあと故障に泣いた幻の名馬」に終わっていた可能性も否定できません。

(3)短期放牧の手法が一般化
出走チャンスが増えて、何回か凡走しても、勝てるチャンスが増えた。

(4)経済の悪化で個人マネーが萎みクラブ馬のレベルがアップ
今年のG1レースの結果をみるだけでもクラブ馬主の大活躍がみてとれます。
クラブが入手した馬は、出走するだけでクラブの宣伝効果があることや、take-plusさんの指摘するように、会員組織であるために回避が難しいことで、結果として良い馬がダービーに出走する原因になっていることもありそうです。

(5)優先出走権の変遷 (影響大)

(その他の補足)
take-plusさんの指摘するように、マイラーと思われる馬がダービーに出走する傾向があることについては、「その世代が弱い」という理由が大きいのではないでしょうか。
つまり「ダメ元」ではないでしょうが「もしかして俺の馬にもチャンスあるんじゃない?」ということで、賞金が足りるなら出てみるということに思えます。

根拠とするまでには至りませんが外国産馬ではなく「持ち込み馬が出走可能になった」という要素を多少考慮しても良いかも知れません。
海外で種付けして海外にいた母体ごと輸入して日本で出産した仔馬は2頭の優勝馬を出しています。
マルゼンスキーの時代にはこれらは持ち込み馬として外国産馬同様の規制でダービーには出走できないルールでした。
また、関連してジャパンマネーが海外で幅を利かせる時代背景と輸入できる馬の質や、課せられていた税金の関係も調べる価値がありそうです。


最後に
>レースが多様化したため、
>ダービーの価値が下がっていると言われることがありますが、
これは明らかな誤りだと思います。
世代が弱いためにダービー馬の評価が低くなることはあっても、ダービー自体の価値がさがっていることなどあり得ません。
距離適性でマイルC「だけ」を選ぶ馬は、2400mでは勝算がないからダービーではなくマイルCを使っているだけのことです。
私は部外者なので想像の範囲でしかありませんが、競馬関係者にとっての『ダービー』というのは、政治を志すものにとっての内閣総理大臣の座や、高校球児にとっての甲子園大会に匹敵するものであって、今も昔もお金以上の特別なもののはずです。
もっとも、ファンの立場からどうみえるのかは、日本国民から総理大臣の座がどう見えているのか?同様に、評価がわかれるところでしょうが・・・
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

makuaikeibさんのおっしゃる内容は、僕が下のほうで補足に書いていることとほぼ同意見のようですね。

ただ一点、以下だけは意見を異にします。


>>マイラーと思われる馬がダービーに出走する傾向があることに
>>ついては、「その世代が弱い」という理由が大きいのではない
>>でしょうか。

マイル戦の賞金はクラシックディスタンスの賞金に比べて
低いので、スタミナが足りていれば、マイルには出ない傾向が
あります。
ただし、マイルに適正があるから「弱い」としてしまうのは、
論理の飛躍のように感じます。

お礼日時:2009/12/13 20:13

>ダービーの価値が下がっていると言われることがありますが、


>それに反するように、現在に近くなるほど、
>その世代での実力馬がより多くダービーに出走するようになっている


「確かにダービーの価値が下がっている」と言われますが
「それじゃ、NHKマイルやユニコーンSのレベルは?」と言ったら
それまででしょ。

なんだかんだ言っても、クラシック路線の方がマイルやダート路線よりも層は厚いです。
そもそもリーディングサイアー自体がチャンピオンディスタンスで活躍した馬達です。
http://www.horsenavi.com/_rank/index.asp


>近年の方が、後に中長距離路線で活躍する馬のダービー出走率が高い

私は10年くらい前からなら、そんなに変わってないと思います。
質問者さんの思い過ごしかなと思います。

そうでなければ、昔は大器晩成型の馬が多く、菊花賞または
古馬になってから大成したとか…
ただ単にダービーは故障で出られなかったとか…

中長距離路線で活躍する馬のダービー出走率も
ダービー馬がダービー後、マイル戦に出走したのはウォッカしか記憶にないし…
現在の競走体系ならマイラーだったらNHKマイルで好走しない限り
ダービーを走ろうとはしないでしょうね。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

>>私は10年くらい前からなら
僕は、5年単位くらいに区切って40年位前から順に比較して行くと、
近年のダーバーの方がレベルが高いような気がしました。

他の解答者への補足やお礼のところでも述べましたが、
denden321さんのおっしゃるとおり、僕の思い過ごしの面も
多々あったと思います。

補足日時:2009/12/06 17:22
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何人かの方がすでに回答になっていらっしゃるので、何をいまさらという感じなのですが、ご質問の「近年」というのはどの時期あたりとどの時期あたりを比較して、そうお感じなのでしょうか?


対立意見という訳ではないのですが、どうも私にはピンと来ないところがあるのです。
「だったらおとなしくしていろよ」とも思うのですが、今回に限らず貴殿の質問は毎回私の興味を強く惹きます。
また、時期の問題だけではなく、最近のレベルが高いと思われるのはどうしてなのでしょうか?
過去のご質問の内容から「なんとなく高い気がする」という以上の根拠をきちんとお持ちなのではないかと推察いたします。
「比較時期」と「どの部分を比較してレベルが高い」とおっしゃっているのか補足していただけたら、私なりの回答をお寄せできるかも知れません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

> 過去のご質問の内容から「なんとなく高い気がする」
> という以上の根拠をきちんとお持ちなのではないかと
> 推察いたします。

質問内容を高く評価いただいて恐縮ですが、
僕は、5年単位くらいに区切って40年位前から順に比較して行くと、
近年のダービーの方がレベルが高いような気がしたというのが
質問の経緯です。

なぜ、そう感じたかというと理由は以下のとおりです。

・ダービー出走前に重賞を勝っている馬が多い
 (takeplusさんのご説明のとおり)
・ダービー後に故障引退する馬が減った
 (調教技術の向上)
・古馬重賞が昔より充実した
 (ダービー出走各馬のその後の重賞勝利確率がアップ)
・1992年以降は出走頭数が18頭に制限された
・僕自身が近年のマイナー馬に比べて、
 30年前のマイナー馬の実績に詳しくない

補足日時:2009/12/06 17:26
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・新馬戦が一開催早くなったため、相対的に有力馬の始動が早くなった。


・各路線の拡充でダービーに出走する馬自体、中長距離で活躍できる可能性の高い馬のみが揃ってる。

こんな感じでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

yaasanがおっしゃる内容については、ダービー出走馬のレベルに
影響が有りそうですね。

お礼日時:2009/12/06 17:41

ブランドです。


ディープインパクトが少し立て直しましたが、売り上げは下降の
一途をたどる。
ダートや短距離に狙いをつけるからダービー出走が相対的に減るというのは、大前提で活躍したらいい目を見られる、賞金が沢山もうかる、
ということです。

んですが、その誘引がやはり弱いのではないでしょうか?
ですから最近は単純な金銭では計れない名誉を求め、日本ダービー
というのがあると。
そういう時代になったのではないでしょうか。

あとはディープインパクトやウォッカが東京競馬場で歴史に残る
ダービー制覇をしたからです。それも上記誘引に一役買っていますね!

この回答への補足

回答ありがとうございます。

> ダートや短距離に狙いをつけるからダービー出走が
> 相対的に減るというのは、大前提で活躍したらいい目を見られる、
> 賞金が沢山もうかる、ということです。
しかし、現実にそうならないのは
> その誘引がやはり弱いのではないでしょうか?

確かにそのとおりだと思います。

補足日時:2009/12/06 17:41
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