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尾形光琳作『燕子花図屏風』
http://www.salvastyle.org/menu_japanese/view.cgi …

この作品は、紙型で同じパターンをコピペした、ごく平凡な作品にしか見えませんが、国宝ともなっています。
はずかしいのですが、どこが素晴らしいのか全くわかりません。
本当に国宝になるほど芸術性が高い作品なのでしょうか?
葉っぱに陰影がなく平面的なのは、意図的なのでしょうか。
手抜きではありませんか。

A 回答 (2件)

国宝になることと芸術性の高さは、特に関連は無いようです。


歴史上、重要な位置付けの物とか、希少性がある物など、
物自体の質とは係わりのないところで選ばれている物もあるわけですから。

質問者さんが仰るように、『燕子花図屏風』は同じパターンを繰り返し用いています。
それは光琳の生家が呉服商であり、布地に染色するときの型染めの技法を応用しているとの説もあります。

元来、屏風は和室における調度品の一つに過ぎず、現代のような芸術の概念が無かった時代のものでもあり、現代人が勝手に芸術性うんぬんを言っているだけです。
もっとも、屏風は座敷に屈曲させて立て、そこに座して眺めたときに、最大の効果が上がるように作られている物のようですから、そうした場合には平面的に見た状態とはまた違った魅力が出るのかも知れません。

洋室の壁紙はパターン化した模様が一般的なので、光琳の感覚は現代に通じるものがありますね。
琳派の作風が装飾的と言われる所以です。

壁紙の模様に好みがあるのと同じで、『燕子花図屏風』が質問者さんの感性に響かないのであれば、それは好みではないと言うだけの話であって、恥ずべきことではありません。

描写が平面的なのは、装飾性を追及した結果で、手抜きでは無いと思いますが^^
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