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洗浄方法のことなんですけど、溶媒→メタノール→アセトンで洗うことについて沸点の違いなどは理解できるんですけどそれを一から説明するための化学的構造がいまいち判りません(ToT)。どなたか教えてください。化学的構造をどのように考えると洗浄方法を理解できるのでしょう?

A 回答 (2件)

洗浄剤の選定


 根本原理:「似た物どうしは溶かし合う」
 副次原理:「目的物の他、一つ前の操作での溶媒も溶かす」
 補足原理:「最後は乾かし易い物」

 この粘度計での測定試料は、油系と推定します。
 従って、似た構造の溶剤(炭化水素系)でまず洗い落とす訳です。ただし、試料が芳香族系か脂肪族系かで、溶剤の種類を選ぶ必要が有ります。これも、「似た物どうしは溶かし合う」です。
 しかし、試料中に油に溶け辛い不純物も存在している場合は、更にそれに適した溶媒で洗浄する必要が有ります。
 そこで、例えば、脂溶性と水溶性を併せ持つメタノールを用いると、前の洗浄での残存溶剤も落ち、その他の不純物も落ちる訳です。
 もし、イオン性や高極性の不純物も含まれるなら、更に純水で洗浄する必要が有ります。
 一気通観では、「溶剤→メタノール→純水→アセトン」となります。
 洗浄剤の種類と順序は、何を汚れと見るかで、かなり変わります。 場合によっては、全く洗浄不要の事も有り得ます。

 「洗う」という操作では、「何を落としたいのか」を明確にする事と、「どうしたら効率良く落ちるか」の経験則が重要だと思います。 化学構造の高尚な論議はあまり必要無いと思います。
 

この回答への補足

一回化学構造を考えてみよということを実験中にいわれました。水素結合とか水酸基とかの性質を考えたらいいのでしょうか?

補足日時:2003/05/19 22:45
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/04 23:19

溶媒は性質の同じもので洗浄する。


メタノールは極性の強いので洗浄効果が高い(ものにもよりますが、溶媒が水溶液であれば大丈夫)。
アセトンは揮発性が高く、乾燥させ易い。
こう考えてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。答えていただいたことを参考に自分でかんがえてみます。本当にありがとうございます。
m(_ _)m

お礼日時:2003/05/19 22:44

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