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国家公務員の区分について教えて下さい。

国家公務員には一種、二種、三種がありますが、
この区分はいつ頃からあるものなのでしょうか。

敗戦後まもなくの昭和20年代からあったものでしょうか?
それとも、その後に施行された法令によるものでしょうか?

ご存じの方、回答をお願い致します。

A 回答 (1件)

戦前、明治憲法下の官吏は


明治時代から
天皇が任免し、高等文官試験合格者から登用される
高等官と、
大権の委譲により官庁の裁量で
任免できる判任菅(警察では警部以下、軍では下士官)に、
大別されていた。


昭和22年の国家公務員法の制定により、従前の「天皇の官吏」としての身分的な官吏制度が廃止され、職階制を基礎とした、官職中心の公務員制度に改められた。これに伴い、採用試験も、旧官吏制度における高等官(幹部候補の官吏)への任用試験である「文官高等試験」や、判任官(一般官吏)への任用試験である「文官普通試験」が廃止され、新たに国家公務員法の理念に則った国家公務員採用試験が設けられることになった。

第1回国家公務員採用試験は、昭和24年1月、単一の大卒程度の試験として、従前は選考(銓衡)採用に限られていた技術系職員をも競争試験の対象として実施され、この試験により、約1,000人が採用された。
続く、同年11月に行われた第2回国家公務員採用試験からは旧高等専門学校卒者も対象となり、さらに、昭和27年度からは6級職採用試験(大卒程度)と5級職採用試験(旧高専卒程度)に分離された。一方、高卒程度の試験は、導-入がやや遅れて、昭和26年から4級職採用試験として実施された。
これら3種類の採用試験は、試験区分や試験技法などについて時代に即した見直しを行いつつ、変遷しながら基本的に今日まで引き継がれている。

昭和60年度再編前の主な見直しとしては、昭和30年の4級試験の初級試験への改編、昭和32年の6級試験及び5級試験の上級試験(大卒程度)及び中級試験(短大卒程度)への改編のほか、昭和35年に上級試験を上級甲種試験及び上級乙種試験に分割したことなどが挙げられる。

大学進学率の上昇に伴い、短大卒程度の試験である中級試験の受験者の大
宗を大卒者が占めるようになり、趣旨と実態に乖離が生じてきたほか、上級乙種試験は受験者数や採用者数が著しく少なく、独立の試験としての役割が低下したこと等を踏まえ、昭和60年度より、中級試験及び上級乙種試験を廃止して、新たに大卒程度の試験としてII種試験を新設した。これと併せて、上級甲種試験をI種試験に、初級試験をIII種試験に、それぞれ改編するとともに、II種試験について大卒程度にふさわしい技法・内容とすることとした。
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