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赤血球と浸透圧の関係についてですが、

赤血球は低張液につけると、溶血を起こします。
逆に高張液につけると水分がなくなり、収縮します。

この理由がよくわかりません・。
逆のように考えてしまいます。

A 回答 (2件)

 細胞膜は,溶媒である水は通すけれども溶質は通さない半透膜です。

浸透圧の異なる水溶液が半透膜で仕切られると,細胞膜に接する水分子は低張液側が多いので,低張液側から高張液側に移動する水分子の方が逆方向に移動する水分子よりも多いことになります。
 分子は多い側から少ない側に拡散し,均一になろうとしますよね。同じ体積で比べると,高張液には水が少なく,低張液には水が多いのです。
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 温度の高い物と低い物が接触していると、熱が高温側から低温側に移動して、最終的には同じ温度になります。

このように、一般に何かの差がある時、物事の変化は差の少なくなる方向に変化します。

 溶液の濃度に差があるところでも、変化は濃度の差を小さくする方向に変化します。容器の片側に濃い溶液があり、反対側に薄い溶液があり、その間に仕切りがなければ、溶質は濃度の高い方から低い方へ移動し、溶媒(水)は濃度の低い方から高い方へ移動し、時間がたてば容器全体の濃度は一様になります。

 赤血球の内部と外部で濃度の差がある時、赤血球の膜は半透膜なので、溶質は移動できず、水の移動だけが起こります。

 赤血球が低張液につかっている時、赤血球の内部は濃度が外部より高いので、その濃度差が小さくなる方向の変化として、水が外部から内部へ移動します。このため、赤血球内部の液体の量が増え、低張液の濃度が十分低ければ、赤血球が破裂するまで水が内部に浸透してきます。これが溶血です。

 高張液につけた時の変化も、同じ理由で赤血球内部の水が外部へ移動し、赤血球は収縮します。
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