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情けない話、大学での講義内容でのことなのですが、現代の歴史学(70年以降~)は、「何を軸に歴史学を見たらいいか、何を目標に歴史学を研究したらいいのかわからない」と言っていたのですが、どういううことかわかりますでしょうか。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

70年が、いつの年代かがよく分かりません。

西暦70年ですと、これは、考古学です。
1970ですと、現代史ですし、1870ですと維新革命時期の近代史です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
記入に漏れがありもうしわけありません。
1970年以降のことを指します。

お礼日時:2010/01/15 10:44

その発言をされたのは年配の方でしょうか。



かつての歴史学では、日本の封建的な性格を批判して真に民主的な社会を構築するとか、社会主義革命をどうやって展望するかといった、かなり実践的でスケールの大きな問題意識が多くの研究者によって共有されていました。
団塊の世代以上の方であれば、そういった雰囲気の中で研究者として自己形成していかれたのだと思います。

けれど、いわゆる社会史の手法が導入されはじめ、身近なモノや現象に研究の対象がシフトしていく中で、上に述べた近代主義あるいはマルクス主義的な歴史観は古いものとなり、かつての力を失っていきました。

70年代以降にもフーコーが流行したり、ナショナリズム批判が隆盛を極めたりと、それなりに研究者の間で問題意識が共有されることはあったのですが、やはり近代主義やマルクス主義ほどの力は持ちえませんでした。

高度経済成長によって日本賛美の声が高まり、ソ連崩壊によって社会主義への憧れが完膚なきまでに否定されて以降は、確かに歴史学はさらに方向を喪失しているように見えます。

もし質問者さまの引用された言葉を発した方が年配の研究者であれば、そんな歴史学の歴史を背負った上での発言だったのだろうと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とてもよく分かりました。
確かにその講義の教授は60才近い方ですので、あてはまるのでしょう。

お礼日時:2010/01/15 10:50

1970年には、大阪万博、よど号事件、三島由紀夫切腹自殺などの事件が、在った年ですね。


私は、明治維新後、第二次世界大戦「太平洋戦争後」の歴史については、ひとつ言える事は、政治と密接に関係しているということではないでしょうか。
私が歴史問題に行き詰ったときは、
1947年に文部省から、教科書として発行された、「あたらしい憲法のはなし」を読み直します。
参考にしてみてください。
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