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ガンダムが30年も続いた理由
ガンダムも30周年をむかえて人気はすごいと思います!
やっぱりファーストがよかったからですかね?

そこで・・・
ガンダムの人気はそれまでのアニメとのちがいって良く言われますが
どのようなところがちがうか教えてもらいたいです。
自分はファーストを生で見ていたのではないのでよくわからないので・・・

おねがいします。

A 回答 (8件)

弱点が何もない完全無欠の絶対的な主人公ではなく、弱点だらけのいわゆる軟弱者が成長する姿と、当時はまだ子供が主なターゲットのTVアニメで難解過ぎて敬遠されると思われたリアル志向のミリタリー物、そして当時はまだ冷戦時代だったという時代背景での放送だと思います。

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それまでのようなヒーロー的な描写よりも、あくまで兵器としてのロボット像を打ち出すという、いわゆる「リアルロボット路線」を開拓した……というのが、『ガンダム』が現在に至るまで評価された理由として挙げられる事が多いようです。



私個人の場合、それに加えて「戦争ドラマ」を濃密に描けた事も大きいのではないかと考えています。地球居住者(連邦)と宇宙移民(ジオン)の対立は、双方の主張に理があり、単純な善悪二元論で片付ける事はできません。確かにザビ家という悪役的な立場の人々は存在しますが、彼らもそれぞれ戦う理由を持ち合わせており、一個の人間としての描写がなされています。

私も昔はなんとなくジオンを敵、連邦を味方という感じで楽しんでいましたが、しばらく後に見返してストーリーの奥深さを感じ取れるようになりました。よくジュール・ヴェルヌやH・G・ウェルズの作品は「子供の時に読むと驚くべき未知の世界に魅せられ、大人になって読み返すと物語に織り込まれた思想に気付く」と言われますが、その事は『ガンダム』にも当てはまるのではないかな、と。

ちなみに宇宙世紀シリーズの場合、『1st』から『V』まで繋げると実に70年以上に及ぶ大河ドラマと化します。後付、と言ってしまえばそれまでですが、こうした壮大な世界観の構築も、30年も人気が続く要因の一つと言えるかもしれませんね。
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はじめまして。



ファースト以前の大半のロボットアニメは敵は邪悪な異星人、超古代人、マッドサイエンティストなど。そのデザインも露骨に「邪悪な敵」を強調したものが多く、ロボット自体もワケの解らぬ超エネルギーのもので動き、合体中は敵は攻撃しない、必殺技は掛け声で発動、物理法則も無視、伏線も何もあったものではない、とにかく「ガキども」に玩具を売れとばかりのものが量産されていました。正に「子供だまし」です。

監督の富野喜幸(当時)氏はガキ相手の作品でも「ウソ」はいかん! との信念の持ち主でその状況を忸怩たる想いで製作をしていました。
まず「サンボット3」で異星人は侵略してくるが、その目的は主人公達一家で他の住民は巻き添えとなるので、周辺の憎悪の的となり、友人も仲間も次々と犠牲になる様子を描きました。
続いての「ダイターン3」では侵略者は火星に本拠を構えるサイボーグ(作中ではメガボーグ)で人類総サイボーグ化を目論見、その野望を打ち砕くべく立ち向かう主人公が実はそのサイボーグ技術開発者の息子であり、サイボーグの反乱で家族を火星で失って地球に逃げてきたとの設定でした。つまり主人公の本意は地球や人類を守ることではなく、実は復讐でした。ただ毎回コメディタッチの演出だったので視聴者はなかなか気付かないような創りになっています。
この2作の玩具がそこそこ売れたので次も創れることとなり、そこに登場したのがファーストです。
ファーストは全ての面でそれまでのロボットアニメとは異なっていました。敵も普通の人間。人間同士の戦争。ロボットは道具(兵器)。ずぶの素人が生き残るために戦わざるを得なくなる状況。主人公を含む登場人物は皆、現実に存在するような人間ばかりです。ひきこもる。嫉妬する。恋愛する。憧れる。復讐。裏切り。お偉いさんは役人タイプの事なかれ主義連中が大半。善人は真っ先に斃れる。
それまでとは全く異なる、人間に近いキャラクター達が画面にいました。
またロボットも超兵器ではなく、似たような性能。大量生産品も登場。
宇宙空間で気密服も着ずに平気で生きているようなヤツはいません。外壁が破れれば空気が流出します。宇宙空間なので上下もありません。海での艦隊戦のような平面上の戦闘もありません。
すべてがリアルでした(ミノフスキー粒子はロボットを必要不可欠にさせるための、超科学的産物ですが。コレを除けば)実現の可能性が高いものしか登場していません。

当然ガキには理解不能で人気はなく、玩具も売れず、放送短縮の憂き目にあってしまいます。
ところが夢中になったのが当時SF(SFは当時ブームでした)好きな高校生や大学生です。
小馬鹿にしていたロボットアニメで、科学考証のあるSFの世界が繰り広げられたのですからムリもありません。
このSFファンの活動が発端となりファーストは復活しました。

ファースト以降はそれまでの超科学にご都合主義のロボットアニメ(スーパーロボット)は衰退し、別称リアルロボット路線がメインストリームとなります(まぁ、玩具を売るためは変わっていないけど。今はプラモか)。
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この回答へのお礼

ちがいがとてもわかりやすかったです。
大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2010/01/27 15:09

私は、リアルでなかったことが良かったと思います。


確かに、それまでのロボットアニメに比べれば、リアル感はあります。

でも、リアルを突き詰めてしまうと、
宇宙用のMSには飾りに過ぎない脚がなかっただろうし、
荷電粒子の集まりであるビームサーベルは互いにすり抜けるだろうし、
揚力を得られると思えない宇宙艦は大気圏内を飛行できないし、
まあ、大変つまらないものになったと思います。

リアルを求めた富野氏と子供だましで商売をしたかったスポンサーの
いわば妥協の産物です。これが、結果的に幸いした。
それまでのロボット物の面白さはそれなりに残っている。
一方リアルでない部分は、AMBACやミノフスキー物理学という
後付設定を大きなお友達が考えてくれて、なんとかなった。

言ってみれば、突然変異種が偶然、環境にぴったり適合し
繁栄するという、進化の基本と同じですね。
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純粋に絶対的なスポンサーがついていたからでは?


バンダイって、合併や身売りの話が結構出ていましたが、それを乗り越えて存在できたというところが最大のポイントだったように思います。

良作でもスポンサーに見限られて打ち切られるという作品は多いです。日本で最初のアニメ番組の鉄腕アトムも、視聴率絶好調のタイミングでスポンサーが降りての打ち切りでしたし。
ポケットモンスターが始まったとき、番組のスポンサーになる条件として、「降りないこと」があり、その条件をのまざるを得ないような各ジャンルの2番手・3番手のメーカーを集めたという経緯があったそうです。そのおかげでいまだに続いていますよね。
スポンサーって、重要な要素のようですよ。
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ガンダムって実は30年続いてないんです。


最初のガンダムのあと色々なガンダムがあったけど、ガンダムやってない時期も結構あるんです。
今現在も「00」が終わって1年近く新しいガンダムやってないでしょう?
ファーストから30周年なのは間違いないけど、その30年のうち半分くらいは「ガンダムやってない」んですね。
30年続いたのはガンダムじゃなくガンプラ(ガンダムのプラモデル)です。
もともとテレビのガンダムが終わって半年くらい経ってから最初のガンプラが発売されたんですが、どんなにガンダムのブームが下火になったように見えてもガンプラだけは新しいものが作られ続けてますね。
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>ガンダムが30年も続いた理由


富野が「ガンダム」に代わるロボットのおもちゃが売れるアニメが作れなかったから。
⇒Ζガンダム制作時にガンダムを作らなくてはいけなくなった事の敗北宣言をしている。

内容がいいアニメなら80年代前後で素晴らしいアニメがゴロゴロある。
ガンダムだけが違うのは、商業的なコンテンツにつなげやすかっただけ。
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当時スタッフが意識していたのは


オサレアニメにするということ...
(ヤマトより売れるにはオサレ?)

カッコイイからみんなブーツ履かせるとか
レコードのジャケを洋画のサントラ風にするとかネ

戦争ドラマ自体は長浜作品からの借り物なので
別に革新的でもなんでもない

むしろ新しいモノ好きの高千穂等が持ち込んだ
「宇宙の戦士」や「スターウォーズ」の要素が
MSや量産型、ビームサーベルといった部分に
如実に反映されていると思うのだが

だいたいリアルタイムで騒いでたのって
今で言う「腐女子」中心だったし...
(じゃなきゃシャア復活だってなかった)

ぶっちゃけ、当時「ジオラマ」ブームがなければ
ガンプラだってコケてたと思うケド...

人気というよりも、搾取され続けているのに
懲りない「ガンおた」がスゴいといったトコロ?

あぁ、別にアンチじゃないですヨ(笑
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