
4月に新卒で某大手メーカーへ入社予定の学生です。
配属はまだ決まっていないのですが、文系なので営業か人事経理総務等のバックオフィスになると思います。第一志望は財務経理との希望は伝えてあるのですが、今まで会計を勉強してきたわけではない事、バックオフィスは少人数である事から、営業にまわされる可能性が高いです。
専門性を身につけてキャリアの選択肢を拡げておきたい(転職も含め)と思ったことから、公認会計士かUSCPAの資格を取得したいと考えています。当初USCPAの方が合格しやすい、又国際会計基準の導入によりUSCPAの評価が高まっていると聞き、USCPAの習得を考えていました。しかし、海外で受験をしたり新たに会計の単位を取得しないといけないなど費用がかかってしまう事、USCPAの評価が高まっているとはいえ日本ではまだ公認会計士資格の方が重宝されるという事も聞き、公認会計士を先に受験した方がよいのかなと思い始めました。
メーカーで文系職に就く場合、その後の社内のキャリア、転職において、公認会計士とUSCPA資格の習得はどのように評価されるのでしょうか。例えば、メーカーから監査法人や別会社の経理財務部門、金融機関等に転職する事も可能になるのでしょうか(又は資格がある事で有利になるのでしょうか)。
難易度や仕事と勉強の両立の困難さについては一応は承知しているつもりなので、これらの資格がキャリア形成においてどのような局面で有利になるのかという点について教えていただけますでしょうか。よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
転職して自動車メーカーの連結経理部で3年働いている者です。
現在の保有資格はデラウェア州CPA,日商簿記1級、全経簿記上級そのほかの会計関連の資格を持っています。従ってUSCPAのキャリア形成を中心にアドバイスさせて頂きます。専門性をつける為にJCPAかUSCPAの取得を考えているとの事ですが、まずJCPAを受験しようとした場合、受験制度が改定され合格率は上昇したもののその難易度から考えて社会人が仕事をしながら取得しようというのはあまり現実的ではないと思います。
一方USCPAですが私自身は旧試験時代で4科目を一括して受けなければならなかったのですが、現在は一科目から受験でき試験もコンピューター化され自身に都合のいい日程で受験できるというので会社勤めをしながらでも十分合格できるかと思います。ちなみに合格までの時間は大学時代に簿記1級は取っていたので760時間ほど(8ヶ月間)で合格できました。ただUSCPAについては州によって必要な会計関連の単位取得が必要なのでそれだけで30万円ほど+渡米費用20万円+専門学校受講代60万円他で100万円以上掛かりました。
もし営業に配属された場合でも、USCPAを取ったのであれば経理部への異動も十分考えられます。私の場合は新卒ではなく経理のキャリア採用だったのですが間違いなくUSCPAは評価されたと思います。もちろんそれまでの経理実務の経験が評価されたことは間違いないのですが、転職する際には有利に働くことは間違いないと思います。
社内での評価ですが資格取得者だからというからといって特別な扱いを受けることはありません。資格だけで仕事は出来るわけはないのでとにかく実務経験をどんどん積んで社内専門家としての地位を確立するのが良いと思われます。特に資格がなくてもバリバリ仕事をされている方は回りにたくさんいます。
転職についてですが現状はJCPAですら就職難なので監査法人への転職は厳しいのと金融機関とメーカーでは経理処理がまったく異なると思いますので、もし将来転職を考えているならやはり同業のメーカーになるとおもいます。ただあなた自身がまだお若いのでポテンシャル採用ということであれば違う業種で働くことも可能だと思います。
また海外で働くことを考えた場合、経理部長クラスではUSCPAホルダーは優遇(若しくは必須)されるそうです。先日オーストラリアに海外赴任した先輩も言っていたのですがやはり周りにCPA(豪州)ホルダーがたくさんいて先輩はCPA資格を持っていないために(実務は物凄く出来る方です。)現地人から「経理で役職も高いのにCPAももっていないのか」というような発言が暗にあったという不満を漏らしていました。なので海外への転職又は赴任を考えた場合はUSCPAは取得しておいたほうがいいと思います。
私見ですが今後のIFRS(国際財務報告基準)の上場企業への強制適用のことも考えると費用対効果の面からはUSCPAがいいかと思います。
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