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タルコフスキーの映画で「惑星ソラリス」以外でおすすめのものありますか?



表題のとおりなのですが、「惑星ソラリス」が有名なあまり、他の作品をよく知りません。
お勧めとその理由ありましたら教えてください。

A 回答 (6件)

僕の村は戦場だった


内容は書きませんが
少年の記憶に残る平和な日々を詩情豊かで美しい回想シーンにして、
少年が直面した厳しい戦争の現実の描写を引き立てています。

作品数が少ないので、全部見た方が良いのではと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

平和と戦争、過去と現実、対比が興味をひきますね。
たしかに作品数が少ないので、全部見てみたいのですね。
みなさまのご意見を参考に、優先順位をつけてみて見たいと思います。

お礼日時:2010/02/11 10:49

作品数が少なく、駄作はゼロですので、どれを見ても見応えがありますが、「惑星ソラリス」から入ったのでしたら、同じSF作品でもある「ストーカー」がいいんじゃないかと思います。


こちらはSFXというか特撮はゼロなんですけど、色彩や画面作りがもうSFX以上のものを持っていて、驚かされると思います。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1 …

ただ残念ながらタルコフスキー作品を扱っているレンタル店はほとんどありませんので、DVDを購入するなどしか鑑賞する方法が無いかもしれませんけど。

タルコフスキーの”タッチ”が楽しめるのでしたら、同じロシアの監督ソクーロフの作品もいいんじゃないかと思います。
「日陽はしづかに発酵し…」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1 …

アンドレイ・ズビャギンツェフもタルコフスキーの再来なんて言われてます。
「父、帰る」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3 …
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タルコフスキーやキューブリックは寡作なので全部見たほうがよいです。


『僕の村は戦場だった』は傑作だと思います。キューブリックの『突撃』と合わせてどうぞ。

同じ旧ソ連出身の監督という括りではヴィターリー・カネフスキーの『動くな、死ね、甦れ!』とか、オタール・イオセリアーニ監督の『四月』『素敵な歌と舟はゆく』などもいいですね。
でもいずれも一般的にはマイナーであり、かつ『惑星ソラリス』よりも難解です。

『惑星ソラリス』のムードがお好きなら、フランソワ・トリュフォーの『華氏451』も似ている雰囲気があるかもしれません。ジャック・タチの『プレイタイム』も同様です。
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タルコフスキーは独特の水の描き方をします。

多分、ソラリスで開眼したのだと思いますが、ソラリス以降のストーカー、ノスタルジアといった作品では水の描写に独特のこだわりがあります。で、これは、残念ながらNTSCビデオの表現力では再現困難です(PALの方がまし)。

あと、タルコフスキーの映画は気持ちよくて眠いです。眠いのは見る方の問題ではなく、作家が観客の気持ちよい中枢を刺激する映画を作っているので眠くて正解です。ですから、完走するまで遠慮無く眠ってください(気持ちいいですよ)。
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アンドレイ・タルコフスキーの映画は僕は好きです。


 『惑星ソラリス』は当然僕の好きな映画です。
 彼の映画は殆ど出尽くしている感じがありますが、観た映画を順番に挙げていきます
 『僕の村は戦場だった』
  タルコフスキー監督の長編デビュー作。彼の映画で1番ストーリー的にはわかりやすいかも?ラストシーンは『惑星ソラリス』よりも、こっちの方がインパクトが僕にはありましたね。

 『ストーカー』
  題名は犯罪行為の意味で使われることがありますが、そのストーカーとは意味が違います。
 この映画は人類の願いが何でもかなう(ゾーン)と言う場所があるのですが、その望みをかなえたい人を連れて行く役目の人をストーカーと、この映画では言っています。
 人類の不安や悩みの救済する魂の映画!3時間の長い映画ですけれど、人間がどうして苦悩して生きていくかを描いた傑作です。ラストはその苦悩から解放される感じが僕にもありました。
 
 『鏡』
 僕が今まで観たタルコフスキー映画で最も難解だと感じる映画。過去と現在が行き来するし、主人公の母親と妻が同じ人が演じているので余計にややこしい。ちなみにこの映画は3回観ています。
 しかし、この映画はタルコフスキーの自伝的映画で、彼の生きていた間の歴史的事件を挿入したりした作品。例えば中国文化革命や、日本の原爆シーンなどが挿入されています。
 しかし、タルコフスキーの母や妻に対する想いが込められた映画だということに3回目でやっと気付きました。

 『ノスタルジア』
 この映画も3回観ています。最初は平和についての映画だということがぼんやりとわかっただけでした。久しぶりに2回目観た時は登場人物の把握が出来なかったので、最初観た時とあんまり感動は無かったのですが、2回目から間をおかずに3回目見たら物凄く感動しました。
 3回目観た時にやっとタルコフスキーの平和に対する願いを心の底から感じる事ができました。特にローマ市内での壮絶な演説シーンは映画史上における名シーンだと思います。

 他にも彼の映画で『サクリファイス』という遺作がありますが、この映画は観ていません。
 ちなみに『僕の村は戦場だった』と『惑星ソラリス』はレンタル店にあったのでレンタルで観ましたが、『ストーカー』『鏡』『ノスタルジア』はDVDを買ってみました。

 タルコフスキー監督は『映像の詩人』と呼ばれています。彼の映画は水、火、犬などがモチーフで挙げられることが多いです。
 『惑星ソラリス』でもラストシーンで家の中に居るのに雨が降っているシーンがありますが、まさに水をモチーフにした彼の特徴であると思います。
 そしてよく家が燃えているシーンが出てきたり、『ストーカー』と言う映画では不自然なタイミングで犬が途中から出てきたりします。
 まさに『映像の詩人』と言われるタルコフスキーの水、火、犬、森などを映像美で見せてくれる彼の映画は素晴らしい。
 しかし、彼の映画には他の特徴で登場人物の長い難解な台詞回しのシーンや、宗教が絡んだり、過去と現在が行き来したり(一応、過去はセピア調で描く事が多いですが)する事が、非常に難解に感じる事が多いですね。
 彼はソ連の監督ですから、日本人にとって有名な人物が出てこないので人物関係がわかりにくい(私みたいに何回も同じ映画をみればわかりますが)。
 しかし彼の映画をわかった時の喜びは本当に感動します。実際彼の父親は詩人ですからね。映像的表現の中に平和を求める彼の作家性は父親の影響を受けている感じがします。
 とりあえず『僕の村は戦場だった』はストーリー的には1番わかりやすいので、まずは『僕の村は戦場だった』を観ることからお勧めします。

 しかし、彼のような映画作家は恐らく現在では評価されないでしょうね。今もし彼のような映画作家が居ても、意味不明でバッサリと斬られてしまうと思います。
 長々と拙い文章を書いてすいませんでした。とにかく彼の映画は観ないと良さはわからないですから、とにかく彼の映画を観ることにチャレンジしてください。
 そうすれば他の映画を観る時の世界観も変わってくると思います。

 
  
 
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私は、この監督は特に映像の美しさという面で魅かれているのですが、


「ノスタルジア」と、「サクリファイス」が好きです。
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