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高校の生物の教師です。
酵素と無機触媒の違いとして、過酸化水素に肝臓片や酸化マンガンを加え比較する実験はほとんどの生物の教科書に出ています。さらに溶液を酸性や塩基性にしてから同様の実験をします。さて、ここからが質問です。
溶液を酸性にするため3%過酸化水素(2ml)と10%塩酸(2ml)を試験管に入れ、そこに肝臓片や酸化マンガンを入れます。結果は生物の教科書通りなのですが、酸化マンガンを入れたほうの溶液が黄色っぽくなります。以前から気になっていたのですが、これは、どのような理由からなのでしょうか。塩酸のかわりに蒸留水を用いたときには色の変化はありません。
よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

> 酸化マンガンを入れたほうの溶液が黄色っぽくなります。



可能性として、
 1)発生直後の酸素により、塩酸中のHClが酸化されてCl2が発生
 2)酸化マンガン(IV)に不純物として含まれる鉄などの溶出
の2つが頭に浮かびましたが、前者と考えるには濃度が低そうなのと、
独特の臭気に気づくとか、気分を悪くする生徒が出た、といったことに
なりそうですので(汗)、恐らく後者かと思います。

鉄がどの程度あるか、の確認は、分析ならフェナントロリンで発色
(比色分析)になるかと思いますが、簡易的な確認法となると・・・(汗)
(今回の場合、「鉄(III)イオンによるか酸化水素水の分解」では
 確認できませんし・・・)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。化学部の生徒に調べさせてみようと思っています。

お礼日時:2010/03/01 17:50

酸化マンガンと塩酸の反応は塩素ガスの発生方法の一つです。

塩素が水に溶けると黄色っぽくなります。
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#2の(2)に書かれている鉄の可能性が高いです。


家庭用のアルミ箔を塩酸に溶かしたときも溶液が黄色くなります。
Fe3+だろうといわれています。
酸化マンガン(IV)を溶かしたときも同じだろうと思います。

KSCN溶液かK4[Fe(CN)6]溶液かで変色を調べて見るとはっきりすると思います。
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過酸化水素は何を用いられておりますか?


医薬品のオキシドールでしょうか。
自己分解を防ぐために、有機安定剤を加えて有りますので、
それが塩酸で黄色っぽくなる原因ではないかと思いますが。
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