プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

経済素人の者です。今日本はデフレと言われております。しかし、デフレと言うのはお金の量が、商品に対して少ない場合に生じると聞きました。その逆でお金の量が、商品に対して多い場合をインフレというと聞きました。しかし、今、膨大な量の国債を発行しております。国債はお金の一種なのですから、お金の量が増えているということだと思います。お金(国債)の量が増えているのに、なぜ日本はインフレにならずにデフレになってしまうのでしょうか?教えて下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

デフレは、「お金の価値が高すぎる経済」であり、インフレは「物の価値が高すぎる経済」です。



そもそも、政府が国債を発行してこれを物価の上昇につなげていく為には、「消費性向」の高い分野
に、「パッケージ」で、政府支出を投入し、「乗数効果」を発生させる必要があります。

つまり、政府支出を増やしてもデフレがやまない理由は、「消費性向」の低い分野に投入しているか、
「単品」で発注しているか、何らかの事情で「乗数効果」が発生していないか。このどれかになるの
ではないでしょうか。

しかし、今の日本の経済を見た場合、どうでしょう。
一番解りやすい例で言うと、前政権で、話題性が高く、消費性向の高い分野である「エコ」の分野に、
パッケージ、つまり、「エコカー減税」「エコカー補助金」「エコポイント」の3つに加えて、「高
速道路の土日祝上限1000円」「ETC購入補助」「定額給付金」という3つの制度を同時に施行しま
した。

結果、国民の消費が拡大し、前年度のGDPが拡大する原動力となったのです。

で、例えばこのとき国民の起こした消費が、仮にに1000万円だったとします。これが全額トヨタ
に対して支払われたとします。

トヨタは、1000万円という新たなる「原資」を手にしたわけですから、この「原資」を元手に、
500万円民間銀行から借り入れを起こしたとします。そして、トヨタは合計1500万円という
お金を更に発注に回すとします。

また、表面的には1000万円というお金ですが、これに付随して、例えば定額給付金と高速道路の
上限1000円を利用して遠出した家族が小さなレストランでご飯を食べたとします。

家族で1万円くらいのご飯を食べたとすると、その小さなレストランには1万円のお金が入るわけ
ですから、レストランの経営者はその1万円の内、利益金額である5000円を使って、何か買い物
をしたとします。

同じ1万円が起こした消費は、これで15000円になりますね。

こういった作用を「乗数効果」と呼びます。

これが浸透してくると、例えばユニクロで購入したTシャツを、更に服飾店で購入したアクセサリー
グッズなどを用いてコーディネートしようとする人、何てのが現れます。(このあいだニュースで
やってました)

例えばTシャツが1着1000円だとすると、服飾店で購入したアクセサリーが仮に300円だった
場合、1着1000円のTシャツが1300円のTシャツに化けてしまいます。

インフレ経済になることはないと思いますが、少なくともデフレ経済の脱却に向けた芽生えは見えて
きたように感じています。

このところ大手企業の決算報告が「増収増益」だったりするニュースもよく見かけると思います。

今月20日に2010年1-3月の4半期別GDPが発表されます。

2009年1-3四半期こそ前年に対して落としてしまいましたが、第2四半期、6%成長、第3四
半期0.9%減少、第4四半期4%成長という軌跡をたどっています。

例年同じ軌跡をたどるので(12月を含む月が最も多く、1月はその月に対して金額を落とす。
6月期は1月に比べると成長し、9月期は6月期に比べると減少する、という軌跡)、一番重要なの
はこの2010年1-3月期に、12月期に比べてどの程度成長するのか。あるいは後退するのか。

そこが重要だと思います。
    • good
    • 0

民間企業の多数が借金返済を優先し事業拡大を行わないため、一時的にしかお金が流通しないで金融機関へ舞い戻り、滞留するような事が長期間続いたから。

    • good
    • 0

総需要<総供給


これがデフレ。

http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ms/ms100 …

そんなに広義流動性(国債を含む)は増えていませんし
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!