人生のプチ美学を教えてください!!

研究をおもしろいと感じるか否か。。。

研究をおもしろいと感じる人と、苦痛でしょうがないという人がいると思うのですが、この違いは何が原因でしょうか?

教えてgoo!とか質問サイトを良く見る好奇心旺盛な人とか 笑
でも僕は講義より研究はおもしろかったのですがみなさんどうでしょう?

A 回答 (3件)

>研究をおもしろいと感じる人と、苦痛でしょうがないという人



世間のおおいなる誤解だとぼくは思っているのですが,研究員や大学教員が「好きなことをやって給料をもらっている」というのは「?」だと思いますね。

まず,基本的に研究すること,新しい発見をすることが好きでないと,この道には進みません。これは事実でしょう。しかし,仕事としてやると,はなしは違ってきます。大学院博士課程あたりからでしょうか。なぜなら,

・博士課程のあいだに,または在職何年間かのあいだに,これこれの業績をあげなければいけないという義務が生じる。業績をあげないと学位がもらえなかったり,任期雇用が切れたり,昇任できなくなる。

・競争相手がでてくる。この世界は1日でも早く論文を投稿したほうにプライオリティが生じます。他人に先を越されると,何年もやってきたことがふいになりますから,焦ります。

・金がかかる研究だと,研究資金がとれないことが焦りをつのらせます。だから,研究室のヘッドである教授はしこしこと申請書を書きますが,そのうちに手下を養うための金をもらうのが目的なのか,研究をするのが目的なのか,わからなくなります。

・研究成果がでたとして,それをまとめた投稿論文はフリーパスで学術雑誌に掲載されるわけではなく,レフェリー(査読者)が読んでいちゃもんをつけ,著者が書き直さないと審査を通りません。場合によってはむちゃくちゃなコメントが返ってきますが,それでも「おまえバカか?」という趣意の返答をすると却下されアウトになりますので(だからぼくは別の雑誌に投稿して受理された 笑),ハラワタが煮えくりかえります。

・特別に研究資金をもらってきた場合には,成果報告書を書かなければなりません。しばらく前のニュースで,科研費の報告書を出していない者が500人ほどいたと報道していましたが,だれでも書くのは面倒なのですね。この報告書には,クソみたいな内容のものもありますが,自分自身がそういうものを書かざるをえないときは,ストレスがたまります。

・学生や院生がアホで手をかけないと研究できない場合,大学教員も教育者のはしくれだから顔には出さないものの,本当に頭にきます。

というふうに,ちぎれたハラワタをつくろいつくろい研究を続けるわけですが,「それでも辞表をたたきつけないていどには気に入ってやっている」というのが真相でしょう。ぼく個人は,定年になってアホばっかの学会もすべて退会し,面倒な学生の顔を見ないですむようになることが,唯一の生きる希望ですね 爆。
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現役大学教授の#2様のお答えに付け加えることはほとんど無いのですが、旧国研(現独法)の状況を少し加えましょう。


1.独法の研究者は理研などの「特に偉い」先生以外、学会の委員会、特に経営会議に引きずり出されることはあまりありません。そこは東大の先生達のように大学に勤めているのか学会に勤めているのか政府の委員が本職か分らなくなるのとかなり違います。
2.学生が少ない。大学から卒研の学生さん達が来てくれますが、各大学の方で「足切り」をしてくれるので、「こりゃダメだ」というケースは大学と比べかなり少ないのです。感謝、感謝。
3.外国人研究者が多い。正規の研究者にも外国籍の方が多いです。彼らには学生さんは指導して頂けませんね。
4.ポスドクがかなり多い、これについては後にも述べますが、政府が博士研究員の予算を多めに付けてくれるようになった反面、独法の正規職員のポストは減りつつあります。これは国研→独法になった際に「公務員」(人事院が採用)→「独法職員」(独法自身が採用)になり、さらに独法職員の給与が国から直接ではなく独法への「交付金」から払うかたちになったところにあります。
国立大学も同様だと思いますがこの「交付金」は毎年10%けずられます。だから終身雇用する人数に大きな枷がはまってしまったのです。研究者だけでなく事務職員も「公務員」→「独法職員」になったため正規職員がどんどん減り「契約職員」の占める比率がどんどん大きくなります。
5.ポスドクは研究費を取ってくればその中から「契約職員」として雇用できるのですが、「正規職員」は交付金で雇用しなくてはならないので、ポスドクの行き場はどんどん減り、いつまで経ってもポスドクというケースがかなり増えてきました。

で、研究が好きか、ということになると、独法の職員の方が大学より「研究に集中」し易いでしょう。研究費を出してくれる口は増え、ポスドクが増えましたから、自分の好きな研究はやり易くなりました。
でも、昇進するには一定数のまともな論文を書かねばならないので、その辺は大学と同じです。
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この回答へのお礼

みなさんありがとう。

お礼日時:2010/07/13 20:34

自分は中高一貫なんですが、中高一貫私立よりも、公立中高出身者の方が研究熱心な人が多いように思いました。



要するに中高一貫私立出身者は10年来の「結果至上主義」が染み付いてる。
だから勝ち負けに興味がある。
短期ではっきり勝ち負けの出る就職活動とか、受験、公務員試験とかが好き。
また負けることへの恐怖心が強いから、既にあるルート、リスクの少ない生き方を選ぶ。

公立校出身者は探究心から大学や学部を選んでる。過程が好き。
研究は数年がかりなのが殆どだし、失敗も多い。

もちろん個人差もある。あとは人間関係。素晴らしい先輩がいるとか、野球大会が楽しかったなんて話をよくする奴は研究もガンバってるし、中退したりする人は個人的な悩みかそうじゃなかったら教授や先輩との折り合いが悪くて辞めるケースが殆ど。
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