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熱力学についての問題です。

65.0gのキセノンが298K,2.00atmで容器に入っている。これが断熱的に1.00atmの一定の外力に抗して膨張した。最終温度を計算せよ。

w=-p∫dV
w=△U=Cv△T
から計算を試みたのですが解答と一致しませんでした。ご教授願います。

解答は238Kです。

A 回答 (2件)

代数でやると楽です。



始状態:p1V1=nRT1 ……(1)
終状態:p2V2=nRT2 ……(2)
一定の外力に抗して膨張:w=-p2(V2-V1) ……(3)
単原子理想気体の断熱変化:w=n(3R/2)(T2-T1) ……(4)

(1),(2)を(3)に代入すれば
w=-p2(nRT2/p2-nRT1/p1)=-nR(T2-(p2/p1)T1)

(3)と(4)が等しいことから
-(T2-(p2/p1)T1)=(3/2)(T2-T1)

よって
T2=(2/5)(3/2+(p2/p1))T1
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atm で出すと,単位換算とか面倒なんですよね...なんで,Pa にしとかないのかなあ.


それにしても,これってけっこう手数も必要で,みかけより面倒なんですが...

始状態での体積は,(65.0/131.3)×0.0821×298÷2.00 = 6.056 [L] = 6.056×10^-3 [m3]
終状態での温度を T,体積を V [m3] とする.終状態では,圧力が 1.00 atm なのは確定しているので,
1.00×V×10^3 = (65.0/131.3)×0.0821×T
したがって,V = 4.064×10^-5 × T [m3]
外圧が一定なので,その外圧 p に対して
w = -pΔV = - 1.00×101325×(4.064×10^-5 × T - 6.056×10^-3) = 4.118×T - 613.6 [J]
断熱なので q=0 ということで,これがそのまま内部エネルギー変化になります.
単原子期待なので,定圧モル熱容量 Cv を (3/2)R = 12.47 [J/mol] とすれば,内部エネルギー変化は 2.00×12.47×(298 - T) = 24.94×(298 - T) = 7444 - 24.94×T [J]
したがって,
7444 - 24.94×T = 4.118×T - 613.6
6830 = 29.06×T
T = 235 [K]
単位換算とかで計算誤差とかもあるので,3K の差はその辺りに由来するのでしょう.
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