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バイオディーゼル燃料の原料として,米国では大豆,欧州では菜種が使用されているそうですが,それぞれの原料の生産量(収穫量)の何パーセントが燃料用に使用され,食用,化学用などほかの用途への使用割合はどれくらいなのか,教えてください。

A 回答 (1件)

多分ご要求の数字は得るのが難しいと思います。


バイオディーゼル燃料(BDF)の原料は植物油全般であり、大豆油も菜種油もその一部にしか過ぎません。
米国のBDFが全て大豆油から作られ、欧州のBDFが全て菜種油から作られる訳ではありませんし、そもそもは素性がはっきりしない廃植物油をメチルエステル化する事、つまり廃物利用が発端な国が多いのです。
大豆油や菜種油の様に市場価格があるものは、それに手を加えて燃料にして価格が合う訳がありません。
従って現在のように各国が補助制度を導入して新油からのBDF製造が始まったのですが、はるかに値段が安いパーム油や売れようの無かった非食用油の方がBDF原料に向いているのは明らかです。
またBDFと言っても、脂肪酸メチルエステル(FAME)と言うものだけで無く、BTL(植物性人造石油)と言う性能的に優れた製品も欧州では市販されています。
米国ではガソリン車が多い上に大豆の生産量は膨大であり、欧州では多数の原料が各国でバラバラに使用されている事を考えると、双方のBDF転用比率は円グラフでは見分けられない程度、数%にも行かないと思います。
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この回答へのお礼

aburakuni様
もう回答がないものとあきらめかけていたところをご親切な回答有難うございました。
たしかにおっしゃる通り,BDFの原料は多岐にわたりますが,欧州,米国はBDF用に菜種と大豆を栽培しているとも聞きました。大豆は納豆・豆腐からBDFまで多用されてはおりますが,http://www.maff.go.jp/j/study/daizu_yuryo/01/pdf …を見たら,大豆の90%以上が搾油されているように理解しましたので,食用比率的には少ないのかと思いました。世界の原料の生産量とバイオディーゼル燃料の生産量から考えてaburakuni様のおっしゃる数%以下というのは,ごもっともと思います。
ついでながら,FAME(NEAT)は少し試してみましたが,問題がいろいろありました。(軽油混合・B5程度なら問題はない) BTL(水素添加・脱酸素)に期待しています。ただ,軽油より灯油に近い性状になることが気になります。Jet燃料やFAMEの苦手な寒冷地にはもってこいでしょうが。
有難うございました。

お礼日時:2010/10/15 21:53

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