
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
もちろん砲弾自信には推進装置はついておりませんが北朝鮮製のものとはいえ
最大で40kmは飛ぶそうです。
ちなみに戦艦大和の九一式徹甲弾は60kmくらいは飛んだそうです。
(30km離れたところから打って189mmの鋼板を打ち抜き木っ端微塵にしたデータが残っているそうです)
精度ですが、製作段階で当然試し打ちをしておりますから
着弾の位置は把握しているのである程度高いとのことです。
また弾の重さ、初速、打ち出し角度などの計算から
12kmくらいでしたら的の半径50m以内に着弾するらしいです。
まぁ、北朝鮮製のものですから火薬の料や質が均一でないこともあり
気温や気候によってもばらつきはあると思います。
何発かに一発は設計図どおりの弾があると思われますので
それを使えば精度はかなり高いでしょう。
(軍事評論家の友人と昨日飲みながらそんな話をした、タイムリーなご質問でした)
No.7
- 回答日時:
回答番号:ANo.5、6です。
軍用ではありませんが、アメリカのローレンス・リバモア国立研究所のジョン・ハンター達が提唱した巨大なライトガスガンは、燃焼ガスの圧力で動くピストンで、水素ガスを押し、その水素ガスの圧力で砲弾を発射し、ロケットの補助により、衛星軌道にまで砲弾が到達するという構想ですから、仰角を変えて建造すれば、地球上の何処にでも届く事になります。
【参考URL】
多薬室砲 - Wikipedia > 2.1 ライトガスガン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E8%96%AC% …
但し、1回撃つ度に砲身の中に水素ガスを充填し直さなければならないため、兵器としては使い物になりません。
尚、【参考URL】にはライトガスガンが多薬室砲の一種であるかの様に書かれていますが、それは間違いです。
多薬室砲は砲身内を砲弾が移動するのに合わせて、燃焼ガスを追加するというものです。
これに対し、ライトガスガンは、砲弾がガスの圧力で押されるためには、砲弾の後ろにガスの分子が衝突なければならないため、砲弾の速度が速くなると、砲弾とガス分子の速度差が少なくなり、砲弾に追いついて衝突する分子の衝突の衝撃が小さくなり、砲弾を押すガスの圧力が低下するので、同じ温度において、分子量の小さいガス程、分子の運動速度が速い事を利用して、燃焼ガスよりも、分子の運動速度が速い水素ガスで砲弾を押すというもので、多薬室砲とは全く異なる原理によるものです。
後、うろ覚えですが、ライトガスガンのもっと小型のものらしき、二段式大砲が、成層圏調査用として使用されていたという話を、昔のギネスブックで見た記憶があるのですが、インターネットを検索しても情報が得られませんでしたので、成層圏調査用の二段式砲は、ライトガスガンではないのかも知れません。
それから、砲弾の速度が速くなると、砲弾を押すガスの圧力が低下する事を避けるために、装薬(弾を発射するために爆発させる火薬)を薬室内で燃焼させるのではなく、砲弾の後部に付属させた装薬を、砲弾と共に砲身内を移動させながら燃焼させる事で、ガス分子が砲弾に追いつく必要を無くする、砲弾移動装薬(トラベリングチャージ)という技術もあります。
移動装薬は、兵器としても充分使用可能な技術だと思えるのですが、何故か実用化されたという話を(私は)聞いた事がありません。
No.6
- 回答日時:
回答番号:ANo.5です。
>このような砲撃についての今の技術では、射出地点から最大何キロくらい離れたところまで、届くのでしょうか?
射程を延ばすための技術の一種に、ベースブリード弾というものがあります。
砲弾が大気中を進んでいる時、砲弾が空気をかき分けて進むため、砲弾の後ろは大気から受ける圧力が低くなるため、砲弾が受ける空気抵抗は大きくなります。
ベースブリード弾は、砲弾の尾部にゆっくりと燃える火薬の様な薬剤であるガス発生剤を持ち、砲から打ち出されると、砲弾の尾部に開けられた多数の小穴から、ガス発生剤が燃焼した際に発生するガスが、砲弾の後ろの圧力が低くなっている所に放出される事で、砲弾の後側の圧力を上昇させたり、空気抵抗の一因となる空気の渦の発生を抑制する事で、砲弾が受ける空気抵抗を激減し、射程を延ばします。
自衛隊の99式自走155mmりゅう弾砲の場合、最大射程が通常の砲弾を使用した場合は30kmであるのに対し、ベースブリード弾を使用した場合は45kmにもなるそうです。
【参考URL】
99式自走155mmりゅう弾砲 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/99%E5%BC%8F%E8%87%A …
旧日本海軍の戦艦大和II(初代の軍艦大和は明治時代の海防艦)の主砲(46cm×45口径長)の最大射程が42030mですから、現代の砲は、第二次世界大戦中の口径が3倍近い砲を上回る射程があるわけです。
又、中国陸軍のW-90 203mm自走榴弾砲(試作のみ)やその搭載砲を流用した203mm榴弾砲は、ベースブリード弾を使用した場合の最大射程は50kmにもなると見られている様です。
【参考URL】
livedoor Wiki > 日本周辺国の軍事兵器 > 203mm榴弾砲(中国)
http://wiki.m.livedoor.jp/namacha2/wiki/203mm%9E …
それから、イギリス陸軍のAS-90自走榴弾砲ブレイブハート(155mm×52口径長)は、ロケットアシスト弾を使用した場合の射程が60~80kmに達すると言われている様です。
尤も、同じ重量の砲弾では、ロケットアシスト弾よりも、ベースブリード弾の方が射程延伸効果が大きいとされていますから、ロケットアシスト弾は普通の弾よりもかなり重量が嵩んでいるのではないかと思います。
処で、砲弾には誘導装置がありませんから、射程が長くなる程、命中率が悪くなります。
砲弾に誘導装置を取り付けると高価になりますから、費用をかけても構わない場合にしか使えなくなり、費用をかけても構わないのであれば、ミサイルを使った方が、命中率や射程、破壊力が良くなりますので、砲弾には普通は誘導装置を取り付けません。
そのため、現代では極端に長い射程を持つ砲は、あまり必要とはされないと思います。
尚、ミサイルが普及して居なかった時代であれば、第一次世界大戦中のドイツ軍がパリを砲撃した列車砲、カイザー=ヴィルヘルム砲(口径210~240mm、全長約28m、通称パリ砲)は、パリ市民に対する心理的効果を狙ったもので、命中率は必要とされなかった事もあり、射程が130kmもありました。
【参考URL】
パリ砲 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA% …
同様の用途を目的として、第二次世界大戦中のドイツ軍が対ロンドン砲撃を目的として開発していたV3多薬室砲(通称ムカデ砲)は、側面に薬室(装薬を爆発させるためのスペース)を備えた砲身を多数連結し、砲身内を砲弾が進むに合わせて、順番に側面の装薬を爆発させる、という特殊な構造をした砲で、射程は152kmを目標としていましたが、実際には90kmにも到達せず、しかも、構造が複雑過ぎるため、1回撃つ度に故障してしまい、実用化は出来ませんでした。
【参考URL】
V3 15センチ高圧ポンプ砲 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/V3_15%E3%82%BB%E3%8 …
No.5
- 回答日時:
>射出される弾自体には、推進力がないということですよね?あったら、ミサイルというのかなと思ったのですが、正しいでしょうか?
ミサイルとは、自らが備えている推進力を主に使用して飛翔する事に加えて、目標に向かって弾道を修正する誘導装置も備えている兵器の事です。
ですから、ロケット推進で飛翔するロケット弾の内、誘導装置が無いものはミサイルとは呼ばれません。
尚、ミサイルの中でもロケットで推進するものは、誘導装置を備えたロケット弾の一種と言えますが、ミサイルの中にはジェットエンジンで飛翔するものもありますから、全てのミサイルがロケット弾の一種という訳ではありません。
それから、航空機から投下する爆弾に誘導装置を取り付けた、誘導爆弾の中には、射程を延ばすために、補助的にロケットで推進するものもありますが、この場合のロケットはあくまでも補助的なものに過ぎず、爆弾が飛翔する主な力は、投下した航空機の速度と高度によるものであるため、通常はミサイルとは呼ばれません。
No.4
- 回答日時:
ロシア製なのか、中国製なのはか存じませんが、大砲としちゃあ、射程は
報道の通りの30キロ未満なんでありましょが・・・かの国が、ロケットアシスト
の着いた砲弾を購入していれば、さらに伸びます(40キロ近くまでは楽勝
でしょう)。
初速で930mですんで、海をはさんで風まかせで打ったら、精度なんて期待
できません。今回は12キロぐらい離れてたらしいから・・・少なくとも
15秒程度は翼も姿勢制御もなしで海風の中を飛んでいくわけで・・・着弾を
みて修正しながら撃ったものと思われます。修正しようが、風だけは読めない
ですものね。韓国側の反撃も同様だと報道されてます。戦闘機から誘導弾で
撃ち返したら、北朝鮮側の死者数はすごい数だと思いますが、砲撃の反撃で
あれば・・・・いわゆる脅しには屈しないっていう程度の反撃であったはず
です。
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