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小規模ボイラーについて、質問なのですが、ボイラの直径や伝導率云々との解説ばかりで
具体的に何処製の何々型小規模ボイラーみたいな感じで、販売している製品等はさっぱり見つかりません。
そこで、小規模ボイラーとはどういった規模の施設で運用していて、どのぐらいの機能があるものなのでしょうか?

(例:銭湯、2階建ての民宿、10階建ての大きなホテル、/銭湯の湯船が沸かせる、健康ランドの大浴場が沸かせる)等こんな感じでお願いします。

A 回答 (1件)

2級ボイラ技師免許所持者です。



まず、ボイラーの区分について、念のため下記を確認してください。

http://www.bcsa.or.jp/00_honbu/kensa-3/newpage63 …

それで、ここにも書いてありますが、「小規模ボイラー」というのは「便宜上」の呼び方で、法規上の用語ではないので、この言葉で検索してもなかなか見つからないと思います。
ざっくりと申しますと、「ボイラー」の中でも、小規模で「ボイラ技師免許がなくても(講習会を受講すれば)使えるボイラー」というのがポイントです。

保障はできませんが、たとえば、下記のボイラーなどで、「小規模ボイラ」になるものがあるかもしれません。

http://www.n-thermo.co.jp/products/percolation/t …

さて、ボイラの動向ですが、最近は小型ボイラーや簡易ボイラーを連接設置(早い話、小さいボイラーをたくさん並べる)のがはやりで、そうではない「ボイラー」は減ってきています。逆に言えば、これでまかなえないものが、「小規模ボイラー」の出番です。では、どういうものがまかなえないかというと、先ほどの表を見ると、大きな違いは「圧力」です。つまり、規模は小さいけれど、圧力が高くて小型・簡易ボイラの範疇を超えるような用途が、お尋ねの用途ということになります。

圧力が高い、というのは温度が高い、と言い換えられます。たとえば0.1MPaの蒸気の飽和温度は120℃くらいです。暖房用ですとか、お風呂のお湯を沸かすにはこんな高温(高圧)は、通常必要ないし、調理用でもこれで結構こなせます。普通ではなく、特別に高温を必要とする厨房などが、候補としては上げられます。
そうすると、工場などが候補になってきますが、今度は規模が小さいところ、となるとあんまりないかもしれません。
あとは、連接設置が主流になる前の、古いボイラーを大事に使い続けている現場があります。逆に言えば、最近できた設備では少ないのではないでしょうか。

まとめますと、
○大規模ではない工場、調理場、病院等で、特別に高温や高圧を必要とする理由があるところ
○古めの設備を使っている、比較的小規模の銭湯やホテルなど
と、いうことになるかと思います。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
自分はボイラー取扱者を持っていて、取得時に「最近ではボイラー技師でなくとも扱える小規模ボイラーを多数設置して、取り扱える人を増やす」様なニュアンスの話を聞きましたが
それより進んでより簡単な無資格でも扱えるものを多数配置するのが主流なんですね。

丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/19 21:37

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