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日本の潜水艦についての質問をさせて頂きます。

潜水艦をテーマにした小説や映画をよく見るのですが、最近、太平洋戦争中の伊号潜水艦の映画を見ました。

その中で艦長が発令所で指揮を取るシーンがあったのですが、「ちょいブロー」 とか 「〇〇バルブを開けろ」 とか、「メインタンクを〇〇しろ」 とかの命令でした。

考えたのですが、当時の日本軍では英語は敵性外国語として一切使用が禁止されていなかったのではないでしょうか? とすると、このセリフは全く時代考証をしていないナンセンスなセリフという事になるのでしょうか?

機関長も 「機関」 と言わずに 「エンジン」 と表現していたように思います。

あるいは、いちいち日本語に直すと、返って操作上の問題が出るので、潜水艦内だけは特別に認められていたのでしょうか?

A 回答 (7件)

>当時の日本軍では英語は敵性外国語として一切使用が禁止されて


 
 いいえ、日本海軍は早くから英国海軍を手本としており、技術用語も英海軍の言葉をそのまま使用することが普通に行われており、幹部養成のための海軍兵学校でも終戦まで英語は必修科目でした。
 そもそも長年慣れ親しんできた技術用語をいきなり変更したら現場は大迷惑、事故が起きかねません。

 陸軍や一部の民間から「海軍も英語を禁止せい」という声が上がったことがありますが、当時の海軍兵学校校長である井上成美は以下のように述べたと伝わっています。
 「一体何処の国の海軍に、自国語しか話せないような海軍士官がいるか」「いやしくも世界を相手にする海軍士官が英語を知らぬで良いということはあり得ない。英語が今日世界の公用語として使われているのは好む好まないに拘らず明らかな事実であり、事実は素直に事実と認めなければならぬ。外国語のひとつも習得しようという意気のない者は、海軍の方から彼らを必要としない。私が校長である限り英語の廃止などということは絶対に認めない」「これらの運動(校長排斥運動)に従事する人物の主張するところ、概ね浅学非才にして島国根性を脱せず」

 よく野球のボールストライクを「ダメ、よし」、カレーライスを「辛味入り汁かけ飯」なんて言い換えたという話を聞きますが、これだって実際にはあまり行われていなかったみたいですよ。
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この回答へのお礼

有難うございました。
へー、日本の海軍は英語に対してそのような断固たる信念があったのですか ・・・
陸軍と海軍では全然違うとは聞いていたのですが、これを考えると帝国陸軍の思慮の浅さがよく分かりました。
陸軍の参謀たちは、南方戦線で物資の補給を無視して大量の犠牲者を生んだのに誰も責任を取ろうとしなかったと、どこかの小説で読んだ記憶があります。
根拠の無い根性論とか精神至上主義は陸軍独特のものだったのでしょうね。
映画の名前は忘れましたが、「陸軍さんは泥臭く、海軍さんはスマート」というセリフを思い出しました。
潜水艦の中は英語の使用が当り前だったのでしょうね。たしかに、慣れ親しんだバルブという表現を「栓」なんて言い換えられたら、「はっ?」と聞き返すと思います。
それに潜水艦の中は上下関係が考えられないくらいユルイと聞いた事があります。
全員の協力が無ければ生きては帰れないという気持ちが強かったからだと思います。
階級よりも「気持ち」を大事にしたのでしょうね。
改めて当時の潜水艦乗りの根性を賞賛したいと思います。

お礼日時:2011/05/30 16:41

転把って言ってましたねぇ、ハンドルのこと。


長靴もなぜか「ちょうか」って言うんですよね。
陸軍は自分たちにしか理解できない言葉を使うんですねぇ。

トラトラトラって映画で、海軍パイロット役の俳優が「ゼロ戦」って言ってましたね。
でも正式には「れいせん」ですよね。

そもそも「ぜろ」って英語ですよね。
ゼロファイターって言うのなら矛盾じゃないけど、ゼロ戦は頂けない。
例え戦争映画でなくても、現代においても。

「れいせん」という呼び方にこだわってます。
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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅くなり、すみません。
たしかに陸軍はややこしい日本語をあえて使っていたようですね。
おそらく精神論からの発想だと思うのですが、この辺が中国大陸や南方戦線で陸軍がボロ負けした要因になっているように感じています。
兵士の食料は「現地調達」と名目で、その土地の農民たちの食料を略奪する事を最初から計算に入れていたと聞きます。ムチャクチャですよね。
特に「坂の上の雲」を呼んで、明治期の軍の方がよほど柔軟性に冨み、そして現実路線を歩んでいたのかが分かりました。
すみません、脱線してしまいました。

お礼日時:2011/06/08 09:37

敵性語の使用に関してですが、自由でした (^_^; 陸海空軍ともに



主に厳しくされていたのは民間人でした(^_^;



PS、あっちが締め切られたので

>結局は食料の備蓄量を乗組員
>の精神状態で潜行時間の限界が決められるようです。

原子力潜水艦の中で食糧も自給するという計画がありました。

船にのったら一生陸に上がれなくなる、独身は一生独身というので大反対に合い計画は中止になりました
(^_^;

女性も乗せたらそれも解決・・・・・というのも有りました(^_^)v
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この回答へのお礼

有難うございました。
当時の軍隊では意外に英語の使用は認められていたのですね。
野球のセーフが良し、アウトがダメ ・・・ 今思えば笑うしかありません。
そんな馬鹿な事しか考えつかなかったのかなと感じています。

原潜の中の生活 ・・・ すみません、この質問を早くしたかったので締め切ってしまいました(似たような質問を一度に複数すると具合が悪いかなと思って)。

艦内で食料を自給するという計画があったのですか。
ただ、女性も問題もそうでしょうが、多分航海中は飲酒が禁止(飲酒によるトラブル回避のため)されていると思うので、酒好きの乗組員にしたら何年も潜行したままの生活となると気が狂うかも知れませんね。

在来型の潜水艦内の生活は大体分かったのですが、タイフーン級などの超大型原潜の内部は、陸上で普通に生活するのと大きな差が無いようになっていると思います。
潜水艦好きの私にとっては一度体験したみたいのですが、まず無理でしょうね。
でも、たとえば深度300mの海中でジムで汗を流したりサウナに入ったり、食後は映画を見たり、そして自分専用のベッド(タイフーン級になると多分そうなっているかな)で横になる、空気も水も電気も無尽蔵、エアコンで艦内は実に快適 ・・・ 考えただけで胸がワクワクする思いです。

お礼日時:2011/05/30 16:54

・考えたのですが、当時の日本軍では英語は敵性外国語として一切使用が禁止されていなかったのではないでしょうか? 



は???????
カタカナで兵学校や水兵団で教育してるので、何で言い換えないといかんのか?

陸軍では平時から、意味不明なほど日本語翻訳しましたが、海軍では
カタカナ置き換えただけのこと多く、
戦時でも、平時の教育訓練と同じです(映画の描写は、おおむね正しい)
海軍では、英語できんと仕事になりませんから\(^^;)...マ


戦時中、ワンストライクを「よし、一本」
とかアホナな日本語化したのは
軍内部ではなく銃後の内地のほうですよ。
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この回答へのお礼

有難うございました。
> 海軍ではカタカナ置き換えただけのこと多く、戦時でも、平時の教育訓練と同じです ・・
えっ? そうなんですか ・・・
という事は、ブローとかタンク、エンジン、バラスト ・・・ これらは当時でも艦内で使用されていたと考えるべきなのでしょうか?
今まで何となく、「理由の如何を問わず、英語は全て禁止」という時代だったように思っていました。

お礼日時:2011/05/30 16:30

ちょいはいしゅつ


○○栓を開け~
主槽を○○しろー

って言ったら映画見てる人が何してるのか判らないでしょ?

映画の中だけのお話です。
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この回答へのお礼

有難うございました。
やはり映画だけの話だったのですね。
分かりやすいように工夫したのだと思いますが、潜水艦モノが好きな私には、逆に「えっ?」と感じてしまいました。
もしかしたら、小説の読みすぎかも知れません。

でも、今の海自なら、映画のように「ちょいブロー」、「バラスト排出!」とか言っているでしょうね。
もし昔の潜水艦乗りが今の海自の艦長の命令を聞いたら、何の事を言っているのか分からないかも知れませんね。ww

お礼日時:2011/05/30 16:25

映画鑑賞者が解らない単語を羅列されるよりも


解る範囲のセリフを優先したためだと思います。
ドキュメンタリー映画でなければ、それで良いかと。

文化ものに関しての英語はアウトでしょうが、
物の名称まで置き換えてはいなかったと思います。
「エンジンの音轟々と 隼は行く雲の上~」という軍歌もありますし。
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この回答へのお礼

有難うございました。
「エンジンの音 ・・・」というのは、加藤隼戦闘隊の歌ですよね。
当時流行っていた曲とすると、エンジンという表現はOKだったのでしょうか?
すみません、ちょっと気になってしまいました。

お礼日時:2011/05/30 16:19

「映画にする上で、鑑賞者に判りやすいセリフにする」と言う演出をする場合があります。



小説も同じ。読んだ読者が、単語の意味が判らなくて「???」になってしまうと、小説としては失敗作です。

もし小うるさい上官が居たなら、現場は全部日本語を強制されていたかも知れません。

でも、それをそのまま映画にしたとき、観ている観客が、古い日本語が判らなくて「???」だったら、映画としては失敗作になってしまいます。
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この回答へのお礼

有難うございました。
やっぱり映画だけの話だったのですね。
という事は、当時は全て日本語で言っていたのでしょうね。
エンジンは機関、ブローは排出(排気かな?)、ベッドは寝台 ・・・
今これで映画のセリフをやると、たしかに分かり難い映画になるでしょうね。

お礼日時:2011/05/30 16:18

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