オフセット印刷について教えてください。

オフセット印刷は一度、ブランケットに転写してから印刷を行いますがなぜ、一度転写する必要があるのですか？回答、宜しくお願いいたします。

No.1 ベストアンサー 回答者： nacht246 回答日時： 2011/06/26 16:55

大量に一定品質で印刷するためです

オフセット印刷は元々はリトグラフ（平版）から
発展したものです　ブランケットに転写しないで
版に直接、紙を当てて　プレス機でプレスして
印刷するのがリトグラフなのですが、もしその
ような方法で大量に印刷しようとすると、
版の細かい目が、プレス機でプレスする事によって
圧力がかけられることによって、どんどんつぶれていき、
版が「こわれて」しまうのです
（おそらく、リトグラフで一定品質で印刷できるのは、
せいぜい数十枚くらい・・どんなにがんばっても数百枚
程度が限度だと思われます）
これでは、数万枚、数十万枚といった商業印刷の
需要にとても答える事が出来ないので、直接「プレス」
することを避ける事によって、版に負担をかけず
長持ちさせようとする目的が、一番大きいのでは
ないかと思われます

この回答へのお礼

大変、勉強になりました。有り難うございました。

お礼日時：2011/06/26 22:06

No.2 回答者： namakedesign 回答日時： 2011/06/26 17:06

ブランケットを使用する最大のメリット耐刷力です。

版を直接紙に押し付けると、一枚印刷するごとに少しずつ版が傷つきます。
ゴムのブランケットを通すことで、版の耐久性が増すわけです。

平版印刷という方法はグラデーションの再現性がいいので、オフセット印刷以外に、コロタイプ（昔は卒業アルバムの写真集などに使われていた）や、リトグラフ（美術作品の版画で使われている）などがあります。しかし、コロタイプもリトグラフも直接紙を押し付けるため耐刷力が弱く印刷部数も大量なものは苦手でした。
そこでゴムのローラーにいったん転写することで版の寿命を延ばし、同時に高速で印刷できるということです。つまり大量に印刷するものに最適な印刷方法です。
他に耐刷力があり大量に印刷できる（凹版）グラビア印刷という方法もあるのですが、オフセットに比べ版が高いので特殊なものになってしまいました。

この回答へのお礼

大変勉強になりました。有り難うございました。

お礼日時：2011/06/26 22:06