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クローン以外で自分の臓器再生ができる方法ありますか?

A 回答 (1件)

iPS細胞は多分化能を持ち、様々な臓器、組織に分化する能力を持ちますが、試験管の中で遺伝子を導入しても正常な形、機能を獲得するのは困難です。



そのため、iPS細胞による臓器移植を実現するために現在行われている研究として、キメラ動物を使った方法が主流となっています。
具体的には、例えば腎臓を作りたい時ならば、腎臓を作る遺伝子をノックアウトした動物(ブタなど)にヒト由来のiPS細胞を導入すると、その動物は基本的には自身の遺伝子由来の細胞ですが、腎臓はiPS細胞由来になるという仕組みです。

そのためキメラ動物が成体になるまでの期間、例えばブタならば1、2年ということになります。

現状では、ヒトとのキメラ動物を作ることの倫理的問題と、キメラ動物に特有の疾患が人間にうつるようになる(ブタインフルエンザなど)、キメラ動物からの臓器を移植することへの抵抗といった問題と、がんになりやすいなどiPS細胞自体が持つ問題がありますので、実際の臓器移植に利用されるまではまだ10年はかかりそうですね。

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