アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

歌舞伎役者の片岡仁左衛門さんの本名は片岡孝夫です。
歌舞伎役者の場合、跡継ぎの子供がいない場合は、親戚の人が跡を継いだり、芸養子をとったりして跡継ぎを作ります。たとえば、今の団十郎さんはお父さんの11代団十郎が松本幸四郎家から養子に入りました。
ですから、本名の苗字と芸名の苗字は違っている方が多いのですが、片岡仁左衛門さんは両方とも同じです。
これは、片岡仁左衛門の跡継ぎが途切れることなく15代も続いたせいなのでしょうか。
それとも、いったん途切れた後で、たまたま片岡という苗字の人が跡を継いだせいなのでしょうか。

A 回答 (3件)

もともと、団十郎も仁左衛門も、初代のころは「本名としての名字」というものがありません。

江戸時代だからお侍以外には名字がないのです。
役者さんが代々名乗ってきた名字は、あくまで芸名であって、実生活で使われていたことは一度もありません。
明治の名字改正のときに役者さんたちはそれぞれ、何らかの由来に基づいて名字を名乗りました。
団十郎の家系だからといって「市川」を名乗った役者さんはいません。
片岡家が「片岡」を名乗った理由ははっきりとは知りませんが、上方の大名跡であったことと、江戸ほど細かいことにうるさくなかったかもしれないことは、何か関係あるかもしれません。

11代目団十郎は、たしかにもともと7代目幸四郎の長男ですが、
法律上も団十郎の家に養子に入りましたので、
姓も変わりました。「堀越」です。
これは明治に入ってはじめて団十郎の家系が名乗った姓であり、現団十郎の姓も「堀越」です。
同様に、現吉右衛門さんも、祖父にあたる初代吉右衛門さんの「養子」になっています。
姓も初代吉右衛門さんの家の「波野」です。
養子を取った数と戸籍上の姓は、あまり関係ありません。

この回答への補足

なんでこんな変な質問を思いついたかというと、関東には天乃屋の「歌舞伎揚げ」という揚げ煎餅があります。
この煎餅、四角い煎餅には団十郎の「三升」の紋、丸い煎餅には仁左衛門の「丸に二引き」の紋が彫ってあります。それで、この煎餅を食べながらふとこんな疑問が頭をよぎったものですから。

補足日時:2011/07/19 14:02
    • good
    • 0
この回答へのお礼

江戸時代は、武士以外の人は姓を名乗れないということを、すっかり忘れていました。
本名と芸名の姓が違っている場合が多いのは承知の上です。
団十郎家は「堀越」ですし、吉右衛門家と勘三郎家は「波野」、幸四郎家は「藤間」です。(その他は省略)
それぞれ襲名した時の事情もある程度は知っています。
いずれにしろ、回答ありがとうございました。

ところで、先日吉右衛門丈が人間国宝に指定されることが発表になりました。
私の一番好きな役者さんだけに、大感激です。

お礼日時:2011/07/19 13:51

ご参考。


http://www.big.or.jp/~bear/kabuki/bangai/kakei/k …

8代目は養子のようです。

家を途絶えさせないように「男子を養子に入れる」と、その男子は、その家の苗字に変わるので、片岡姓を遺す事が出来ます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
江戸時代は武士以外は姓を名乗れないということを、すっかり忘れていました。
ですから、明治以降片岡仁左衛門が本名に片岡姓を付けてもおかしくないのですよね。

お礼日時:2011/07/19 13:27

15代、男の子が生まれ続けたからでは。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
質問の趣旨としては、なぜ本名が片岡姓の人が片岡仁左衛門を名乗っているか。
ということだったのですが。

お礼日時:2011/07/19 13:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!