過去のQAを探しても一致する質問・回答が無かったので、ここに質問させて頂きます。
読書とは何でしょうか?
何の役に立つのでしょうか?
どのような意味があるのでしょうか?
なぜその行為が勧められるのでしょうか?
その目的や効用を究明したいのですが、
「読書に意味なんてない」
「読書に意味を感じた事はない」
「単なる暇つぶし」
という軽いご意見でも構いませんので、回答をお待ちしております。
どちらかというと、私は読書が好きか嫌いかで言えば好きな方です。
「読書とは何か? 」の命題に関しまして、私なりの答えは持っているのですが、読書が好きな方、嫌いな方、あるいはどっちでも無い方などなど、多種方面の皆様からあまねくお聞きしたく思っております。
人によっては考えるべくもない当然である命題だとは思うのですが、これに関してあえて言語化して読書の目的やその効用を再定義したいと思っています。
よく言われる読書の目的と効用については、「教養・知識が身に付く」「文章力がつく」「説明力がつく」「一般常識を得られる」という意見があるのですが、私はこれらに対し、説明上の浅さから少し不満を持っています。
私自身は、読書は次のような効用があると思っています。
・ノンフィクションは、他者の生涯や過去の情勢、遠く離れた地で起こっている事件を代理経験する事によって、自己の判断基準となる哲学を、自己意識の内部論理・内在的倫理に組み込む事ができる。そして、その哲学を取捨選択するのは自己の自由である。
・文芸作品は、その時代を映した擬似的人間社会を映し出す事によって、ノンフィクションと同様の効果が得られる。
上記は作家の佐藤優氏が雑誌に記載していたのを自分なりにアレンジしたものです。
時間がございましたら、是非皆様の考えをお聞かせ下さい。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
「読書とは何か?」・・・人それぞれでしょう、としか言えません。
人は各個人でそれぞれ立ち位置や、それまで経験してきた事が違います。
そのため考え方も十人十色、人それぞれです。読書に対してもそれは同じ事でしょう。
ましてや一口に読書と言っても、様々なジャンルがあります。それによって変わってくる事もあるでしょう。
例えば、私は会社での仕事に役立てるため、ビジネス書を何冊も活用しました。それまで先人の培った知識や経験が書かれたビジネス書を読む事で、職場で教わった事とは別に、仕事の進め方、段取りの仕方、工夫やアイデア、部下の動かし方等について別な方法や、新たな知識を得て、仕事に生かし実践的に役立てました。
私と同じようにビジネス書を読み、実際に仕事に役立てた経験のある人ならば、読書が役立たないなどと言う事はないでしょう。このように読書するにしても特定のジャンルにおいては実践的に目に見える形で役立つ場合もあります。
しかし、中学生や高校生に同じビジネス書を読ませてたとしても、遠い未来で役立つ事はありえるかもしれませんが、読んだその時に役立つかは難しいところです。
また、同じような仕事をしている人ならともかく、職種の全然違う人(第一次産業など)が読んでも、やはり役立つかどうかは微妙です。
イギリスの哲学者ロックは次のように言っています。
「我々の知識は経験に基づくものであり、知識は結局のところ経験から生ずるものである」
読書して、それが実際に役立った経験を持つ人ならば、読書は役に立つと言うでしょうが、そうした経験の無い人の場合は、読書は役立たないと言ったとしても私は別に驚きません。
また読書するにしてもビジネス書と小説の類では意味合いは大きく違ってきます。
基本的に小説の場合はビジネス書のように日常で実践的に役立つという性格は持っていません。
どちらかというと物語の中で語られている人々の行為や生活、その姿に接し、人生を知り、己の人生に、人間形成に役立てる類のものだと思っています。
その成果は、目に見えるものでも、直ぐにわかるものでもなく、それなりの年月を隔てなければ判断の付かないものだと思います。
ちなみに、人によっては読む本が同じでも受け取り方が違います。
イギリスの詩人にして画家のブレークは聖書について次のように言っています。
「二人は昼も夜も聖書を読んだ。だが、私が白と読んだところを、あなたは黒と読んだ」
人はそれだけ違う考え、受け取り方をするのですから、読書の是非についても、色々と意見が違う人がいても不思議ではありませんし、別に間違いだとも思いません。
まあ、読書を個人的に大きな意味合いで言うならば、読書は先人達の経験と知識、そして知恵を得られるものであり、自分の人生にそれを生かす事ができるかどうかは、各々次第・・・だと思います。
もっと簡単に言えば、読書は知識の蓄積だと思います。
そして、その蓄積された知識を生活において、対人関係において、仕事において、人生において有効に活用できた人は、その経験から読書は有用であり、役立つものであると判断し、他人にも勧めます。しかし、読書して蓄積された知識を有効活用できた経験の無い人は、読書を無用と判断するのではないかと思います。
なお、イギリスの政治家バークは次のように言っています。
「読書をして考えないのは、食事して消化しないのと同じである」
読書をするにしてもただ漠然とするのではなく、本の内容をよく考え自分の考えや行動、人生に生かせなければ、真に読書したとは言えないのだと思います。
この回答への補足
>私は会社での仕事に役立てるため、ビジネス書を何冊も活用しました。
このビジネス書の書籍名を教えて頂く事は可能でしょうか?
できれば、のお願いです。
不躾な依頼ではございますが、宜しくお願い致します。
No.11
- 回答日時:
こういうところで、哲学的な問題提起しても、結局は世俗的な、あるいは常識的な考えに収斂してしまうのかな、と。
生来的に本が読めない、受け付けない、あるいは、本は読めても小説は読めない人だっているんです。そんで、「読書とは何か?」という相対化の試み自体が、実は意味がないのではないか。質問者さんがそれで構わないなら、私もどうでもよい。では、「読書とは何か?」って、その答えはやはり本に求めるのではないでしょうか。
質問者さんは読書家として相当なレベルに思われます。かくいう私は「下の中」です。未熟な私は明確な答えを持ち合わせておりません。
ただ、私が敬愛する人の言葉をお借りして、読書とは
〈優れた先行者に自分から出かけていって門を叩き話を聴く。この訓練が読書を通じてなされている。(略)自分から歩いていって門を叩くからこそ、言葉は身にしみ込む。〉(『読書力』(齋藤孝//岩波新書)より)
齋藤は著者と読者を師弟関係と位置付けています。ほとんどこれですね。読書とは、ある種の訓練と思います。何の訓練か?「倫理」とか論理にはとどまらない、そのことを「師」に教わるのです。
対象年齢によっては、ライトノベルは〈友人〉になりそうです。エンタメ性の高い小説やマンガは〈店と客〉か〈師弟〉。一般以上のものは〈師弟〉だと思います。1回読んで終わりなら、その行為は「鑑賞」であり、関係は〈店と客〉です。何十回と「反復」し読もうものなら〈師弟〉です。
No.10
- 回答日時:
NO.4です。
補足の質問があったようなので・・・私が活用したビジネス書ですが・・・
もう長年、社会人やってるので(もういい歳なので)かなりの数を読みました。
ビジネス書と言っても、例えば一冊丸ごと役立つかというと、大半はそうではなく、既に知っている事や、自分のケースには当て嵌まらない事も書いてあったりするので、自分にとって必要な重要な部分を抜き出して、コピーしたり、ノートに書きだしたりして、不要になった後は古本屋で売却しているので、手元にはそれほどの数はありません。そのように買って、読んで書き出して、終わったら古本屋に売るという事を長年しています。そのためノートは結構な分量になってます。
そうした中で、今でも手元にあるのを何冊かあげると・・・
「管理者の基本・組織を動かし人を育てる」(国富強・著、経営実務出版、1984年発行)
「図解・仕事の段取り入門」(社員教育研究会編、中経出版、1994年発行)
「仕事に役立つ考え方」(武田康嗣・著、日本図書刊行会、1997年発行)
などがあります。
ご多忙中回答頂きましてありがとうございました。
ご紹介頂いた書籍については、是非参考にさせて頂きます。
もっと御礼を述べたいのですが、なかなか上手く書けません。
感謝の気持ちを以って、重ねて御礼申し上げます。
No.9
- 回答日時:
こんにちは、読書中毒気味の者です。
自分の場合は、ひとつに「物語を得る手段」として読書します。この理由は本のみでなく、音楽などにも当てはまりますが。
なぜ中毒気味なまでに「物語」を欲するかは、考えたことがないので、あえて考察しないまま書かせて頂きます。
自分がここで言った「物語」とは、他人の価値観や感情、言うなれば「別の世界」のことです。自分の中では、歌謡曲もゲームもニュースも「物語」です。
新しい「物語」に出会うとワクワクします。しばらくワクワクに出会えないと、イライラしてきます。
「物語」が得られるならばどんなメディアでもいいはずなんですが、自分は本が一番ワクワクできます。おそらくこのへんは、慣れと相性の問題でしょう。
小難しく文化論的にこじつければ、読書という遊びに「めまい」を感じている、ってところでしょうか?
創造性はあると思いますが、模擬や仮想体験とは違う気がします。「へえーこの人はこう思うんだ」程度です。
第二に、「知識のため」に読書しています。前述の通り、情報媒体は書籍が一番相性が良いので。
例えば外国のことを知ろうと思えば、旅行番組や映画作品よりも、小説や旅行記を選びます。正確には、本以外に思い浮かばないだけかも知れません。
自分の場合は、「物語」のために読むのは小説、知識のためには専門書、とほぼ分離しています。が、小説の中に出てきた知識は知識として吸収しますし(そのために勘違いも多い)、専門書でも筆者の感情や背景は「物語」の要素を含みます。
なんだか、変人丸出しの意見になってしまいました。あまり参考にならない気がします。申し訳ないです。
No.8
- 回答日時:
自分にとって読書とは「楽しみと感動が味わえるもの」です。
No.7
- 回答日時:
各社の文庫本の最終ページによく書いてある、その文庫の存在意義を見比べてみると面白いかもしれませんね。
目録なども。本を読むこと、手紙を読むこと、他人の書いたこういうサイトを見ること、メールを読むことの違いって、何でしょう?
自分宛かどうかの違い? マスメディアかパーソナルメディアかの違い? 片方向か双方向かの違い?
本も雑誌も、メディアの一種で、コミュニケーションの道具のひとつです。コミュニケーションは、ヒトが社会性動物であることに由来する欲求のひとつで、社会性の欲求を満たすことは、ヒトがヒトとして安心してその集団に属するために必要なことのようです。根っこはこの部分で、これをいろいろな高尚な理由付けに言いかえているだけなのかもしれません。
本の本質は、多分、史記を書いた司馬遷の思いを考えると、見えてくる気がします。伝えたい何かと、直接会っては話せない何かと、形に残すことでの満足できる何か、それらが形になって残ったモノではないでしょうか。
海外ではグーテンベルクプロジェクト、日本には青空文庫というものがあります。不思議ですよね。版権が切れた作品を、自分のためではなく、他人のために残そうとする計画です。
自分が書いたモノではなくても、残そうとする、伝えたい内容を引き継ごうという欲求が、ヒトそのものにあるのではないでしょうか。
>各社の文庫本の最終ページによく書いてある、その文庫の存在意義を見比べてみると面白いかもしれませんね。目録なども。
手元にある書籍を簡単に見比べてみました。
これ比較が滅茶苦茶面白いですわ。ありがとうございます。
岩波文庫:「読書子に寄す」
気骨と理念が相まって、げんこつを握り締めた男が書いているのが見えるような。
「民を愚昧ならしめる」から「知識と美とを特権階級の独占より奪い返す」のくだりはすばらしい思想ですが、平等思想がほぼ行き渡り、誰でも安価な書籍を手に入れられる現在の時勢において求められているものとは若干ズレがあるように思われます。生きていれば岩波茂雄と会いたかった・・・。いや、何を話すという事は無いんですが。
中公新書:「中公新書刊行のことば」
素晴らしい文章だったので引用させて頂きます。
「いまや、書物によって視野を拡大し、変りゆく世界に豊かに対応しようとする強い要求を私たちは抑えることができない。この要求にこたえる義務を、今日の書物は背負っている。だが、その義務は、たんに専門的知識の通俗化をはかることによって果たされるものでもなく、通俗的好奇心にうったえて、いたずらに発行部数の巨大さを誇ることによって果たされるものでもない。現代を真摯に生きようとする読者に、真に知るに価いする知識だけを選びだして提供すること、これが中公新書の最大の目標である。」
講談社現代新書:「「講談社現代新書」の刊行にあたって」
これも面白いです。
角川文庫:「角川文庫発刊に際して」
こちらも面白いのですが、WW2の敗戦は文化力の敗退とあるのですが、この辺がまだよく分かっていません。どう捉えれば良いのか整理しきれていません。
講談社学術文庫:「「講談社学術文庫」の刊行にあたって」
祥伝社黄金文庫:「祥伝社黄金文庫 創刊のことば」
PHP新書:「PHP新書刊行にあたって」
は弱い・・・なんだか不完全燃焼のような・・・。
角川oneテーマ21、文春新書、ダイワ文庫、講談社+α新書、新潮文庫、ナツメ社、幻冬社新書にはありませんでした。
>自分が書いたモノではなくても、残そうとする、伝えたい内容を引き継ごうという欲求が、ヒトそのものにあるのではないでしょうか。
私もそうだと思います。
「繁栄」(マット・リドレー)によれば、ネアンデルタール人は考古学的に交易した跡が見られないのに対し、我々ヒト(ホモ・サピエンス)はその発生から現在に至るまで交易を中心に栄えており、ヒトは元々その習性から交易をする種なのだという論を展開しています。
利己のほか、利他を行ったうえで更なる利己を得る事が交易だと私は理解しています。
簡単に言えば、他人に与えれば、自分がトクになるという事を社会レベルで体現できる種が人間であり、その行為が交易だという事です。
そして、それらの交易が自らの正当性を再認識し、その行為をして自己強化を行う認識を愛と呼べるのであれば、人間がモノを残す行為も次の世代への愛として説明ができそうな気がします。
>海外ではグーテンベルクプロジェクト、日本には青空文庫というものがあります。
実は・・・
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/25/n …
http://books.google.co.jp/
日本では権利関係で難航しております。
一番最初に紹介した、文庫本の発刊の理念からすればそれこそ推進すべきもののように思われるのですが・・・。
No.6
- 回答日時:
この質問を見て、きれいな形だな・・・と感じました。
句読点の位置、改行タイミングなど、読ませる形です。
読み手を意識されての作り方です。
この飽きさせずに、楽しく読み進めさせるテクニックは、
その「読書」で培われたものでは、ないでしょうか?
人のコミュニケーションの手段として、
やはり現在では活字は欠かせないと考えております。
この読み進めさせる様々なテクニックを身に着けるために、
読書は必要なのでは、ないのかな?
自分に引き付けさせるための読書かな?
まぁ、私の考えだから、狂ってるのでしょうが・・・
回答ありがとうございます。
誉められるとリアクションができなくなりますね・・・すみません。
・・・って
>まぁ、私の考えだから、狂ってるのでしょうが・・・
どないやねん! ズビッ(ツッコミ)
ホメといてそれかい! ズビッ(ツッコミ)
とまあボケ殺しを御礼欄で防いだ訳ですが、この質問文はそんな大仰に書いておりません。
このQAに真面目に投稿して下さっている方はこの事を聞くとお怒りになるかもしれませんが、このQAの質問文を書いている状況を正直申告致します。
自分は酒があまり飲めないのですが、この質問を書いた時にはスーパーで買ってしまったワインを少しずつ消化する為たまたま飲んでおり、酔っ払いながら「うぃー質問文はこんなもんでいいかなー。うぇーいこんなんでいいよなー。それじゃ投稿します! 天誅! 」などと言って投稿しました。
現在シラフでこれを書いている私は海より深く反省し、真顔でこれを書いています。
上記の文章に文章力があるのであれば、それはきっと私の読書とお笑い番組の研究によって培われたものなのでしょう。ただ、文章力が無いのであれば、せっかく誉めて頂いた折に申し訳ないのですが、残念ながら当初とは違い、そのご期待は見込み違いであったと我ながら申し上げざるを得ません。大変申し訳ございません。以後、気をつけません。
文章力の定義もなんだろうとは思うのですが、それはまた別のQAで投稿しようと思います。
No.5
- 回答日時:
読書というのは目的に対する手段のひとつです。
暇を潰したい、ある知識を得たい、格好を付けたいなどの目的があって、それを達成するための選択肢のひとつとして読書があるのです。手軽かつ有効な手段である場合が多いから重宝され、推奨されます。もちろん目的が達せられるなら別の手段でも構いません。本を読む目的そのものは人それぞれですし、そもそも同じ人間でも、その時々で読書の目的と効用は変化しますから、そこを究明して定義付けようとするのは無意味です。
質問者さんの言う「効用」とは、質問者さんがある目的である本を読む時の効用であって、他者にとってのそれではありません。
「よく言われる読書の目的と効用」に不満を感じる理由も同じ。それはある状況下でどこかの誰かが何かの本を読んだときの目的と効用に過ぎません。
回答ありがとうございます。
読書の効用は広範にわたるので、一義的な定義ができないという事ですね。
これは私も同意です。
例えれば、
「カレーって何でできてるの? 」
という質問に
「ルー」「ご飯」「人参」「じゃがいも」「玉葱」「水分」
という回答は、部分的には正解ですが、それではそれ単一でできているのかと言えば不正解です。正解は「いろいろなものが集まってできている」です。
読書も同じで、「いろいろな使い方が集まってできている」のでしょう。
自分は自分の読書の効用しかしらないので、他の人はどうなのだろうと思ったのがここのQAに投稿させて頂いたきっかけです。
質問に「再定義」と記載させて頂きましたが、再定義というと狭義の定義と決め付けが先行したように思われたかもしれません。
ただ、私はいろいろな人の意見をあまねくお聞きしたいのですね。
「困難は分割せよ」の言葉通り、そのケースごとに細かくニーズやその方法論を分析してみて、それらを総合的に見たいと思っています。
私自身が考える効用以外にも、何か効用があれば知りたく思っています。
No.3
- 回答日時:
人それぞれだと思いますが、私は本を読むことが大好きです。
ただ、2~30ページ読んでも面白みが感じなかったり、興味がもてなかった場合などは、スッパリその本は読むのをやめます。
ですから「読書とは何」と聞かれれば、私にとっては「楽しみ」です。
では、「何に役に立つ」と聞かれれば、楽しいから読んでいますので、特に役立ったと思ったことは「ほとんどありません」。
ただ、読んでいてあまり楽しいと感じたことはありませんが、自己啓発の本などを目的を持って読む場合などは役に立ちます。でも楽しくはありません。
どのような意味があるのでしょうかとの問いに対しては、私の場合は「楽しむためで」深い意味はありません。
確かに小中学校などでは読書を勧めます。
息子によく言っていたのですが、別に本を読んいるからといって、好きで読んでいるのだから「えらくもなんともない。ある意味ゲームと同じだよ」だから、つまらないと思った本は読まなくても良いといっていました。
※読書感想文などの指定された本は別です。
なので、私の考えでは「教養・知識が身に付く」「文章力がつく」「説明力がつく」「一般常識を得られる」などは二次的なものだと思います。
今では、息子が読んだアニメの原作本を借りて読んだり、私が昔読んだ歴史小説を息子が持っていったりと、家庭内で本のやり取りをしています。
長くなってしまいましたが、読書の意味の意味と問われれば、私の場合は「楽しいから」です。
ご参考になりますでしょうか。
回答頂きありがとうございます。
>「えらくもなんともない。ある意味ゲームと同じだよ」
この辺は私も文芸の読書はテレビを見ているのと一緒の感覚なので、確かに偉くもなんとも無いというのは同意です^^;。
#1さんへの御礼にも記載させて頂きましたが、できましたら「読書自体が楽しい」の例を具体的に教えて頂ければ幸いです。
#1さんへの御礼より引用:
>文章上の表現が楽しいのか、隠喩や伏線の発見が楽しいのか、あるいは知的刺激を受けた、他の書籍や実際の歴史上事件との関連性を見出して点と点が結ばれたなどなど。知識上の新しい発見以外で読書が楽しいというのは上記辺りになるかな、と思っています。
No.2
- 回答日時:
読書とは神と人間の戦いですね。
新しい世界を自分の中で創ることによって、自分だけの世界を実現できる。
まさに神のようではないか。
その神を読み解くために読者は想像する。
神に近付こうとするのです。
要はイタチごっこのようなものですよ。
回答ありがとうございます。
こうした回答も待っていました。
一瞬文芸の事かと思いましたが、古典にも当てはまりますね。
頂いた回答には概ね同意ですが、ただ私は少し違った見方を持っています。
書籍における著者が表現したかった本質については、永遠にその本質を捉える事の無い、追いつ追われつのイタチごっこだとは今現在思っていないという事です。
少し難しくなってしまうのですがご容赦下さい。
古典ではその著書の中で可能な限り真理を表現するも、人間の力には限界がある為その全てを表現できない。
しかしその著者が表現した数語を、読者である自己が読んだ時、その自己に内在する倫理へ適用した後に、自己の内部で真理が再構築される。
簡単に言い換えれば、古典を読んだ時に「作者が言いたかった事はこういう事なんだね」「ああ、そりゃもっともだわ」とか思える事が古典における読書の醍醐味なんじゃないかと思うのです。
「神」の部分を「論旨」「その論旨の本質」すなわち「著者の言いたかった事」に置き換えると上記のような感じに思えるのですがどうでしょうか?
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