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(1)海外投資
(2)海外投融資
(3)海外直接投資

この3つの言葉の違いが、ぼんやりしていて良く判りらず困っています。wiki等にも違いについては出ておらず、自分で調べてはみたのですが、若干限界です。経済にお強い方がおられましたら、教えて頂けないでしょうか?宜しく御願い申し上げます。

A 回答 (1件)

頭についている『海外』は相手が海外であることを意味します。



企業は事業を行うための資金をどこからか集めなければなりません。集める方法は2つあります。
1つ目は借りることです。これを『融資』と呼びます。
2つ目は会社の所有権を切り売りすることです。所有権を切り売りするわけですから、買った人は会社の共同所有者になります。この場合、会社は所有権を売りましたという証拠の書類を買った人に渡します。これが『株券』と呼ばれるもので、株券によって証明される、会社の所有権を『株式』と呼びます。株式によってお金を調達するとことを『投資』と呼びます。

以上は事業資金を集めたい企業から見た内容です。
事業資金を集めたい企業に、ではお金を出してあげようか、という人が『出資者』です。出資の方法も投資と融資があるわけです。投資と融資をまとめて『投融資』と呼びます。
ところで、お金を出すのは何のためでしょう?好意だけでお金を出すなんてことはあり得ません。融資をするのは利息をもらって儲けたいからです。投資をするのは配当金をもらったり、株価が値上がりしたらそれを売ったりして儲けたいからです。

さて、海外の企業が事業資金を集めようとしています。その企業の株式を買うかわりに配当金をもらうという形で資金を出すのが『海外投資』です。
お金を貸して利息をもらうという形で資金を出すのが『海外融資』です。
海外投資と海外融資を合わせて『海外投融資』と呼びます。

さて、海外の企業が事業資金を集めようとしています。資金を集めて何か事業を行なおうとしているわけです。でもその事業って本当にうまくゆくのでしょうか?うまくゆくかもしれませんし、うまくゆかず失敗するかもしれません。もしかすると取り扱う製品はとても優れているのですが、経営者の経営手腕があまりうまくないために失敗してしまうかもしれません。では、単にお金を出すだけではなく、経営に対してああしろこうしろと意見を出してみたらどうでしょう?経営に詳しい人が意見を言ってその企業の社長を従わせたら、その事業はうまくゆくかもしれません。株式はその会社の所有権を買っているわけですから株主はその会社の共同所有者です。ですから、経営に対して意見を言う権利があるのです。
このように、経営に影響を与え、支配することを目的に投資をすることを『直接投資』と呼びます。
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この回答へのお礼

>aokisika様

お返事並びに丁寧なご回答有難う御座いました。
大変参考になりました。

図々しく更にご質問させて頂きたく御願いしたいのですが、「投資」と「融資」を合わせて「投融資」との事ですが、ここの所がもう少し判りません。「投資」と「融資」というものは、異なるキャッシュ・フローとリスク背景を持っていると思うのですが、そうであれば、「投融資」という言葉は、どちらにも汎用性がある便宜的な「言葉」という理解で良いのでしょうか。

海外投融資でネット検索すると、JICAが出てくるのですがJICAの行う海外投融資も「利息」と「配当金」という「リターン」に対する「投融資」という考え方で宜しいのでしょうか?少し判りにくい質問になってしまっているかも知れませんが、お時間のある時で結構ですので教えて頂ければ幸甚で御座います。

以上、宜しく御願い申し上げます。

お礼日時:2011/10/17 12:55

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