ロングスパッツにゴアテックスが必要ですか？

Question

いつもお世話になっています。山で４５年の還暦オヤジです。いつも回答が多いのですが、今回は質問させて頂きます。

以前使用してきたロングスパッツが相当いたんできたので、買い換えようとスポーツ店にきました。ところが、ほとんどのロングスパッツがゴアテックスなり、ゴアに準じた防滴・透湿の製品で高価です。

私がこれまで使用してきたロングスパッツはナイロン製ですがゴアではありません。（ショイナード製という知る人ぞ知るというものです）。別にスパッツでむれるという感じもせず、不自由は感じませんでした。

本来、完全な消耗品であるロングスパッツにはたしてゴアテックスのような高価なものが必要なのでしょうか。どう考えてもオーバースペックのように思いますが、皆様のご意見をご教示下さい。

noname#160718 · Accepted Answer

ショイナード・・・なんて懐かしい・・・と一瞬遠い目になりました。
　そういえば当時はショイナードと発音していたような記憶がありますね。今はシュイナードと発音するのが一般的ですが。
　高校山岳部当時、同級生がショイナードのザックを使っていました。私はdax（当時起業直後の製品を買った記憶が）、他の同級生にカリマーを買ったのがいました。
　この中でショイナードが一見最も丈夫そうで、実は傷みが一番早かった記憶があります。

さて、ロングスパッツですが、私は冬山でしか使いません。ですからその前提で読んでください。

まず結論から言えば、「スパッツに防水透湿性素材は必須」です。

冬山用のロングスパッツは防水性があることが大前提です。防水性がないと付着した雪が融けて濡れ、それが翌日以降は凍ります。凍ると透湿性がなくなってむちゃくちゃに蒸れるので（それ以前に装着そのものが不可能だったりすることも）、毎晩乾かす作業が大変でした。まあ当時はアウターも単なるナイロンのダブルヤッケだったので、「夜のうちに乾かさないといけないモノ」はスパッツだけじゃなかったのですが。

当時、ミクロテックスなる防水透湿性素材があり、ゴアテックスより安かったのでロングスパッツを買いました。
　私が「防水透湿性素材」のウエアを買った順番は、一番最初がゴアテックスのオーバーミトンで次がミクロテックスのロングスパッツでしたね。
　そのロングスパッツも１日行動すると内側がびっしりと結露していて、やはり夜にテント内で一生懸命乾かさなければなりませんでした。生地自体が水を含んでいるわけではないので、ただのナイロンスパッツより圧倒的に楽でしたが。
　その次にミクロテックスに失望したため、ゴアテックスのロングスパッツを買ったのですが、ほとんどといって良いほど結露しないのに大感動した記憶があります。
　（ちなみにその次に冬山用アウター、最後にレインウエアという防水透湿性素材の導入順でした）

よって冬山用のロングスパッツに防水透湿性素材は必須、だと思います。

夏山には・・・
　そもそも夏山にスパッツなど必要ないと思っているし、着けたこともないので何とも言いようがないのですが、スパッツに「防水性」を期待するのなら、防水透湿性素材は必須だと思います。
　単なるナイロンでは浸水しますし、透湿性がないただの防水生地ではむちゃくちゃに蒸れますから。
　スパッツに防水性を期待せず、砂や小石が靴に入るのを防止するという目的だけなのでしたら、防水透湿性素材は当然ながら不要ですよね。その場合はできるだけ蒸れない薄手の生地のモノが良いでしょう。

今までのナイロン製スパッツで特に蒸れを感じなかったのは、防水性の生地ではなかったからです。
　スパッツに防水性を期待するなら、ゴアテックス等の防水透湿性素材は必須です。そして冬山ではスパッツに防水性は必要でしょう。
　スパッツに防水性を期待しないなら、薄手のナイロン生地で十分。
　整理すればそんなところなのではないでしょうか。

goold-man · Answer

私も20年登山していますが、スパッツはナイロンです（そもそも雨天登山は少ない。400座のうち大雨は10座程度）

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