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濃度計算についての質問です。

5ppmの次亜塩素酸カルシウム(有効塩素60%以上)溶液を0.5L作ります。

1mg/L = 1ppm
5mg/L = 5ppm
2.5mg/0.5L = 5ppm
2.5*100/60 = 4.166666667 [mg/0.5L]

また、mg量ることが難しいので、間で溶液を作りました。
4.166666667[g/L] の溶液を作ってそこから1mLをピペットとって入れて
蒸留水で0.5Lにしました。

しかし、この方法で試してみたところ、
残留塩素パックテストにて1ppm程しか入っていないことがわかりました。

私はどこで間違えたのでしょうか?

どなたか教えて下さると有り難いです。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

次亜塩素酸カルシウムの濃度と残留塩素の濃度は別の物です。


前者の濃度が高くなると後者の濃度も高くなるのですが、比例している
訳ではありません。

まず、有効塩素濃度というのは次亜塩素酸カルシウムに含まれる塩素の
うち、漂白や殺菌にはたらく塩素の割合です。

ですから、次亜塩素酸ナトリウムを調整するときにこの数字を使ってはいけません。
約5ppmの濃度を作りたければ、5mgを1Lの水に溶かしてください。

塩素パックで表示される濃度は次亜塩素酸カルシウムの濃度ではありません。
塩素の濃度ですので、Ca(ClO)2 がCl2になるなるわけですから、
質量が71/143で、ほぼ半分になります。
ですから、理論値で2.5ppmになるはずです。

しかし、塩素というのは次亜塩素酸イオンの全てが一時的に変化する訳でなく、
一部だけです。残留塩素が無くなると順次、平衡が移動して新しい塩素が生成します。
このようにして、全体の60%の塩素イオンが塩素になるという効能書きなのです。
もし、パックテストで全ての塩素を検出したとしても1.5ppmにしかなりません。

また、塩素は非常に反応性の高い物質です。蒸留水であっても、何らかの還元性有機物が
含まれている可能性もあります。これらが塩素を消費しているのでしょう。
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この回答へのお礼

Saturn5様、丁寧な回答ありがとうございます。


次亜塩素酸カルシウムの濃度と残留塩素の濃度は別の物であることは理解しています。
私は次亜塩素酸カルシウム中の塩素量が5ppmの溶液を作りたいのです。
説明足らずに申し訳ありません。

質問に書いた計算方法で作った溶液を総残留塩素パックテストで測定したところ、
1ppm程の量しか含まれていませんでした(色なので実際の数値は曖昧ですが‥)。

計算式があっているとすると、
Saturn5様がおっしゃるように、何らかの還元性有機物が塩素を消費しているのかもしれません。
また、時間も多少経っていたので、塩素が曝気したのでは‥‥とも考えています。

お礼日時:2012/01/29 00:30

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