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無知な質問かも知れませんが、「塩素」と「塩」とは同じものでしょうか? というのは、塩素剤を使ってトイレを掃除していて、これがばい菌にとって有毒なら、食用塩も人体にとって有毒にならないか? と。そもそも、なぜ、塩素がばい菌にとって有毒になるのか? ばい菌の細胞というものを破壊するためでしょうか?

A 回答 (3件)

塩(しお)に塩素が含まれています。


正確には塩(しお)は塩化ナトリウムといい、ナトリウムと塩素のイオン化合物です。
塩(しお)を高熱で溶かし電気分解をするとナトリウムと塩素が取れます。つまり塩素は塩(しお)の素(もと)という意味です。
ナトリウムは水に触れると発火しますし、純粋な塩素のガスは人間にも毒ですが、塩(しお)は人間が生きていく上で必要不可欠な栄養素で欠乏すると人間は生きていけません。無毒どころか非常に大切です。

このように化学では毒×毒=無毒 無毒×無毒=毒ということはよくある話です。

例えば青酸カリもシアン化カリウムと言われ、カリウム、炭素、窒素で構成されています。カリウムは人間に必要な栄養素ですし、炭素や窒素も単体では無毒ですが、化合物となると少量で人間をしに至らしめる猛毒となります。

単体ではなく化合物で判断する必要があります。

さて問題の塩素剤の洗剤ですが、他の回答者にもあるように次亜塩素酸が主成分です。
当然、(大量に飲用したり吸引すれば)人間にも有毒です。
しかしばい菌は非常に小さいので、ごく少量でも十分効き目があります。もし人間がばい菌サイズまで小さくなれば生きてはいないでしょうね。
(ばい菌のイメージ的は溺れるほどの消毒液に浸かっている。)

ただ人体には自らを保護する機能が多数備わっています。
また手袋やメガネといった保護具もあります。
使用上の注意にしたがってさえいれば、安全に使える毒です。
手に触っても人間は角質(死んだ細胞)に覆われているので、長時間浸さない限りは皮膚からは吸収されません。

安心して使ってください。
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この回答へのお礼

説明を読んで、面白く感じられたことは、「ばい菌のイメージ的は溺れるほどの消毒液に浸かっている。」という箇所でした。ふーん、なるほど、人間だって、溺れば「死」ですね。なにぶん、薬の名称になれていないこともあって、すんなりと頭に入らないような気が・・・でも、細かい説明をしてくださって感謝しています。有り難うございました。

お礼日時:2007/01/12 17:09

#1さんの回答はなんと言いますか、専門にしているものから見ると歯がゆい思いのする回答ですね。



まず本題から。
塩素と塩(えん)、塩(しお)は全て別物です。
塩(しお)はご存じの通り調味料であり、塩化ナトリウムを主成分とした白色結晶です。
塩素は塩(しお)の構成元素であることから名付けられた元素であり、塩素という元素だけで出来た物質には塩素というガスがあります。塩素ガスはものを酸化する力が強く有害ですが、水に溶かしたものを適度に薄めたものは殺菌を殺すための目的に使われます。
塩素とよく似た元素にヨウ素があり、ヨウ素という元素だけで出来た物質にはヨウ素があります。このヨウ素の有害性は塩素に比べて低いのですが、性質そのものは似ているため、このヨウ素もうがい薬などに用いられます。
最後に塩(えん)とは、酸と塩基(≒アルカリ)の中和で出来る物質の総称であり、塩(しお)も塩(えん)の一種です。

塩素剤は、塩素を水に溶かしたときに出来る次亜塩素酸と水酸化ナトリウムの塩である、「次亜塩素酸ナトリウム」という塩(えん)が主に用いられています。
次亜塩素酸ナトリウムは塩素水同様に周りの物質を酸化する性質が強いので殺菌力を持ちます。生物を構成する物質が次亜塩素酸で酸化されてしまうのです。(決して次亜塩素酸中の酸素が作用しているわけではありません。次亜塩素酸そのものの作用です。)

なお、この塩素剤と活性酸素種は別物と切り離した方がよいでしょう。
生物は自分自身の体の中で生体反応として活性酸素を利用している面もあり、活性酸素種とのつきあいは生きている限り不可避です。また、呼吸の酸素と活性酸素とは全く同一のものではありません。たしかに呼吸で取り入れる酸素は体内で活性酸素種となるかもしれませんが、直接の原因ではありません。
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この回答へのお礼

へえ? という気持ちで読みました。ちょっと専門用語が多くてすんなりと読めなくて困りましたが、それでも、努力して読みました。なるほど、うがい薬もそうなのか、と自分の使っているものを思い浮かべてしまいました。専門者から見れば、No1回答者の回答は歯がゆいところがあるかも知れませんが、自分としては、どんなレベルの回答でも有り難くいただくまでです。もちろん、誤りがある回答は困りますが、専門家の回答もうれしいです。では、感謝のメールまでに。

お礼日時:2007/01/12 17:15

「塩素」と「塩=えん」はまったく違うものです。

塩素剤とは実は
NaClO(次亜塩素酸ナトリウム=漂白剤)でこの塩に入っている活性酸素(O=酸素)が有機物質を破壊します。有機物質(通常汚れ)は炭素、水素ときには酸素を含む化合物からできていてこれらを炭酸ガスと水に破壊します(きれいになる=よごれが落ちる)。従って塩素剤といわれるのは、実は活性酸素を出すもので、活性酸素はものの破壊者です。動物でも酸素を多くとるもの(活動的なもの、鳥とか犬とか)は一般的に早く死にます。人間とか亀とかのろくてぼーっとしているのは(動きが遅いのは)酸素の取る早さがおそくて長生きします。人でも一般に運動選手は速く死にます。

この回答への補足

速い回答にびっくりしましたが、少しわかりにくいところがあるので、ご迷惑かと思いますが、「ものを破壊する」ということは、体の酸素の化合物をばらばらにすることですか? すると、マラソンで体を鍛えているつもりの人は、却って危ないことをしているわけですね?

補足日時:2007/01/11 19:43
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