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議員定数是正について教えてください。あるテレビ番組で「定数是正して、議員の数を減らすと少数の党はほとんどが比例代表で当選しているので、定数が削られることを反対している。かれらが反対すれば『参議院が通過しないので』結局、定数是正は難しい」といったお話がでておりました。この「参議院が通過しないので~」について教えて頂きたいのですが、国会には「衆議院の優越」というのがあったと思います。参議院が通過しなくても、結果的に衆議院で決定しさえすれば、定数是正案でも何でも通るから問題ないかと思うのですがいかがでしょうか?政治無知なため素朴な疑問をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

>この「参議院が通過しないので~」について教えて頂きたいのですが、国会には「衆議院の優越」というのがあったと思います。

参議院が通過しなくても、結果的に衆議院で決定しさえすれば、定数是正案でも何でも通るから問題ないかと思うのですがいかがでしょうか?

参議院で否決した議案については衆議院で2/3の多数で再可決されないかぎり以下のものを除いて一切の法案は可決されません。
 ・予算案(憲法第60条 第2項)
 ・条約の国会承認 (憲法第61条)
また下記は参議院が異なった議決をした場合に衆議院の議決が決定されます。
 ・内閣総理大臣の指名 (憲法第67条 第2項)

現状では定数是正案が参議院で否決されれば成立しません。
民主党の定数是正案(比例区80削減案も)について少数政党はこぞって反対していますが今のところ自民党も反対しています。自民党が選挙で多数を占めた場合の連立相手である公明党に配慮しているためです。しかし民主党と自民党が賛成してしまうと一気に成立してしまうことになります。

補足
>定数是正して、議員の数を減らすと少数の党はほとんどが比例代表で当選しているので、定数が削られることを反対している。

 確かにその通りですが、民主党の比例区80削減案で2009年衆院選結果を試算してみると42.4%の得票率なのに議席占有率は68.7%になり、単独で衆議院の2/3の議席を占めなんでも再可決できることになってしまいます。つまり民意とかけ離れた結果になるので少数政党は反対しているのです。
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↑どうしてこのように参議院が変わってきてしまったのでしょうか?そもそもの精神は「物凄く良いもの」だと思います。

なのにどうしてこうなってしまったのでしょうか?


補足します。


当初、いずれの政党にも属しない各界有識の人物が相当多数、全国区から選出され、これらいわゆる非政党議員が地方区選出の非政党議員をも加えて、非政党的な会派(緑風会・二院クラブ・サラリーマン新党・税金党・女性党等)を結成し、その個々の議員の価値観や感性活動によって投票や運営をされ、そこに参議院の議員構成や活動に独自性があった。

しかし、選挙に際しては、新人の立候補の場合には→マスコミでの取り上げも諸派・無所属では限定され、一部の著名なタレントや政治学者等を除き、供託金の負担、選挙活動に対する膨大な資金(ポスターや選挙事務所や運動員・選挙カー他)、選挙ノウハウ・一定の得票を得ないと供託金の没収や一定数の候補者擁立を行わないと無所属扱いと成り不利&困難な選挙活動を強いられる為、政党のバックアップを必要とし、立候補の段階で政党の支援を得なければ難しく成って行った。

更に選挙区の広さと候補者の認知度、地元との結び付き(利害関係や利益誘導)の問題、与党に属する妙味や入閣期待、比例区の名簿順位とか政党名での投票の強まりから、候補者の政党化&政党のバックアップ(ギブアンドテイク)により、候補者の政党化と当選者への政党助成金や議案提出権・質問時間の割り当て他を通じて、衆議院と同様(衆議院のカーボンとかコピーと言われる)となり、運営&活動も衆議院と同様に党議拘束等により、参議院の独自性・異なった視点からの真偽と言う2院制の意義が失われつつある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%82%E8%AD%B0% …

◇政党交付金
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%85%9A% …

◇供託金
http://nipponkoku.jp/
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> 比例区って確か、選挙のとき「候補者は=Aさん 党は=民主党」という形で投票をして、「党は=民主党」の部分のことですよね?この内容で、民主党のほうでは、比例で選ばれたらこの人が当選させることにするというリストができており、順番にBさん、Cさん・・当選していくやつのことですよね?



すこし違いますが、概ねその通りです。
比例は全国区ではなく、北海道、東北などのブロックに分けられており、それぞれの区域で定数が決められています。
票数に応じてドント方式で議席数を決めていくわけですから、票数に応じて一議席目は民主党、二議席目は自民党・・・といった形で当選が決まります。したがって、例えば6番目の議席で当選した人は、定数が5であったら当選しなかったわけです。
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> 衆議院で決定しさえすれば、定数是正案でも何でも通るから問題ないかと思うのですがいかがでしょうか?



参院で否決後、衆議院で2/3以上で再可決すれば成立します。
2/3を超える議席は、衆議院では320議席以上ですが、現在の与党は持っていません。


> 定数是正して、議員の数を減らすと少数の党はほとんどが比例代表で当選しているので、定数が削られることを反対している。

議員定数を「どのように」削るかが最大の焦点です。
現在、民主党が言っている案は、「自民党が多数の議席を持っている地域の議席を減らすこと」を目的とした案です。

山梨、福井、徳島、高知、佐賀の小選挙区で議席は、民主6議席に対し、自民8議席となっています。小選挙区での民主党と自民党の議席数からすると、相当自民党の地盤を狙い撃ちにした感があります。

また、一票の格差の是正が問題でしたが、選挙人の数の二番目に少ない長崎県は、民主党が3人のため見送られています。
山梨県のみ民主党の地盤ですが、小沢(鋭)氏らは反主流派ですからね。

比例区はもっと露骨です。
この案によれば、例えば北海道選挙区は4に減らされますが、5位は自民党議員です。東北は7に減らされますが8位が、北関東は11に減らされますが12位が、それぞれ自民党です。他の選挙区も大抵はそうです。自民党議員の選出をなるべく減らすように議席を配分しています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ただ、よくわからない部分があります。

北海道選挙区は4に減らされますが、5位は自民党議員です。東北は7に減らされますが8位が、北関東は11に減らされますが12位が、それぞれ自民党です。他の選挙区も大抵はそうです。自民党議員の選出をなるべく減らすように議席を配分しています。


Qこの部分が良くわかりません。

比例区って確か、選挙のとき「候補者は=Aさん 党は=民主党」という形で投票をして、「党は=民主党」の部分のことですよね?この内容で、民主党のほうでは、比例で選ばれたらこの人が当選させることにするというリストができており、順番にBさん、Cさん・・当選していくやつのことですよね?
この内容の中で「北海道選挙区は4」とか「東北は7」というお話がでてくることがよく理解できません。もしよろしければ詳しく教えて欲しいです。よろしくお願いいたします。

お礼日時:2012/03/31 18:39

通常の法案が参議院で否決された場合に、衆議院で再可決する場合には三分の二以上の賛成が必要です。


郵政民営化選挙で大勝した時の小泉政権は衆議院で三分の二以上の勢力を持っていましたが、そんなことは稀なことです。
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>議員定数是正について教えてください。

あるテレビ番組で「定数是正して、議員の数を減らすと少数の党はほとんどが比例代表で当選しているので、定数が削られることを反対している。かれらが反対すれば『参議院が通過しないので』結局、定数是正は難しい」といったお話がでておりました。この「参議院が通過しないので~」について教えて頂きたいのですが、国会には「衆議院の優越」というのがあったと思います。参議院が通過しなくても、結果的に衆議院で決定しさえすれば、定数是正案でも何でも通るから問題ないかと思うのですがいかがでしょうか?

      ↓
2院制の狙いは異なる代表や時期に審議する事で,より幅広い&直近の民意を反映したり、1院の独走や独善を相互にチェックする為の議院内閣制における制度です。
その為に、参議院はもともとは貴族院であり、任期も6年で解散のない事から、じっくりと政争や政局に左右されず大計を真偽建策する目的と働きの独自性があった。
それが、政党色も薄かったのが、最近では衆議院のコピーとか同じような選挙制度で選ばれるようになり、衆参の議決が異なる場合の→両院協議会での審議を経て、更に調整出来ない時には衆議院の2/3で再可決すれば可決成立する、衆議院の議決を終え参議院に回付されて30日以内に採決を求め、経過すれば自動承認される為に、ムダであるとか、時間が掛るだけの参議院不要論が出て来ています。


◇衆議院の優越権と呼ばれるのは、主に下記の5項目です。

(1)予算の先議
(2)条約の承認
(3)内閣総理大臣の指名
(4)内閣不信任案の審議
(5)予算の議決


◇優先権の適用外のケース(予算に直接は関係しない法案他)もあり、衆議院と参議院の比較第一党が異なる等の審議やチェックに効果的な要素も多い。

◇定数是正=1票の格差の問題と公務員給与の削減の両面があり、衆議院では1票の格差が大きく違憲状態が続いている。
また、参議院の定数削減や効率的運営には、歳費削減、間接的には公務員のスリム化にも関係し、議決のスピードアップの要素がある。
ところが、国会議員・政党は自分達の身分・首を決める為、出身&支援組織や支持母体の意向もあり、総論(タテマエ)賛成各論反対の姿勢(ホンネ)が強く、定数の削減や区割りについて、当該選挙区に関係する議員が条件闘争・サボタージュ・審議妨害する等で、遅々として進まず実行実現されない。

◇衆議院も参議院も同じ政党・明日は我が身・いざという時に衆議院ー参議院の鞍替え横滑りの為の保険的〔落選時に他の院の選挙に出馬)な発想もあり、参議院改革とか定数削減とか小選挙区制の欠点や矛盾の是正に対しても、公職選挙法改正の各論・具体的な改正に、保身や延命の為に自己自党に有利な方向を目指し利害対立するので、舞台裏では談合を繰り返すばかりで、国益や主権者への真摯で誠実な対応をせず、不熱心・先送りをしている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%86%E8%AD%B0% …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。物凄く参考になります。しかし・・

Q1
参議院はもともとは貴族院であり、任期も6年で解散のない事から、じっくりと政争や政局に左右されず大計を真偽建策する目的と働きの独自性があった。
それが、政党色も薄かったのが、最近では衆議院のコピーとか同じような選挙制度で選ばれるようになり・・・

↑どうしてこのように参議院が変わってきてしまったのでしょうか?そもそもの精神は「物凄く良いもの」だと思います。なのにどうしてこうなってしまったのでしょうか?

お礼日時:2012/03/31 18:22

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