ポンプについて

ポンプについて以下のことを教えていただけたらと思います。


(1)タンク内の油などがない状態でポンプモータを駆動させると空引き状態となりポンプが焼きつくと教えてもらいましたが、理由が分かりません。また、この「焼きつく」とは本当にモータが燃え上がってしまうことを言うのでしょうか？

(2)ポンプの設置位置ですが、地下において配管で地上へ流体を送りあげる場合と地上においてそのまま使用している場合とでは、揚程高さが異なりますが、これはどのような設計基準できめられるものなのでしょうか？

No.1 回答者： lumiheart 回答日時： 2012/04/18 02:35

>この「焼きつく」とは本当にモータが燃え上がってしまうことを言うのでしょうか？

焼きつくのはポンプであってモータではありません
具体的にはポンプのベアリングとシールですが

モータ自身は無負荷運転なのでなにも起きません

但し、ポンプのベアリングの焼きつきが更に進行して
モータ軸が固着し停止するような事態になれば話は別
モータには定格の数倍以上の電流が流れて焼損します
（燃え上がります）


（２）単純にコストで決まり
　　　水中ポンプか
http://www.hitachi-ies.co.jp/products/pump/suich …
　　　陸上ポンプの渦巻き式か
http://www.hitachi-ies.co.jp/products/pump/rikuj …
　　　自吸式ポンプか
http://www.hitachi-ies.co.jp/products/pump/other …

概ね３種の見積を取れば自ずと決まる

尚、陸上ポンプで自吸式でないポンプを使うには
当然の事ながら起動時には呼び水が必要となる
問題は呼び水をどーやって入れるか？
自吸式は高価
自吸式でない安価なポンプに呼び水を入れずに起動すればポンプ焼損
自吸式でない安価なポンプに呼び水配管すればそれもコスト

また、コスト算定にはポンプの交換コストも考慮する必要が有ります

水中ポンプが壊れた！
どうやって引き上げよう？などと壊れてから考えない
壊れる前に修理、交換手順も考慮しなければならない

３０ｋｗ以上の大型ポンプになると人力では運べない
フォークリフト等の進入ルートも確保しておく必要も

諸行無常、形あるものは必ず壊れる

この回答へのお礼

ご丁寧な御回答有難う御座います。
焼きつくのはモータじゃなかったんですね。勉強になりました。
コスト算定については少しこれから勉強してみたいと思います。
ありがとうございます。

お礼日時：2012/04/18 23:17