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こんにちは。現在学部1年の大学生です。
今年の春に法学部生として入学し、学生生活を送っているのですが、自分の学びたいことがこのままでは十分にできないような気がして悩んでいます。
私は高校時代から宗教社会学に興味を持っていて、独自に文献などを読んだりしていたのですが、最近ミーム学という分野に触れて特に惹かれるようになりました。しかし、この分野をどう勉強していけばいいのか、自分ではこれまでどおり引き続き文献を探して読むことくらいしか思いつきません。私はこれほど興味をそそられる学問を趣味の範囲で終わらせてしまいたくはないと思っています。理転や他大学への編入も含め、今の自由な時間が与えられているうちになにかしらの行動を起こしたいです。どうすればよいでしょうか? アドバイスをよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

こんにちは。

私はあなたと同じくミームに強い興味をそそられ、個人的に研究活動を行なっている者です。

学問としては、生物学、遺伝学、社会科学、心理学、計算機科学などの学際領域にあり、また認知科学の一領域として捉えることもできるのではないかと思います。

ミーム概念を発生させたドーキンスの趣旨としては、「ダーウィンが示した進化理論は遺伝子にだけ適用される理論ではなく、もっと大きなものである」ということを示すために、遺伝子以外の進化の実体(自己複製子)として、文化や人の心を生じさせているもう一つの自己複製子=ミームの存在を示唆したということですが、利己的な遺伝子をお読みになれば分かる通り、ドーキンスはかなりの確信を持ってその存在を語っています。

ドーキンスがミーム概念を"発明"して以降、ミーム学はダニエル・デネット、リチャード・ブロディ、スーザン・ブラックモア、ロバート・アンジェらにより発展させられていますが、ミーム学はまだ学問として確立されていないようです。
まずは、上記の方々の書かれた本を読んで見ることをお勧めいたします。


ミーム学は、私達ヒトの心や行動、および文化的現象の背後で処理されている情報を、脳や人工物を媒体として保持・複製・変異していく進化の実体(遺伝子とは別種の自己複製子=ミーム)として捉え、その性質を研究する学問であると言ってよいでしょう。
上記のような視点から人の心や文化を研究する学問は他に無く、既存の学問では達成できないようなヒトの心と文化の理解への扉を開く可能性を秘めていると考えられ、優秀な学生や研究者の時間と労力を投資する価値は、すでに多くの人が研究を行なっている分野以上にあると思います。

日本ではまだ東京大学情報学環の佐倉統先生が幾つか本を書かれているくらいで、どこの大学でも専門に教えている学部などは存在しないようです。
関連書籍を読まれてさらに興味を惹かれたのであれば、以下のサイトでWebジャーナルの記事を読むことができます。
http://cfpm.org/jom-emit/
他にも、Google Scholarなどを駆使すれば先行する論文を検索して読むことができるでしょう。

それらを読んでみて本格的にミームの研究をされたいと考えたのであれば、これはと思う研究者に自らコンタクトを取るなどして活路を開いていく事も考えられます。手探りの活動になりますし苦労は多いと思いますが、それだけに成果を出せた時の喜びも大きいと思います。

ご自身が強い興味を惹かれたということを大切にして、今後進まれる道を見出してゆかれることをお祈りしております。
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この回答へのお礼

とても詳しいご説明をありがとうございます。
何を今から手を付ければよいのかよく分からなかった中で、非常に貴重な情報、勇気をいただきました。早速明日から文献探しにとりかかろうと思います。
まだ何も知らない今の状態ではやはり今本格的に取り組むかは決めかねる状態ではありますが、もしそうであるならば必ず結果を残します。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/06/27 03:31

ミームは、生物種としての人類を種=社会において捉えた時、


その遺伝=世代間伝承が、DNAだけでなく文化的(教育、
慣習、制度etc.)にも行われている、という考えによります。
社会学の一分野であり、社会の変化を社会生命としての人類
の生物進化として捉え、社会制度の改革や教育の改善を、
これまでのような特定の社会指標(経済や成績)によって操作
するのではなく、その統合の上なる「生きる意志」から演繹する
事で、細胞内の遺伝子とフェーズを合わせて総合的に考察する
ものになるでしょう。
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この回答へのお礼

簡潔に教えていただきありがとうございます。
ぜひ参考にさせていただきます。

お礼日時:2012/06/27 03:07

こんにちは。


ドーキンス著「The Selfish Gene」はお読みになられたのですか。文系なら当然ですが、まずミームという造語の出自(出典)を確認される事です。確認は一日で終わります。「利己的遺伝子」は一週間で読めるでしょう。3日で読めなければ理転はやめた方がいいです。基礎知識ということではなくあの本が面白くて、夜も寝ずに、はまってしまう人が遺伝学者向きだからです。面白さだけなら進化学系で最高の本です。アレに洗脳されている理系学者は宗教的です。遺伝子で、文化は、決定されません。(遺伝子キチガイの)ドーキンス博士が、一般書の中で、はめをはずしただけです。

この生物学者が一般向けに書いた(日本以外の国でベストセラーになった?)本の中で使われていた言葉の綾(あや)、造語がミームです。ドーキンス博士曰く、やろうと思えば、遺伝子でいろんな文化文明を説明できるんだよ、という方便です。その一般向けの書籍内にある造語に目をつけた(マスコミよろしく言葉探しをしているだけの)文系学者がミーム学なるものを創設したのでしょう(そちらに私は関心ありませんが)。本の中の流行り言葉に人生ささげるの?ミーム学なんて代物は、ものすごくバカバカしいですよ。私が文系の学者で何か気を引く学問を創設すると、たとえば、草食系人類学とか、これは雄の退化ではなく、進化である……下らないでしょ。草食系のミームが進化しているって論じてもいいんですよ。下らないでしょ。

具体的に、ミーム学の、どんな言説に、惚れたわけ?それを質問文に書かれるべきですね。科学カテなんだし。

ミームは文化的ウイルスです。科学的免疫力のない人はミームに感染して、ミームに心身を奪われます。ミーム(カルト)が元で、遺伝学を勉強するくらないなら、法学部卒の方がいいと思います。趣味でオカルトです。
狂った動物学者が現状以上に増殖しない方がいい。あなたがキチガイ教室の学生になることでその教室が栄えるのですから。国や大学は、人数で教室を評価するんです。ミームは文学部・虚構です。読み物です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ミームに興味を持ったと言っても私は知識が浅く、専門書等もまだ読んだことがありません。
もともと漠然とカルトの研究をしてみたいと思っていた中で出会った用語でした。

基礎知識すら足りていない状態でしたので、参考になりました。
もう少し自分で知識をつけてからまた考えようと思います。

お礼日時:2012/06/27 03:03

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