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既に、「大人」の語源について、

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7473888.html

で質問させて頂いた者です。

引き続き「大人」という言葉が初めて日本史の文献などに登場したのはいつなのでしょうか?

A 回答 (4件)

1。

    うし(大人)は、「人を尊んでいう。二人称代名詞のようにも使う」と『時代別国語大辞典 上代編』にあります。用例は『日本書紀』からです。「于志」の万葉仮名が当てられています。

2。    おとな(大人)は、『源氏物語』では、下記のように元服を終わった女性のことだそうです。
    http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …   

    なお、『日葡辞書』には Votona と書いて<訳>「百姓たち、またはあるマチなどの頭(かしら)」とあるようです。(『日本国語大辞典』小学館) あるときは「をとな」と書かれのでしょう。

    
    1と2は、同じ漢字が当ててあっても、別語ですから、語の源流をお調べになるときは、「やまとことば」と「大人」のような中国の文字とを区別されるのがよいと思います。 

この回答への補足

全くの素人考えで大変恐縮です。ここまで頂いたご回答を何度も読み直して、その後も色々考え、今こんな風に想像しています。
どうやら色々な役職、立場に「おとな」という呼び方を代名詞的に使っていたけれど、対象は主に男性の役職等に対するものだったでしょう。現在の意味・ニュアンスに近いと思われる、それとは違った「精神的成熟度」を指すような、役職の代名詞ではない、そこから切り離され独立した「おとな」という言葉は、逆に「源氏物語」の記述の影響力などからも、女性に対して使われるところから流通するようになったのではないか、と想像しました。この「おとな」という文字面の不思議な「たおやめぶり」もどうも、男らしい責任ある仕事に就く人を指しているように思えていません。本当に全くの素人考えです…。

補足日時:2012/07/10 21:21
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この回答へのお礼

ありがとうございます、「元服を終わった」というのは自然にそうかなと思えますが「女性」というのは興味深いですね。

他の説明では、領主的なものや頭など、立場を表しているものも多い気がしますが、それは現在の意味とはちょっと違っているように思えます。

お礼日時:2012/07/01 14:09

    #3です。

整理します。

    「大人」で、「うし」ということばを表しているのは奈良時代から

    「大人」で、「おとな/をとな」と言う言葉を表しているのは平安時代から
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この回答へのお礼

ありがとうございます、お礼が遅くなって申し訳ございません。

お礼日時:2012/07/10 21:04

「大辭典」(平凡社)では「日本書紀」での次の記述を上げています。



「ウシ【大人】領主。土地を宰る人。主。神代紀・下「大背飯三熊之大人(訓註)大人・此云于志」 同・下「斎主神号齎之大人」。」
「オトナ【大人】大人成(おほひとなり)の義なりといふ。十分に成長したる人の称。天武紀・上「及壮勇(おとな)抜」。」
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この回答へのお礼

ありがとうございます、

 >天武紀・上「及壮勇(おとな)抜」

 は、「天武紀」の上巻に「及壮勇(おとな)抜」(何と読むのでしょうか? おとなばつ?)
 という記述があるということでしょうか?
 

お礼日時:2012/07/01 14:03

とりあえずお近くの図書館で、小学館『日本国語大辞典』をひいてください。


すべての語について「確認し得た限り最古の文献」を挙げることにプライドを賭けた、大辞典です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます! 要チェックですね。

お礼日時:2012/07/01 13:58

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