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バクテロイデス属とクロストリジウム属とエンテロコッカス属の菌を凍結乾燥された状態から寒天培地で培養させる時、全てをGAM液体培地でたちあげて、マッコンキー寒天培地で培養させようと思うんですけど、それは可能(適切)でしょうか?

A 回答 (2件)

生菌数測定ですが


クロストリジウム属はGAM寒天培地で嫌気培養します。
菌希釈のときにボルテックスで強く攪拌すると
菌が死滅して減少するケースもあります。

バクテロイデス属とエンテロコッカス属は経験がありません。

バクテロイデス属用の培地も販売されているようですが
GAM寒天培地がベースになっているようなので
推測ですがGAM寒天培地、嫌気培養で差し支えないように思います。

エンテロコッカス属は種によっても培養条件が大きく異なるようですが
私ならば第一選択はSCDAを使用すると思います。
栄養要求が厳しい種であればBHIなどを使用するのかも知れません。

差し出がましいのですが、微生物試験は危険も伴います。
身近に指導して下さる方がいない状況での取り組みでしょうか。
保護具の着用や、専門書にも目を通されて
事故や怪我のないように実験してくださいね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
今回、QPCRのスタンダード作りでそれらを使うことになったのですが、あまりそれらの菌属を使った人が周りにいないため、質問致しました。
おかげさまで何とかできそうです。

お礼日時:2012/11/04 12:21

こんにちは。



ご質問については不適切だと思います。

非選択培地(液体)で立ち上げて
非選択培地(寒天)で保存するのが一般的ではないでしょうか。

嫌気性の菌をGAM液体培地で立ち上げるのはよいと思いますが
マッコンキー寒天培地は鑑別培地なので
維持管理には適しません。
維持管理せず一回限りの使用としても
クロストリジウム属はマッコンキーには発育しないと思います。

クロストリジウム属は種によって嫌気性の強さが異なりますが、
寒天培地で培養する際は,嫌気チャンバーか嫌気ガスパックで
必ず嫌気培養してください。

私が取り扱っている種は好気培養では全く発育しません。
操作も、なるべく空気に触れる時間を短くするなど
嫌気性という性質を考慮してください。

クロストリジウム属についてのみ書きましたが、
凍結乾燥菌株の立ち上げ、その後の管理がわからなときは
菌株保存機関の情報を参考にされたらいかがでしょうか。
(NBRCなど)

掲載されている培地と全く同じでなくても
お手持ちの培地の組成と見比べて
似通ったものがあれば使えると思います。
また、培地から菌の性質(好気or嫌気,栄養要求が厳しいなど)
多少の推察もできると思います。

私が操作するなら、
エンテロコッカス属は保存機関指定に近い液体培地、
なければペプトン緩衝液かSCDBで復水し
SCD斜面培地で培養し、継代管理と凍結保存を実施します。

クロストリジウム属は
保存機関指定に近い液体培地、
なければGAM液体培地で復水し
GAM半流動培地で培養し、継代管理と凍結保存を実施します。
継代は発育不良や一カ月持たないこともあり
維持管理はやや難しい種もあります。

バイクロイデス属は分かりませんが
好気か嫌気かで上記どちらかの方法を取ると思います。

菌株保存機関の指定と異なる培地で復水すると
発育不良でも保証とはなりませんのでご注意ください。
また、使用目的にもよりますが
適切に管理した菌を用いないと、試験結果にも影響を与えます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
質問を追加させて頂いてもよろしいでしょうか?
それら3つを生菌数測定するなら、どの寒天培地が使えますか?

補足日時:2012/11/03 17:12
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