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有機薄膜太陽電池に関する文献を呼んでいますと spin coating, doctor blading, screen printing などの言葉が出てきます。なぜこの工程が必要なのですか?

有機高分子をコーティングして、それからITOなどの電極にくっつけるのでしょうか?
それとも、ITOなどの電極も一緒にコーティングするのでしょうか?

A 回答 (2件)

>基本的なことで申し訳ございません、上記の基板は何の事をさしますか?伝導性を持つ高分子の事をさしますか?


たとえば、P3HT と PCBMの事になりますか?

基板は基板です。

光起電力を有する有機体膜を単体で利用するわけには行きませんから、
扱いを容易にするために基板が必要です。

普通はガラス基板ですが、低温プロセスが可能なら
プラ基板もありです。

で、基板上に有機膜をどう形成するかで
先に述べた印刷他の手法が有るわけです。


ただ、有機膜の多層もありですから、基板でなければ
他の有機半導体膜の上ということになります。
pn接合にするのであれば、多分そうなるのでしょう。


>なぜコーティングしないといけないのでしょうか?

ですから、何らかの手法で基板上に有機膜を形成する必要があるのであって
コーティングである必要はありません。

スパッタでも、プラズマCVDでも、蒸着でも良いのですが、
有機膜なので、
塗るのが簡単ということです。

そして何かを塗って均一な膜厚にしようと思ったら、
鏝で平らにするか、遠心力で平らにするのが普通です。

当然、最上層に保護膜を設けますから、そこでもコーティングをする可能性はあります。
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この回答へのお礼

本当に分かりやすいご説明ありがとうございます!!!
助かりました!!!!

お礼日時:2012/11/05 00:11

一般に有機薄膜の形成方法としては



小さい基板相手なら

1.印刷←ドクターブレードでマスクから押し出します(シルク印刷のような感じ)、スキージですね
2.液をたらした後、基板を回転させ薄膜化する←スピンコート(半導体製造のレジストやOSG塗布他でも利用)
2.LB膜の形成
 といった方法が考えられます。

メーターサイズの大きな基板や、ロールtoロールだと2番を利用できません。

ITOは、印刷後焼成、スパッタ等で形成しますが、コーティングだけではできません。
有機膜の前駆体のブレンドの話でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!! 
基本的なことで申し訳ございません、上記の基板は何の事をさしますか?伝導性を持つ高分子の事をさしますか?
たとえば、P3HT と PCBMの事になりますか?

なぜコーティングしないといけないのでしょうか?
ご存知でしたら教えて頂けますと助かります。

お礼日時:2012/11/04 19:52

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