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体長が数十メートの大型の恐竜がいました。彼らは、大きい身体の割に口が小さく、かつ長い首の先についていました。
疑問点は以下のことです。教えて下さい。
1、あの大きい身体を維持する大量な食物を、小さな口で、どのようにしたらから、処理できたのですか?
2、口から胴体まで、距離が長いですが、食物を、どのように運んでいたのですか?何か工夫があるのですか?

A 回答 (3件)

1、


 あの巨体では、素早く動き回る事が出来ませんから、首を長くする事で、重い胴体をあまり移動させる事なく、首と頭を動かすだけで、広い範囲にある餌を食べる事が出来る様に進化したと言われています。
 もし、口が大きければ、当然顎も大きくなければなりませんが、顎が大きければ、顎の骨や顎を動かすための筋肉の量も多くなり、頭部が重くなります。
 あの様な長い首の先にある頭が重くては、地上にある草を食べたり、水を飲んだりするために、首を水平に伸ばした際に、首の筋肉や骨に加わる負荷が大きくなってしまい、若しかしますと支え切れないかも知れません。
 ですから、首の長い大型恐竜の口はあまり大きくない方が合理的だと思います。
 尚、現代の鳥類が、砂や小石を飲み込んで、砂嚢という袋で食物を磨り潰すのに使っているのと同様に、一部の恐竜もまた、石を飲み込んで砂嚢の様な所で食物と石を擦り合わせる事で、食べたものを石を使って磨り潰していた場合があると考えられていますから、その様な性質を持つ恐竜の場合には、口では餌を食い千切る端から飲み込んで行くだけで良く、人間や牛の様に、口に入れたものを歯で磨り潰さなくとも良い訳ですから、ある程度口が小さくとも、食べるスピードは遅くは無かったのではないかと思います。
 それに、同じ様に巨体を持つ草食動物であるゾウも、身体の大きさの割に、口の大きさは小さめ(それでも側に寄って見ると意外と大きいですが)ですから、巨体だからと言って、必ずしも大きな口が必要であるとは限らない事が解ります。
 哺乳類であるゾウなどは恒温動物ですから、身体を動かすため以外にも、体温を保つためにエネルギーが余分に必要となります。
 大型恐竜が体温を維持するための熱を体内で態々作り出していたのか否かは、はっきりとは判っていませんが、巨体であれば、身体の体積に対する表面積(≒外気に触れている面積)の割合が小さくなり、身体は冷め難くなりますから、仮に、体温の維持のための熱を体内で作り出している場合であっても、エネルギーをあまり消費しなくとも、体温の維持が可能となります。
 そのため、恒温動物で、身体の小さいものと比べますと、体重の割には少ない餌の量でも足りる事になります。
 つまり、あの巨体にしては、思ったほど多くは食べない事と、食べたものを磨り潰すのは胴体内で行う事で、小さい口を可能とし、口を小さくする事で、長い首を持つ事を可能として、長い首だけを動かすだけで広い範囲の餌を食べる事が出来る様にし、その事によって、胴体という重量物を移動させるためのエネルギーも節約して、必要となる餌の量を更に少なくとも済む様にしている訳です。

【参考URL】
 恐竜の謎
  http://movie.geocities.jp/tom_kasa55/column141.h …

 恐竜のしっぽ -恐竜のお勉強- (恐竜は何を食べた? )
  http://www.dino-tail.com/study/sho03/sho0301.html


2、
 現代の動物の多くは、飲み込んだ食べ物を食道の蠕動運動によって、胃へ送り込んでいます。
 食道は筋肉でできた管の様なもので、食道に食べ物が入りますと、食道の壁を構成している筋肉の内、食べ物よりも胃に近い部分の筋肉が弛緩する一方で、食べ物よりも口に近い部分の筋肉が収縮する事で、食べ物を胃に送り込んでいます。
 首の長い恐竜の様に、食道の長さが長いからといって、胃に食べ物を送る事が困難になる理由は特にありませんから、おそらくは首の長い恐竜もまた、同じ仕組みで食物を胃に送り込んでいたのではないかと思います。
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この回答へのお礼

早急な回答ありがとうございました。
筋道の立った理解しやすい説明でした。

1、もし、大型恐竜が、単純にその口も大きくすると、頭部が大きく重くなり、それを支える首は短くせざるをえなくなります。そうすると、大型恐竜は、食物を得るため、短い首の届かぬところは、その巨体を動かさなければならなくなり、その活動のエネルギーを得るため、多くの食料が必要になる、とういうことですね。
 また、砂嚢のようなもので消化を簡単にする、巨体は消費エネルギーが少なくなる、などもあるのですね。

2、単線複式の食道でなく、一方通行の食道だから、首が長くなって、食物を運ぶ効率は変わらぬ、ということですね。

お礼日時:2013/01/22 19:08

頭と口はかなり小さいみたいなネットの書き込みもありますね。



高枝切りバサミより、髪をすくクシや熊手がいいかも。広いほど負荷になります。
蠕動は現在の鳥を基準にはできないので否定できません。

被子植物が白亜紀から見られるようになるみたいですがそれが食えずに移動して北米に行き着いたという説があるようです。

植物を食うための口ですから植物進化との兼ね合いは面白いだけでなく妥当性判断の必須要件ですよね。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございました。
<植物進化との兼ね合い>
についても考えて行きたいと思います。

お礼日時:2013/01/29 19:18

(1)塵も積もればです。

食べる時間に余裕はあります。人間の食事時間が短時間すぎるのです。ゴリラやパンダがだらだら食っているけど塵も積もればでしょ。
もしいつも何か食ってるデブが恐竜や爬虫類ならずっと成長するから巨大化するでしょう。
まず恐竜の頭部は巨体に比べれば小さいだけで植物からしたらデカイですよ。恐竜の体がデカイのです。
捕食者は投網のように口を開ける必要がありますが植物は逃げません。
大きな口で大量につかんだら首が痛むだけです。首長は絶対に危険な形態ですから食いつく顎を大きくできません。
大きくしたら何倍早くなってどんな得がありますか。
しかも咀嚼機能は発達してないから小さく食いちぎるのが咀嚼みたいなもんじゃないの。
ガバッと伐採したらもう処理できません。
というかやはり植物に対して恐竜の頭は充分大きくてそれ以上デカイと逆に不便でしょ。実際、高枝切りばさみでも大きすぎるくらいかもよ。どうしても先端には負荷がかかるからね。
仮に首が短いとしてもアリクイとかダーウィンのくちばしの話とか適応ですよね。
そもそも口の歯例の大きさだけを比較したら草食恐竜間に大差があるのでしょうか。

(2)鳥類の多くは、食道が蠕動しないそうです。恐竜も重力まかせだったと思いますが。
長い首の途中で詰まったら大変ですよね。脱出する技があったのではありませんかね。
水草みたいな飲み込みやすそうな植物を選んだのでしょうか。
進化よりも食事の選ぶ工夫。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

1、高枝切りばさみの実例は、納得しました。小さな刃しか備わっていないのに、持っている私は踏ん張ったり、ふらついたことがよくあります。

<塵も積もればでしょ>
<植物は逃げません>
<ガバッと伐採したらもう処理できません>
など、示唆に富んだ説明もよくわかりました。

2、蠕動のない恐竜は
<飲み込みやすそうな植物>
を選んだ、かもですね。

お礼日時:2013/01/23 10:06

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