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参考書にウルグアイ=ラウンドで1991年には牛肉やオレンジなどの輸入自由化が実施されたと書かれています。

しかし、ネットで調べると、1991年に牛肉・オレンジの輸入自由化となり、1993年にウルグアイラウンドによってコメの輸入量増加が決定したとなっています。

質問内容
(1) 牛肉・オレンジの輸入自由化はウルグアイラウンドで決定されたことなのでしょうか?
(2) 牛肉・オレンジの輸入自由化は対世界各国のものなのでしょうか?

ご回答宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

「ウルグアイ=ラウンド」って、1993年だけ開催されたわけではなく


1986年~1994年の長期に渡って、様々な分野での交渉が行われたモノの総称です

交渉事って何でもそうだけど、最初から一番難しいテーマから始めると合意なんてとても無理なので
比較的に交渉しやすいテーマから着手します

一つ一つのテーマで交渉を行い、対立点を譲ったり譲られたりして互いに受け入れられる合意点を探ります


そうやって、互いの信頼関係を構築してから最大のテーマに取り組む
そうすれば、今まで互いに努力して積み上げた合意を全て破棄する選択をするよりも、互いの譲歩を引き出す余地が増える

(特に外交の)交渉事とはそう言うモノ

で、牛肉オレンジに関しても、ウルグアイラウンドの大きな分野である農産物の自由化交渉の一つのテーマとして交渉された

それ以前より農産物の自由化要求は(特に米国から)あり、91年には輸入割当制度の撤廃が行われました
しかしその時点で完全自由化したとは言えない、なぜなら割当制度から関税制度に切替えて70%(牛肉の場合)という高い関税を適用することで、誰でも輸入できるが関税で輸入した牛肉を安く取引することが出来ないから結果として輸入量は極端に増えないという状況だった

ウルグアイラウンドの結果、輸入障壁としての高率関税を引き下げようという事が決定したので徐々に税率が引き下げられて、本当の意味での輸入自由化が進んだと解釈すべき

ということで
(1)ウルグアイラウンドだけで決定した訳ではないけど、ウルグアイラウンドで交渉しなければ今の様にはならなかった

(2)どういう意味なのかよく伝わらん
   自由化した相手国は米国とか特定の国相手なのか?世界のどの国にも自由化したのか?って意味かな?
   基本的に特定の国だけが対象ではない

ウルグアイラウンド最大のテーマだった、日本の米輸入自由化も食糧管理制度が撤廃されて、ミニマムアクセスとか、輸入関税化とか制度改変が行われたが・・・・・
貿易赤字の問題が沈静化した結果、自由化を強く要求していた米国の要求がトーンダウンして
最近は報道されることもなくなった。
そう言えば現状どうなっているのかなぁ・・・・
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