プロが教えるわが家の防犯対策術!

慶応大学経済学部志望の24歳です。
某私立大学を2年前に既に卒業しております。

訳あって今年度慶応大学経済学部をA方式で受験しようと思っています。
ただ小論文を今まで書いたことがないので、何から始めたらいいのか全く分かりません。


そこで、慶応大学に現在通われている方又は卒業生の方に質問です。
皆さんが行った小論文対策について具体的に教えて頂け無いでしょうか?


回答の際、現在在学中か卒業生かを明示して頂けると参考になるので助かります。


回答して頂くに当たって条件を付けるなど厚かましいですが、


【1】なぜ今更慶応を受けたいのか
【2】就職はどうするのか


この2点についてのコメントはお控え下さい。

質問についてのみ回答して頂けたらと思います。


では沢山の回答をお待ちしております。

A 回答 (1件)

 前回も回答した元塾講師です。

私自身は慶應の他の学部出身(卒業)で教え子の中に(小論文指導の)慶應経済学部合格者がいます。その経験を踏まえて書きます。

 小論文対策として、まず、大学がどんな人材を求め、試験内容になっているかを書き、その上で対策を書きます。
 近年の出題内容をみるとほとんどが、社会全般に関することで多くが新聞を読んでいれば触れている内容です。経済学部という理由から経済に偏った内容でもありません。そうした理由から大学は「教養ある人間、世間・社会に関心のある人間」を欲していることがうかがえます。特に慶應は企業への就職ランキングでも上位にきますが、こうした「ものを大きく見れる・人の上に立てる」幹部候補に適した人材を入試の時点で選抜している部分があります。
 
 次に対策ですが、対策も今回は大きく分けて2つに分けられます。一つは「課題の内容をいかに把握しておくか」と「文章そのものを書くにあたっての具体的な対策(書き方)」になります。ほとんどの方は小論文対策というと後者だけを考えがちですが、前者が小論文の出来、つまり合否を左右します。内容の把握をしっかりしないと合格答案を書くことは不可能です。対策としてはやはり新聞をはじめ、多くの書物に触れることしかありません。テレビ等でもいいですが、バライティーは時間の無駄になります、内容は吟味しましょう。また一番お勧めなのが他の大学の現代文の試験問題です。優秀な受験生に真剣に読んでもらいたい文章が出題されているわけですから、他の大学入試問題でも十分有意義です。ただ、国立に関しては少し概念的な文章が多いので私立の方がお勧めです。現代文の問題を解くなどの試験対策も実は小論文の対策にもなります。
 書き方に関しては、正直慶應の経済に対応する参考書はありません。「小論文はこう書け」などという安易な書き方を推奨する参考書で通用するほど慶應の試験は甘くはありません。そうした方法をマスターしたうえで、その上の指導を受けることは意味がありますが、参考書だけの対策では足りません。予備校や通信添削を使い、しっかりと自分で書いたものの添削を受ける必要があります。


 ただ、長々と書いておいて書くのもなんですが、(前回も書いたかもしれませんが)小論文の配点がそれほど高くないために、多くの合格者は「英数でガッツリ点数取って小論文で足りない部分を補う」というパターンです。やはり配点が低い小論文にそれほど時間を書けないのがスマートといえます。また、裏を返せば「小論文を一生懸命頑張って、他の科目をカバーして合格した」ということはほとんどありません。大学も他の大学でも通用する人材(英数が得意)な人間がほしいのか、小論文に特化した入試もしていません。独自色を出しつつ、他の大学入試ともある程度近い存在でいようとしていると思います。小論文の配点を高くすると他では通用しない人材に合格を出すことになり、小論文の配点を下げると独自色がなくなります。
 そこそこの対策でいいです。まずは、新聞をしっかり読む・入試の過去問の文章を読むなどして意識を変えた方がいいです。いきなり書いう方法をやっても慶應には合格できませんよ。
ご参考までに。
 
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。


>近年の出題内容をみるとほとんどが、社会全般に関することで多くが新聞を読んでいれば触れている内容です。経済学部という理由から経済に偏った内容でもありません。そうした理由から大学は「教養ある人間、世間・社会に関心のある人間」を欲していることがうかがえます。

なるほど、与えられるテーマは何か「これ!」と言えるものではなく、社会全体における事象について無作為に指定されるということですね。
 
>「課題の内容をいかに把握しておくか」と「文章そのものを書くにあたっての具体的な対策(書き方)」になります。

テーマに対する理解、そしてそれを適切に伝える為の型の知識の両方が必要ということですね。

>内容の把握をしっかりしないと合格答案を書くことは不可能です。

つまり情報を伝える「型」の理解は当たり前で、その先にある内容を魅力的なものにしないといけないということですね。


>対策としてはやはり新聞をはじめ、多くの書物。また一番お勧めなのが他の大学の現代文の試験問題です。

その内容を充実させるためには新聞や多岐にわたる書物を読み、そしてベストなのは他大学の現代文を解いてみることなんですね。

「他大学の現文を解く」は僕個人的にも良い方法だと思ってました。

まずは論理的に文章を読み解けないと絶対に筋の通った文章は書けないので、まずはその読み解く力を実際に問題を解く事で身につける。

そして様々な大学の現文の問題に触れることで多種多様な文章に出会い、多くの良質な意見・考えを知る事ができる。

このようなメリットがあるのでやはり問題は解くべきだと考えておりました。


>予備校や通信添削を使い、しっかりと自分で書いたものの添削を受ける必要があります。

正直独学でやり遂げようと思っていたのですが、仰る限りだと難しそうですね。

添削はしてもらおうと思います。


>「英数でガッツリ点数取って小論文で足りない部分を補う」というパターンです。
やはり配点が低い小論文にそれほど時間を書けないのがスマートといえます。
小論文はそこそこの対策でいいです。


この情報はかなり助かります。

なかなか掴み所が無い小論文よりも、目に見えてすべき対策が分かる英語や数学を頑張れば
合格する確率は高くなるということですね。

そう思うと俄然やる気が出て来ました。

もちろん小論文をなおざりにしてしまっては合格は勝ち取れないのは重々承知してますので、
英数小論文のそれぞれの勉強時間の比率を適切にして勉強していこうと思います。



わざわざ長文で詳しくアドバイスして頂きありがとうございました。

本当に助かりました。

また秋の模試を受けた辺りに再度質問をするかもしれませんが、その時もまたお暇があれば回答して頂けたら助かります。


回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/05 07:46

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