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先日、たまたま機会があり友人にトランペットの楽譜を見せてもらい、移調読みをしていると教えてもらいました。
移調読みに興味をもったので、自分なりに調べてみたのですがよくわかりません。C管トランペットで演奏する前提での移調です。

ウィキペディアより
「調」/実音は記音より/楽譜を移調するとき実音で書かれた楽譜から調号を次のように変える
A♭/短6度高い/4♯
G/完全5度高い/1♭
G♭/減5度高い/6♯
F/完全4度高い/1♯
E/長3度高い/4♭
E♭/短3度高い/3♯
D/長2度高い/2♭
D♭/短2度高い/5♯
C/-/-
B/短2度低い/5♭
B♭/長2度低い/2♯
この表の「楽譜を移調するとき調号を」の欄で「2♯」とは「♯を2つ増やすか、♭を2つ減らすか、♯を1つ増やして♭を1つ減らす」の意味である。

考え方ですが、
in Cはそのまま楽譜通り演奏ですよね?
inA♭の時は6度下げて4つ♯を付けた音を出すということですか?
楽譜が「ド」だとしたら6こ下の「ミ」に♯を4つ付けて「ソ」の音になるという事ですか?
オーケストラの人はどのようにして移調読みしているのです?(パッと見て読めるのは慣れなんでしょうけど、理論的にはどう読むのでしょうか?)
「実音は記音より」の欄に完全や短、長、減とついているのですが、どのような意味があるのでしょうか?


また、「スコアリーディング (スコアを読む手引)諸井 三郎 (著) 」を購入して、勉強しようと思っているのですが、トランペットの移調に関してもっと良い書籍があれば教えていただけますか?
音楽の授業は小、中学校のみで高校では勉強していませんが、移調するにあたりもっと高度な音楽の知識が必要になってきますか?

クラシック音楽が好きでよくオーケストラの演奏をよく聞きに行くのですが、恥ずかしながらクラシックの知識はほとんどありませんし、演奏経験もありません。楽しいから聞いているだけなのです。
今後も演奏する予定はないのですが、なぜか移調読みに惹かれてしまいました。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 No.1 & No.3 です。

No.3の追加質問について。

>実音というのは、ピアノで鳴らす時の音で良いのですか?
>ピアノとC管トランペットは同じ音が出るようなので、実音=C管トランペットが基準ということですか?

→そうです。ピアノで鳴らす時の音を全ての基準にします。

>NO1回答より
>(A)楽譜が「inA♭」で書かれているなら、「A♭」管でそのまま演奏するのが基本です。これを「C管」の楽器で演奏するなら、楽譜の「ド」の音は、楽器では「A♭」(ラ♭)で演奏します。もし楽譜そのものを書きかえるなら、「A♭」調(変イ長調、フラット4個)の楽譜になります。

>これは、ドイツ音名の表に当てはめて「A♭」はC管トランペットの「ラ♭」にあたる音だから「ラ♭」で演奏するということですか?

→そういうことです。C管トランペットの「ラ♭」、ピアノの鍵盤の「ラ♭」です。

>ドイツ音名は調べました。
>ドレミファソラシ
>CDE F GAH

>楽譜が「inF」で書かれているなら、「F」は「ファ」の音だから楽譜上の「ド」は「ファ」の音を出すということですか?
>「inF」は、「ド=F」として考えなさい。という意味であっていますか?

→そのとおりです。合っています。
 そのような楽譜の読み方を「移動ド」と呼びます。これに対し、ピアノの鍵盤通りに読む読み方を「固定ド」と呼びます。これを混在させると混乱するので、ピアノの鍵盤に対する音は「ドレミファ」ではなく「CDEF」で、「ドレミファ」は「inF」の楽器の「ド=F」のような「移動ド」で使う、といった「約束事」が必要です。(これは、演奏者や演奏団体などで結構バラバラです)

>inFの場合は、
>ドレミファソラシ
>FGA H CDE
>に直して音を出すと、楽譜通りの音が出るということですか?

→ちょっと惜しい。「ヘ長調」ですので、フラットが1個付いて「H→B(=B♭)」になり、

ドレミファソラシ
FGA B CDE

になります。(ドイツ語のB(ベー)は、英語のB♭(ビーフラット)です。ドイツ語のH(ハー)は英語のB(ビー)。発音すれば違いが分かるのですが、文字で書くときには「ドイツ語」か「英語」かを明示しないと混乱します)

 そんな調子で、少しずつ慣れて行けば大丈夫です。
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この回答へのお礼

ありがとうござました。
とてもわかりやすく説明していただいたおかげで、理解することができました。
理解したことで、前よりオーケストラが好きになりました。
今は楽譜を読むことがとても楽しいです。ありがとうございました!

お礼日時:2013/06/06 21:07

 No.1です。

ご質問をよく読むと、

>また、「スコアリーディング (スコアを読む手引)諸井 三郎 (著) 」を購入して、勉強しようと思っているのですが、

ということで、「特殊な調の楽器で、楽譜を読み替えながら演奏する」という演奏家の立場ではなく、「in C以外で書かれた楽器を含むオーケストラのスコアをどう実音で読むか」という「指揮者の立場」に興味がある、ということですね。

 だとすれば、No.1の(A)に書いたような「読み替え」をするということです。
 これは、No.2さんのような「自分の楽器用の読み替え」に慣れた演奏者とは違い、優れた指揮者でも「簡単に読み替えられる」という人は少ないと思います。クラリネットの「in B♭」「in A」とか、ホルンの「in F」、トランペットの「in B♭」のような、良くあるパターンには「慣れ」があると思いますが、特殊な調の楽器は、やはり頭で考えないと簡単には読み替えできないでしょう。

 それに、単なる「調」の問題だけではなく、ヴィオラの「ハ音記号」とか、ファゴットやトロンボーンの「テナー記号」「アルト記号」など、in Cの記譜法にもいろいろありますから。

 楽譜とは、しょせん、音を記録する手段にすぎませんので、「高度な音楽の知識」などは存在せず、「慣れ」とか「要領よく読む」テクニックが存在するだけかと思います。優れた指揮者や演奏家は、そういう「テクニック」を持っている、ということなのでしょう。天賦の才能か、必死のトレーニングかによって。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。知らないことばかりで本当にためになりました。特に楽器の歴史については興味深く、楽しく読ませていただきました。

最初のご回答をもとに自分なりに調べてみましたので、補足します。
まだわからないことがあるので教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

質問の趣旨ですが、No.1の(A)のように読み替えの方法が知りたいということです。特に興味を持ったのは「楽譜を読み替えながら演奏する」という演奏家(トランペット奏者)の立場です。
書籍については、トランペットの移調について勉強したかったのですが、楽器を限定してしまうと書籍が見つからなかったので、最も近い内容だと思う「スコアリーディング (スコアを読む手引)諸井 三郎 (著) 」を購入しようと考えました。

実音というのは、ピアノで鳴らす時の音で良いのですか?
ピアノとC管トランペットは同じ音が出るようなので、実音=C管トランペットが基準ということですか?

NO1回答より
(A)楽譜が「inA♭」で書かれているなら、「A♭」管でそのまま演奏するのが基本です。これを「C管」の楽器で演奏するなら、楽譜の「ド」の音は、楽器では「A♭」(ラ♭)で演奏します。もし楽譜そのものを書きかえるなら、「A♭」調(変イ長調、フラット4個)の楽譜になります。

これは、ドイツ音名の表に当てはめて「A♭」はC管トランペットの「ラ♭」にあたる音だから「ラ♭」で演奏するということですか?

ドイツ音名は調べました。
ドレミファソラシ
CDE F GAH

楽譜が「inF」で書かれているなら、「F」は「ファ」の音だから楽譜上の「ド」は「ファ」の音を出すということですか?
「inF」は、「ド=F」として考えなさい。という意味であっていますか?
inFの場合は、
ドレミファソラシ
FGA H CDE
に直して音を出すと、楽譜通りの音が出るということですか?

お礼日時:2013/06/05 22:11

どうやったら移調できるか(臨時記号なんかがどう変化するのか)、という話は、たぶん他のどなたかが答えていただけるでしょうから、


実際のところ移調読みってどうやっているのか、について私個人の話を。(ただし、特殊例だとは思いません。)

私は普通(B♭)のトランペット吹きですが、運指自体をB♭ではなく実音で覚えているので、in B♭の譜面は常に「移調読み」しています。
(トランペットのような移調楽器で、私のように、運指自体をinCで覚えている人というのは少数派ではありますが、間違いなく一定の割合ではいます。左利きの割合くらい?)

で、実際のところは、譜面を読んでそれを頭の中で移調して、というステップを踏んでいるわけではありません。
そうではなくて、in B♭の譜面は、譜面の読み方自体を新たに覚えなおしています(ト音記号ではない別の記号で書かれていると思う)
譜面を読んだ時点で、実音が直接思い浮かびます。調号や臨時記号なんか増減も、譜面を読んだ時点ですでに処理済みです。
実際のところ、普通のト音記号と、移調譜面とも、読みやすさ(初見のしやすさなど)は変わりません。

この回答への補足

申し訳ございません。ご回答者様のNoを間違えて入力してしまいました。

ありがとうございました。そのような考えは思いつかなかったので驚いています。移調読みにもいろいろな方法があるのですね。
ド素人ではありますが、オーケストラの中でもひときわ目を引くトランペットに憧れをもっているので、いつか楽譜を見ながらトランペットの音を聞けたら楽しいだろうなと思っていました。なので、憧れのトランペット奏者の方にお答えいただき嬉しかったです!

補足日時:2013/06/05 22:38
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。知らないことばかりで本当にためになりました。特に楽器の歴史については興味深く、楽しく読ませていただきました。

最初のご回答をもとに自分なりに調べてみましたので、補足します。
まだわからないことがあるので教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

質問の趣旨ですが、No.1の(A)のように読み替えの方法が知りたいということです。特に興味を持ったのは「楽譜を読み替えながら演奏する」という演奏家(トランペット奏者)の立場です。
書籍については、トランペットの移調について勉強したかったのですが、楽器を限定してしまうと書籍が見つからなかったので、最も近い内容だと思う「スコアリーディング (スコアを読む手引)諸井 三郎 (著) 」を購入しようと考えました。

実音というのは、ピアノで鳴らす時の音で良いのですか?
ピアノとC管トランペットは同じ音が出るようなので、実音=C管トランペットが基準ということですか?

NO1回答より
(A)楽譜が「inA♭」で書かれているなら、「A♭」管でそのまま演奏するのが基本です。これを「C管」の楽器で演奏するなら、楽譜の「ド」の音は、楽器では「A♭」(ラ♭)で演奏します。もし楽譜そのものを書きかえるなら、「A♭」調(変イ長調、フラット4個)の楽譜になります。

これは、ドイツ音名の表に当てはめて「A♭」はC管トランペットの「ラ♭」にあたる音だから「ラ♭」で演奏するということですか?

ドイツ音名は調べました。
ドレミファソラシ
CDE F GAH

楽譜が「inF」で書かれているなら、「F」は「ファ」の音だから楽譜上の「ド」は「ファ」の音を出すということですか?
「inF」は、「ド=F」として考えなさい。という意味であっていますか?
inFの場合は、
ドレミファソラシ
FGA H CDE
に直して音を出すと、楽譜通りの音が出るということですか?

お礼日時:2013/06/05 22:10

 あまり複雑に考えずに、「実音」を演奏する、と考えればよいのです。



 ご質問では「C管トランペットで演奏する前提での移調です」とありますが、「C管で」演奏するということは、実音そのものに変換して演奏するということです。
 では、「B♭管トランペットで演奏する」場合は? 結局同じことです。「B♭管」で演奏するための「実音」に変換して演奏するということです。

 ホルンでも、同じように楽譜の読み替えをしますが、例えば「in D」(ニ長調)で書かれた楽譜を、F管/B♭管を切り替えられる「ダブルホルン」で吹くわけです。

 いずれの場合も、楽譜を移調して、その移行した楽譜を、その楽器の「ドレミファ」で演奏する、というようなことはしません。その楽譜から読み取る「実音」を、自分の楽器の実音で演奏している、ということです。それも、頭の中で変換して演奏する、というわけでもなく、もっと直感的、あるいは「そう覚えこんでいる」という形で演奏しているのだと思います。

 そもそも、何故その楽器の楽譜が、「in C」(ハ長調)ではない調(たとえば「in E♭」(in Es:変ホ長調)で書かれているかと言えば、そもそもその楽器自体が「E♭管」(エス管:変ホ長調)だからです。従って、普通に「in E♭」の楽譜を移調せずに演奏すればよいのです。(「in E♭」で書かれている、というのは、楽譜上は「ハ長調」で書かれていて、その「ド」の音が「E♭」で演奏される、ということです。その楽譜がフラット3個の「変ホ長調」で書かれているということではありません)

 19世紀半ば(ロマン派の中期)まで、金管楽器といえば「バルブ」無しの「ナチュラル管」で、自然倍音しか出せませんでした。その曲(たとえば「in E♭」(in Es:変ホ長調)の調に合わせて、その調の長さの「ナチュラル管」(E♭管)で演奏したわけです。だから、楽譜は「in E♭」で書かれているわけです。(だから、ベートーヴェンやモーツァルトのトランペットの楽譜は、シャープやフラットの付かない楽譜で、下の「ド」「ミ」「ソ」上の「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」程度しか出てこないはずです。
 従って、曲によって、あるいは楽章によって調が変わると、楽器そのものを持ち替えていたわけです。

 それが、19世紀半ばに「バルブ」付きに改良され、1つの楽器で全半音が演奏できるようになりました。どの程度の長さの楽器にバルブを付けるかで、「C管」「B♭管」「F管」などになりますが、どの楽器でも全ての調の曲が演奏できるようになったわけです。何調の楽器を使うかは、「音色」や「演奏のしやすさ」などの音楽的な観点から選ばれるようになりました。
 従って、何調の楽器を演奏するかは演奏者の選択ですから、その楽器で楽譜に書かれた音を出す、というのは、その楽器の調を選んだ演奏者の演奏行為の一部に過ぎません。楽譜の調と違った調の楽器で演奏するい場合には、楽譜の読み替えはその演奏者の責任であり、その楽器で演奏できるように「さらう」のも演奏者の責任です。もし楽譜の読み替えが苦手だったら、楽譜の調に合わせた楽器を選択すればよいだけの話です。

 ということで、ご質問の中で、たとえば

>inA♭の時は6度下げて4つ♯を付けた音を出すということですか?

と書かれている「inA♭の時」とは、「楽譜」のことですか、「楽器」のことですか?

(A)楽譜が「inA♭」で書かれているなら、「A♭」管でそのまま演奏するのが基本です。これを「C管」の楽器で演奏するなら、楽譜の「ド」の音は、楽器では「A♭」(ラ♭)で演奏します。もし楽譜そのものを書きかえるなら、「A♭」調(変イ長調、フラット4個)の楽譜になります。

(B)楽器が「A♭管」で、この楽器で「ハ長調」の曲を演奏するときには、「A♭管」用の楽譜に書き換えるには、楽譜を「ホ長調」(シャープ4個)に書き換える必要があります。
 上の表は、こちらのことを言っていますか? だとすれば、ご興味を持たれているのは(B)ではなく、上の(A)の方ですので、ご質問の「ウィキペディアより」は逆のことを言っています。

 本来の「移調」とは、音の高さを変えるということですが、楽器の調によって楽譜の音を読みかえるというのは、音の高さは変わりません。その音を出すのは、その調の楽器で何の音を出せばよいか、という「翻訳」だけの話です。
 まず、そこをしっかりと理解することがポイントです。

(長文、乱文失礼)
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